スズキ ジムニー/ジムニーシエラ新車情報・購入ガイド ちょっと豪華なクロカン4駆となった特別仕様車ランドベンチャー登場 [CORISM]

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【スズキ】2014/09/02

 

スズキ ジムニー ランドベンチャー

今もなお販売され続けられていることに意味があるが、さすがに随分古くなってきた印象が強い

スズキ は、本格4輪駆動機構を搭載した軽自動車「ジムニー」 と1.3Lエンジンを搭載した小型車「ジムニーシエラ」 に、特別仕様車「ランドベンチャー」を設定し発売を開始した。

スズキ ジムニーは、スズキの中でも歴史あるモデルだ。軽自動車 でありながら、本格派クロスカントリー4WD として、長い間多くのファンに支えられてきた貴重なモデルでもある。軽自動車マーケットは、1車種で月販販売台数1万台前後を売ることが目標とされている。ところが、ジムニーの月販販売台数は1千台程度。つまり、軽自動車としては売れていないモデルともいえる。

こうした軽自動車のクロスカントリー4WD車は、三菱パジェロミニ が存在したが、三菱 は販売台数の激減などから、このカテゴリーから撤退。スズキは、ひたすら耐え続け、少数のファンのためにジムニーを存続させている。

ただ、売れないからと言って存在意義がなくなる訳でもない。ジムニーのように、長年生産され続けたモデルだけに、多くの保有がある。ジムニー顧客は、またジムニーを選ぶというように、ジムニーの保有から新たな需要が確実に発生している。これは、ジムニー=スズキファンという顧客の流出を防ぐ意味もある。

また、軽自動車というクルマの性格上、どうしても生活感がある。そのため、クルマを楽しむという車種が少ないという現状がある。自動車メーカーとして、それだけではブランドイメージが弱体化するので、あまり良いことは無い。そういう意味で、個性の強い本格派クロスカントリー4WDであるジムニーは、スズキのブランドリーダーとしての役割をも担っている。ダイハツが、販売台数的には期待できない軽自動車のオープンカーコペン をフルモデルチェンジさせたのもそんな理由もある。

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古さが目立ってきたスズキ ジムニー

 ただ、今では販売し続けることが主眼となりつつあり、スズキ ジムニーも改良が重ねられてきたとはいえ、今となっては随分古いハードが目立ってきた。ボディはラダーフレーム構造。確かにオフローダーとしては良いかもしれないが、衝突安全性能としては厳しいものがある。また、横滑り防止装置の装備も無い。

ジムニーのエンジンは、K6A型直3ターボで64ps&103Nmを発揮する。対して最新のワゴンR に搭載されているR06A型直3ターボは64ps&95Nm。トルクはK6A型が上回るが、燃費はワゴンRの4WDが25.2㎞/Lに対して、ジムニーは約半分に近い13.6㎞/Lとなっている。

さすがに、これだけ古さが目立ってくると、かなりジムニーが好きという人でないと買えないクルマになってきているのが現状だ。まぁ、それでもこうした面白いクルマが買えるだけまだ良しとするべきなのか考え方は色々だろう。

スズキもワゴンRにハイブリッド システムを搭載するなど、会社の利益の多くを低燃費化技術に投資していることもあり、ジムニーのような趣味のクルマにまで投資ができないという実情があるのだろう。ただ、ダイハツがコペンをフルモデルチェンジし、ホンダ が同じ軽のオープンスポーツモデルであるS660(仮称)を今年度に発売するという状況だ。こうしたクルマそのものを楽しむモデルが続々と投入されることもあり、スズキとしても個性派ジムニーを何とかフルモデルチェンジしてほしいものだ。

お買い得な特別仕様「ジムニー ランドベンチャー」

今回発売された特別仕様車 「ランドベンチャー」は、存在感あふれる外観と機能的で上質な内装を採用した特別仕様車。エクステリアは、ブラック塗装を施した専用メッキフロントグリルや専用フェンダーガーニッシュを採用。

さらに、ジムニー ランドベンチャーには、専用ブラックメッキフロントバンパーアンダーガーニッシュを採用した。

インテリアは、ブラックをベースとしてシャンパンゴールドの加飾を施し上質なイメージにまとめている。フロントシートの背もたれと座面には、撥水機能に加え夏は熱くなりにくく、冬は冷たく感じにくい素材である「クオーレモジュレ」を採用。快適性と機能性を両立。

さらに、シルバーステッチを施した本革巻ステアリングホイールと本革巻シフトノブ、色調を合わせた専用フロアマットなど、質感を高める特別装備を採用している。

また、この特別仕様車の発売と同時に、ジムニー/ジムニーシエラのメーターやシート表皮などを新デザインに変更している。小型車のジムニーシエラは、横滑り防止装置の法的義務化に伴い横滑り防止装置&トラクションコントロールを標準装備した。

全体的に、機能面というよりは見た目の豪華装備を充実させた特別仕様車といえる。ジムニー ランドベンチャー4ATの価格は1,691,280円。ジムニーXC 4ATの価格が1,625,400円なので、約7万円のアップとなっている。これだけの装備が付いて約7万円アップというのは、かなりお買い得と言える。とにかくジムニーが欲しいというのであれば、特別仕様車ランドベンチャーがお勧めとなる。

スズキ ジムニー ランドベンチャー画像集

スズキ ジムニー ランドベンチャー
スズキ ジムニー ランドベンチャー
スズキ ジムニー ランドベンチャー

 

スズキ ジムニー ランドベンチャー
スズキ ジムニー ランドベンチャー
スズキ ジムニー ランドベンチャー

スズキ ジムニー/ジムニーシエラ価格、燃費、スペックなど

■スズキ ジムニー ランドベンチャー価格
・5MT 1,580,040円
・4AT 1,691,280円
■ジムニーシエラ ランドアドベンチャー価格
・5MT 1,758,240円
・4AT 1,869,480円

■特別仕様車「ジムニー ランドベンチャー」・「ジムニーシエラ ランドベンチャー」共通の主な仕様・装備
<エクステリア>
専用メッキフロントグリル[ブラック塗装]
専用フェンダーガーニッシュ[LAND VENTUREロゴ入り]
専用アルミ製スペアタイヤハウジング[LAND VENTUREエンブレム]
LEDリングイルミネーション付マルチリフレクターハロゲンフォグランプ
LEDサイドターンランプ付ドアミラー
メッキドアハンドル
<インテリア>
専用シート表皮[クオーレモジュレ](フロントシート)
専用ドアトリムクロス
メッキインサイドドアハンドル
メッキドアロックノブ
専用インパネセンターガーニッシュ[ピアノブラック]
専用インパネオーナメント[シャンパンゴールド]
本革巻ステアリングホイール[シルバーステッチ]
専用ステアリングホイールガーニッシュ[シャンパンゴールド]
ステアリングオーディオスイッチ
本革巻シフトノブ[シルバーステッチ]
専用シフトノブガーニッシュ[シャンパンゴールド](4AT車)
メッキメーターリング
専用フロアマット[LAND VENTUREロゴ入り]

■特別仕様車「ジムニー ランドベンチャー」の主な仕様・装備
専用ブラックメッキフロントバンパーアンダーガーニッシュ
専用16インチアルミホイール[高輝度ダークシルバー塗装]
運転席・助手席シートヒーター
電動格納式ヒーテッドドアミラー
特別設定色「クールカーキパールメタリック」「スチールシルバーメタリック」を含む、全5色の車体色

■特別仕様車「ジムニーシエラ ランドベンチャー」の主な仕様・装備
専用15インチアルミホイール[ガンメタリック塗装]
特別設定色「スチールシルバーメタリック」を含む、全4色の車体色

スズキ ジムニー シエラ ランドベンチャー 画像集

スズキ ジムニー シエラ ランドベンチャー
スズキ ジムニー シエラ ランドベンチャー
スズキ ジムニー シエラ ランドベンチャー

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(レポート:CORISM編集部

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