国策に貢献! 7人乗り3列シートSUV「ハイランダー」をアメリカから輸入!
トヨタは、トランプ関税対策のひとつとして、アメリカで生産された3列シートSUVのハイランダーを輸入し販売を開始する。まず、トヨタモビリティ東京を通じて2026年4月2日から発売。その後、全国での販売は、今夏以降を予定している。
新型ハイランダーは、巨大化した50系RAV4?
新型トヨタ ハイランダーを端的に表現すると「巨大になった50系RAV4の3列シート車」だ。同じGA-Kプラットフォームを採用しているが、ボディサイズはひと回り以上大きい。50系RAV4の全長は4,610mmなのに対して、新型ハイランダーは、なんと4,950mmもある。340mmも大きくなっている。
ハイランダーと50系RAV4のボディサイズを比較した。()内は、50系RAV4との差だ。
ハイランダーのボディサイズ
全長4,950×(+340)全幅1.930(+65)×全高1.730(+45~−5)mm ホイールベース:2,850mm(+160)
FFベースのプラットフォームを採用したSUVで、ハイランダーと同等な全長を国産SUVは存在しない。後輪駆動ベースのSUVでは、マツダCX-80が同等の全長で4,990mmとなっている。そのため、3列目シートの居住性もミニバン並みとは言えないが、国内3列シートSUVよりは余裕がある空間に仕上がっていると思われる。
アメリカンサイズなSUVである新型ハイランダーに搭載されたパワートレインは、2.5Lハイブリッド。RAV4より、ややパワーアップされており、システム最高出力は250㎰となっている。ハイランダーの燃費に関しては、今のところ非公表だ。
個性派に売れそうだが、万人受けしない懸念点とは?
新型ハイランダーは、国内SUVマーケットにおいて、なかなかユニークな存在となる。トヨタの営業力をもってすれば、かなり売れそうなモデルだ。ただし、いくつか懸念材料がある。
まず、ひとつ目が新車価格。新型ハイランダーの新車価格は、なんと860万円だ。最新の60系RAV4 Zグレードが490万円なので、370万円も高価。同等ボディサイズのマツダCX-80の新車価格帯は400万円台後半から700万円台前半。円安の影響も大きいと思われるが、なかなか高価。高級ミニバンのアルファード&ヴェルファイア ハイブリッドの最上級グレードエグゼクティブラウンジと同等の価格だ。コストパフォーマンス面では、少々微妙な面がある。
懸念材料2つ目は、日本仕様ではないこと。新型ハイランダーは、ニュージーランド向け仕様を、日本の使用環境に合わせて一部改造した車両になる。そのため、下記の点で使えない機能もある。
その内容は、
①マルチインフォーメーションディスプレイヘッドアップディスプレイ(ナビ連携)
*ナビ連携機能が作動しない。
②TSS(トヨタセーフティセンス)の「ロードサインアシスト」
*正しく作動しない。
③マルチインフォメーションディスプレイマルチメディア関連
*表示される言語はすべて英語。日本語表示不可。Apple Car Play、Android Autoは利用可能。スマートフォンでナビを利用の場合は、日本語表記になる。
④部品納期
*納期に時間がかかる恐れがある。
⑤塗装品質
*塗装品質が日本仕様とは異なる。機能や性能に影響を与えるものではない。
新型ハイランダーは、こうしたデメリットもある。少々不便さを感じる部分があるため、万人にお勧めできるモデルではないだろう。希少車的な部分に価値を感じるマニア向けともいえる。そのため、トヨタも売れるとは思っていないようで、月販基準台数[全国展開時]は80台/月とかなり控えめな数字となっている。
トヨタ ハイランダー新車価格
・ハイランダー リミテッドZRハイブリッドE-Four 8,600,000円
トヨタ ハイランダー燃費、ボディサイズなどスペック
代表グレード ハイランダー リミテッドZRハイブリッドE-Four(4WD)
ボディサイズ:全長4950×全幅1930×全高1730mm
ホイールベース:2850mm
車両重量:2060㎏
駆動方式:E-Four(4WD)
乗車定員:7名
最小回転半径:-
エンジン型式:A25A型 直列4気筒
排気量:2487㏄
エンジン最高出力:193PS(142kW)/6000rpm
エンジン最大トルク:242N・m(24.7kgf・m)/4400rpm
フロントモーター型式:5NM型
リヤモーター型式:4NM型
システム最高出力:約250PS(184kW)
WLTCモード燃費:-
動力用主電池種類:-サスペンション前/後:ストラット/トレーリングウィッシュボーン
タイヤサイズ前後:235/55R20
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