超ロングセラーモデルで唯一無二オフローダーミニバン
三菱は、ミニバンのデリカD:5(CV系)を大幅改良し発売を開始した。デリカD:5(CV系)は、非常にユニークなミニバン。数多くあるミニバンの中で、オフロード走行ができる唯一無二なモデル。オフロードでの走破性に大きく影響を与える最低地上高は185mmも確保。SUV並みの悪路走破性をもつ。
そんなデリカD:5(CV系)の歴史は長く、三菱を代表するロングセラーモデルとなっている。デリカD:5(CV系)デビューは、2007年。なんと、約19年間も販売され続けているのだ。その間、幾度となくマイナーチェンジや改良が施された。とくに、2019年には、フルモデルチェンジに匹敵するほどの大幅改良が行われ、内外装デザインやエンジン、ミッションなども一新されている。
今回の大幅改良は、主に走りの深化と内外装デザインのリフレッシュが行われた。
よりワイルドで迫力が増したデザインを採用
フロントグリルとフロントバンパー、リヤバンパーをシンプルで立体感のある力強いデザインとし、リヤゲートでは、「DELICA」ロゴをガーニッシュ内へ取込んだ。リヤゲートパネルをよりシンプルでプレミアム感のあるデザインへと変更。
また、ボディサイドには、ワイドで安定感のある足回りと高い走破性を想起させる新採用のホイールアーチモールを採用。力強さを強調しギア感を高めた新デザインの18インチアルミホイールに変更した。
ボディカラーでは、人気のソリッド色調グレーに、光の当たり方によりブルーのハイライトが映る特別なカラーの「ムーンストーングレーメタリック」を設定。ブラックマイカ」との2トーンを新たに追加し、2トーン5色、モノトーン4色の全9色展開とした。
ようやく液晶メーター採用
インテリアでは、8インチカラー液晶のディスプレイメーターを採用。視認性の向上に加え、金属調アクセントを採用したインストルメントパネルにより、先進性に加え、ギア感とプレミアム感を高めた。液晶メーターは、軽自動車でも標準装備されている時代。従来のアナログメーターでは、古さを感じさせていた部分だ。
また、センターパネルでは、傷つきに配慮したダークグレーとしたほか、シートには「CHAMONIX」で好評だったスエード調素材(撥水機能付)と合成皮革のコンビネーション生地を採用。ステッチを内装各部同様のカーキ色とするなど、より機能的で統一感のあるインテリアとしている。
そして、センターコンソール、フロアコンソールの下部に充電用USBポートType-Cをそれぞれ2ポート追加し利便性も向上した。
「S-AWC」の搭載し、さらなる悪路走破性や操縦安定性を深化
今回の大幅改良の目玉ともいえるのが、三菱独自の車両運動統合制御システム「S-AWC(Super-All Wheel Control)」を搭載したこと。アウトランダーPHEVを始め、多くの三菱車に搭載されているシステムだ。
このS-AWCは、4輪の駆動力・制動力をバランスよく最大限に発揮させ、“意のままの操縦性”と“卓越した安定性”を実現する。このシステムは、電子制御4WD、アクティブヨーコントロール[AYC]、アクティブスタビリティコントロール[ASC]、ABS(EBD付)から構成。「走る・曲がる・止まる」といった車両運動を、ドライバーにとって違和感がないように、継ぎ目なく連続的に統合制御することで、優れた操縦性と高い走行安定性を実現している。
このS-AWCによりデリカD:5(CV系)は、よりライントレース性に優れ、曲がりやすく、安心感ある走りになっているという。
また、ドライブモードは、ECO/NORMAL/GRAVEL/SNOWの計4タイプが設定された。さらに、滑りやすい下り坂で滑り落ちないように、車速を一定に保つことができるヒルディセントコントロールを採用した。
CMなどでは「歴代最強」というキャッチフレーズが使われているデリカD:5。最新モデルなので、「歴代最強」は当然のことだが、S-AWCにより得て優れた走行性能の深化を指しているのだろう。
予防安全・運転支援機能を強化
衝突被害軽減ブレーキシステム(自動ブレーキ)の検知対象は、従来車両と歩行者ったのに対して、新たに自転車の検知が可能となった。「誤発進抑制機能」では、後退時でもアクセルの踏み間違えに対応。
ただ、最新の衝突被害軽減ブレーキでは、人や自転車、自動二輪に加え、交差点内右左折時の対向車両と自転車、歩行者なども検知可能。デリカD:5(CV系)は、電子プラットフォームが、やや古いことが否めない。
また、前後バンパーに搭載したソナーにより、車両付近の障害物のおおよその位置をメーター表示と音でお知らせする「パーキングセンサー」を追加。「マルチアラウンドモニター」では、従来からカメラ画質を約3倍高め、両サイドビュー+フロントビュー画面や、バードアイビュー+透過フロントサイドビュー画面を追加することで視認性が大幅に向上。
さらに、移動物検知機能を採用することで、駐車場などでの周囲確認性も向上させている。そのほか、前方車両の発進をお知らせする「先行車発進通知」を追加した。
デリカD:5(CV系)のグレード選び
デリカD:5(CV系)のグレードは、最上級のPグレード、中間グレードのGパワーパッケージ、エントリーのGグレードの3グレード構成。
まず、エントリーのGグレードは、後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW/LCA]、後退時交差車両検知警報システム[RCTA]といった予防安全装備が装着不可となっているので選択肢から外したい。日々の運転で頻繁に使う予防安全装備であることや、ローテク装備なので、400万円超のモデルでは標準装備が当り前な装備といえるからだ。
上記の装備は、中間グレードGパワーパッケージでもオプション設定。オプションを選択すると、最上級グレードのPとGパワーパッケージの価格差がやや縮まり、大差ない価格になる。こうなると、コンビネーションシート(スエード調素材 撥水機能付×合成皮革、カーキステッチ付)のシート生地を使うPグレードの方が魅力的。結論として、デリカD:5のグレード選びではPグレード一択になる。実際の販売データでも、Pグレードの構成比は83%と非常に高い数値となっている。
デリカD:5のリセールバリューは?
デリカD:5は、唯一無二の存在ということもあり、各年式で高めのリセールバリューとなっている。3年落ち(2026年比)で、中古車の新車価格比が約80~92%となっていることから 、高めのリセールバリューを維持していることが分かる。
ただし、2019年の大幅改良前のモデルは、低年式化も進んだことや、やや古く見える内外装ということもあり、中古車相場はグッと下がっている。そのため、リセールバリューもそれほど高くない。今後、リセールバリューが高くなる要素もないため、売却を考えているのであれば早い方がよいだろう。
デリカD:5(CV系)Pグレード
中古車相場2023年式:約360~410万円
当時の新車価格比:約80~92%
大幅改良した三菱デリカD:5(CV系)の人気グレード? 人気ボディカラーは?
人気グレードベスト3(構成比)
P (83%)
G-Power Package (14%)
G (3%)
人気ボディカラーベスト5(構成比)
・ホワイトダイヤモンド/ブラックマイカ 2トーン (32%)
・グラファイトグレーメタリック/ブラックマイカ2トーン (20%)
・ムーンストーングレーメタリック/ブラックマイカ2トーン (18%)
・ホワイトダイヤモンド (9%)
・ブラックダイヤモンド (7%)
*2026年1月8日時点の数値
三菱デリカD:5新車価格
・P 7人/8人 4,944,500円
・G-Power Package 7人/8人 4,746,500円
・G 7人/8人 4,510,000円
2025 バンコク国際モーターショーレポート<三菱編> 新型エクスフォースHEVデビュー
【関連記事】
- トヨタ RAV4(60系)新車情報・購入ガイド 知能化へ第1歩「アリーン」を初搭載! 【トヨタ】
- 2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー、フォレスターに決定! 弱点「燃費」を完全解消で、圧倒的支持で受賞【イベント】
- トヨタ ランドクルーザーFJ 大ヒット確定!? ランクルシリーズの末弟が登場! Japan Mobility Show 2025【トヨタ】
- スズキ ジムニー ノマド 2026年1月30日受注開始! Japan Mobility Show 2025【スズキ】
- 三菱デリカミニ、eKスペース新車情報・購入ガイド 大胆チャレンジ!! 最上級グレードは、約290万円!【三菱】
- 三菱デリカミニ VS スズキ スペーシアギア クルマ選びに後悔・失敗しないための徹底比較・評価【対決】
- トヨタ GRヤリス新車情報・購入ガイド モータースポーツで鍛えたエアロパーツをオプション設定し、進化型デビュー!【トヨタ】
- スバル クロストレック新車情報・購入ガイド 鮮やかなオレンジが映える! 期間限定特別仕様車「Limited Sun Blaze Edition」デビュー【スバル】
- 三菱アウトランダーPHEV試乗記・評価 驚愕の進化で完成度大幅アップ!【三菱】
- 驚くほど賢い!? 日産の電動4WD「e-4ORCE」の実力を雪上で試す!【日産】
【オススメ記事】
- 三菱デリカD:5(CV系)新車情報・購入ガイド S-AWC採用で、走りの質がさらにアップ! 人気グレード&ボディカラーは?【三菱】
- コンパニオン&キャンギャル画像集 PART4 東京オートサロン2026レポート【イベント・モーターショー】
- コンパニオン&キャンギャル画像集 PART3 東京オートサロン2026レポート【イベント・モーターショー】
- コンパニオン&キャンギャル画像集 PART2 東京オートサロン2026レポート【イベント・モーターショー】
- コンパニオン&キャンギャル画像集 PART1 東京オートサロン2026レポート【イベント・モーターショー】
- テスラ モデルY試乗記・評価 神コスパBEV!【その他】
- メルセデス・ベンツGLC試乗記・評価 顧客のツボを押さえた戦略的価格設定【メルセデスベンツ】
- AION Y PLUS試乗記・評価 中国BEV第2弾、日本導入はあるのか?【その他】
- トヨタ RAV4(60系)新車情報・購入ガイド 知能化へ第1歩「アリーン」を初搭載! 【トヨタ】
- 2026年箱根駅伝、先導車など、陰の立役者といえるトヨタ運営車両が「全車電動化」へ【イベント情報】
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!























