トヨタ GRヤリス新車情報・購入ガイド モータースポーツで鍛えたエアロパーツをオプション設定し、進化型デビュー!

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【トヨタ】2025/04/17

トヨタ GRヤリス 進化型

 

GRヤリス進化型デビュー! 同時に、モータースポーツで鍛えた「エアロパフォーマンスパッケージ」を設定

 

TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、スポーツカーである進化型GRヤリスを世界初披露した。トヨタ販売店にて注文を受付け、5月6日より発売する。

また、東京オートサロン2025でコンセプトモデルを披露し、モータースポーツで得た知見を織り込んだメーカーオプション「エアロパフォーマンスパッケージ」も同時発表。このオプションは、2025年秋以降の発売を予定している。

トヨタ GRヤリス 進化型

トヨタ GRヤリス 進化型

 

進化型トヨタ GRヤリスの主な特徴は以下の通り。

 

1、GAZOO Racing Direct Automatic Transmission(以下、GR-DAT)の進化

2024年発表のGRヤリスで初登場した、GR-DATの性能にさらに磨きをかけた。GR-DATは、いわゆる8速ATで6速MTよりクロスレシオ化した。そして、SPORTモード時は、ドライバーの意思を読み取ることで、プロドライバー同等のギヤ選択をDレンジで実現している。

2ペダルならではの操作性と、走りの両立を狙い、主にスポーツ走行時のギヤ段の選択制御に細かな改良を加えることで、性能のレベルアップを図った。

・スポーツ走行時のドライバー操作に対する応答性を改良

Dレンジ走行中のパドル操作でダウンシフト可能な車速領域を拡張(2速→1速)、パドル操作から変速開始までの時間を短縮、さらに、マニュアルモードではスポーツモード選択時、レッドゾーン付近でのダイレクト感を向上。スポーツ走行時の応答性を高めた。

・アクセル全開加速におけるシフトアップタイミングの最適化

エンジン回転数の上昇が遅くなる登坂勾配では、シフトアップタイミングを少し遅らせることでシフトアップ後も高出力を維持。

トヨタ GRヤリス 進化型 GR-DAT

 

 

2、クルマとの一体感の進化

シャシー部品の締結ボルト一部に、締結剛性の高い特別なボルトを採用。ステアリング操作に対する応答性と直進安定性を向上し、クルマとの一体感を進化させた。

変更内容

・ボルト頭部サイズを拡幅(リヤサスペンションメンバー×ボディ)

・ボルトフランジにリブ形状を追加(フロントロアアーム×ロアボールジョイント)

・ボルトフランジの厚みアップ(リヤショックアブソーバー×ボディ)

トヨタ GRヤリス 進化型

トヨタ GRヤリス 進化型

トヨタ GRヤリス 進化型

 

 

3、ショックアブソーバー及びEPSチューニングの最適化

「クルマとの一体感の進化」におけるボルトの変更や、その他一部のボルト類の締結トルクアップに合わせて、サスペンションセッティングを再適合。ショックアブソーバーの減衰力を調整することで、コントロールと乗り心地の両立を図りました。

また、EPSチューニングでは、ステアリングのリニア感(ステアリングを切った量に対し、1:1で操舵感が得られる感覚)の向上を目指した。グレードごとに異なる特性が与えられており、RZ“High performance”用は、サーキットを攻め込むことを念頭に、限界域での速さとコントロール性を追求。RZ用は、ワインディングからサーキットまで幅広いシーンで極めて俊敏なGRヤリスのハンドリングパフォーマンスを引き出した。

 

4、GR-DAT搭載車のフットレスト拡大

AT車のフットレストの面積を拡大することで、踏み込み時の操作性を向上。

 

 

 

5、縦引きパーキングブレーキ 全グレードオプション設定に拡大

2024年発表のGRヤリスでは、FIA世界ラリー選手権や全日本ラリー選手権参戦で得た知見を活かした縦引きパーキングブレーキをメーカーオプションとしてRCグレードに設定していたが、当モデルより全グレードで選択可能とした。

トヨタ GRヤリス 進化型 縦引きパーキングブレーキ

トヨタ GRヤリス 進化型 インパネ

 

6、Toyota Safety Senseを全車標準化

RCグレードにメーカーオプション設定としていたToyota Safety Senseを、RZ“High performance”、RZと同様に全車標準装備とした。

トヨタ GRヤリス 進化型 シート

 

メーカーオプション「エアロパフォーマンスパッケージ」内容

 

妥協することなく調整を重ねた計6アイテムすべてを同時装着することで、効果を最大化するエアロパフォーマンスパッケージ。GRヤリスの冷却性能と空力性能を、さらに向上させることができる。RZ“High performance”、RCにメーカーパッケージオプションとして、2025年秋以降の設定を予定。

1、ダクト付きアルミフード

全日本ラリー選手権参戦車において先行で開発し、GRMNヤリスに採用したカーボン製フードと同形状のダクト付きアルミフードを設定。高速走行中、エンジンルーム内の熱をダクトから放出し、冷却効果を高める。

トヨタ GRヤリス 進化型 アルミフード

 

2、フロントリップスポイラー

フロントリフトの発生を抑え、フロントの接地感と空力バランスを高め、車両のトータルリフトバランスを向上させた。より高次元のバランスを目指し、最終的に、フロントリップスポイラーを追加採用した。

トヨタ GRヤリス 進化型 フロントリップスポイラー

 

3、フェンダーダクト

ホイールハウス内に溜まる空気を後方へ放出させることで、ノーズダイブ時のステアリングフィールや、コーナー入り口での操縦安定性を向上。

トヨタ GRヤリス 進化型 フェンダーダクト

 

 

4、燃料タンクアンダーカバー

スーパー耐久シリーズ参戦車両の安全燃料タンクの下部をフラット形状にするアイデアを採用。ボディ下部の空気の流れを最適化し、空力性能を高めた。

トヨタ GRヤリス 進化型 燃料タンクアンダーカバー

 

5、可変式リヤウイング

大型のリヤウイングは高速域での操縦安定性に寄与し、またブレーキング時のスネーキング現象を抑制。可変式のため、サーキットなどの走行シーンに応じてウイングの角度を変え、走りを楽しむことができる。

トヨタ GRヤリス 進化型 リヤ可変ウイング

 

 

6、リヤバンパーダクト

リヤバンパーにおけるパラシュート効果を抑制し、Cd値を低減。

トヨタ GRヤリス 進化型 リヤバンパーダクト

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トヨタGRヤリス新車価格

(消費税込み、単位 : 円)
  GR-DAT(8AT・4WD) 6MT(4WD)
RZ“High performance” 5,330,000 4,980,000
RZ 4,830,000 4,480,000
RC 3,910,000 3,560,000

 

 

進化型トヨタ GRヤリス RZ“High performance”主要諸元

[社内測定値]
全長(mm) 3,995
全幅(mm) 1,805
全高(mm) 1,455
ホイールベース(mm) 2,560
トレッド(フロント・リヤ)(mm) 1,535・1,565
乗車定員 4
車両重量(kg) 1,280(GR-DAT搭載モデルは1,300)
エンジン 直列3気筒インタークーラーターボ
型式 G16E-GTS
内径×行程(mm) 87.5×89.7
総排気量(L) 1.618
最高出力(kW[PS]/rpm) 224[304]/6,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 400[40.8]/3,250~4,600
トランスミッション iMT(6速マニュアルトランスミッション)or GR-DAT(8速オートマチックトランスミッション)
駆動方式 スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”電子制御多板クラッチ式4WD(3モード選択式)
差動装置 フロント トルセンLSD
リヤ トルセンLSD
サスペンション フロント マクファーソンストラット式
リヤ ダブルウィッシュボーン式
ブレーキ フロント ベンチレーテッドディスク(18インチアルミ対向4ポットキャリパー)
リヤ ベンチレーテッドディスク(16インチアルミ対向2ポットキャリパー)
ホイール BBS製 鍛造アルミホイール 8J インセット45mm
タイヤ(フロント・リヤ) 225/40ZR18 ミシュラン Pilot Sport 4S
燃料タンク容量(L) 50

 

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