ステップワゴンの売れ行きは?動画追加!ホンダ ステップワゴン(STEPWGN)新車情報・購入ガイド 5代目新型ステップワゴン、1.5Lターボエンジンを搭載。価格は約229万円から、燃費は17.0㎞/L!
発売から約1ヶ月。新型ステップワゴン、売れ行きが伸び悩み?
ホンダ は、2015年4月24日に発売した新型「ホンダ ステップ ワゴン」 の累計受注台数が、2015年5月31日現在、1万5,000台を超えたと発表した。国内販売計画台数:5,000台/月。
ホンダは、ステップワゴンの受注状況を好調と伝えているが、伸び悩み中ともとれる。先代ステップワゴンは、発売から1ヶ月で約1万8,000台受注した。月間販売計画6,000台だったので3倍ということになる。新型ステップワゴンの販売目標は5,000台に下がっているので同じく3倍の受注ということで、先代とほぼ同じといえる状況にもみえる。
しかし、新型ステップワゴンは、約1ヶ月前からティーザー広告で受注を集めていた。また、先代ステップワゴンと比べると、1.5Lダウンサイジングターボ、わくわくゲートなどユニークな装備が満載だ。さらに、今回の受注期間は1ヶ月+1週間と長いことを考えると伸び悩み? とも思える数字になっている。
他車と比較すると、トヨタ ヴォクシー が発売から1ヶ月で約3万7,000台(月販販売目標4,600台)。ノア が約2万4,000台(月販販売目標3,400台)。このあたりの数字を比べ、今後ステップワゴンの受注や登録台数状況に注目したい。もし、伸び悩んでいるようであれば、値引き額もどんどん大きくなる可能性もあり、買い手が有利になる。
ステップワゴンの苦戦理由には、トヨタのノア/ヴォクシーに加え、エスクァイア が出たことも大きい。さらに、販売の現場では、この3台がステップワゴンと競合した場合、大幅値引きで対抗しているとの話もある。価格重視の顧客には、セレナ が人気オプションを装備しながら価格を引き下げた特別仕様車で対抗しながら、さらに大幅値引きがありモデル末期ながら着実に販売台数を重ねているという。
5ナンバーミニバン は、国内専用車ということもあり、トヨタ やホンダ、日産 が激戦を繰り広げているカテゴリ―。国内販売としては、収益も高いので負けられない戦いでもある。そのため、クルマそのものは日本マーケットのニーズをいち早く取り入れていることもあり、どのメーカーも非常に完成度が高い。顧客にとっても、競合させればいいクルマが安く買えるのでうれしい限りだ。このカテゴリーのクルマが売れているのも納得できる。
約7割がスパーダを選んだ! 人気オプションはホンダセンシング
さて、そんな新型ホンダ ステップワゴンの人気グレードは、やはりスポーティなスパーダだ。なんと、全体の約70%がスパーダとなった。先代のステップワゴン発売直後の約55%がスパーダだったことを考えると、よりスパーダ人気に拍車がかかっているといえる。
新型ステップワゴンの購入ポイントは、縦開きのわくわくゲートや1.5Lダウンサイジングターボによる力強さと低燃費性能、3列目シートを床下に格納できるマジックシートなど。このあたりは、ホンダがアピールしている部分で、資料には数値化されたデータが無いため「まぁ、そりゃそうだよね」といった印象だ。
そして、人気オプションはホンダの先進安全技術で自動ブレーキを含んだ安全装備「ホンダ センシング」だ。装着率は約65%にも上り、顧客の自動ブレーキ関連の安全装備に高い関心を示していることが良く分かる。ここまで装着率の高いオプションなら、少なくとも上級グレードくらいには標準装備してほしいところだ。
■ホンダ ステップワゴン タイプ別 構成比
・SPADA Cool Spirit 35%
・SPADA 34%
・G・EX 10%
・G 20%
・B 1%
■ホンダ ステップワゴン主なオプション装着率
・Honda SENSING 65%
・ナビ装着用スペシャルパッケージ 65%
・2列目6:4分割ベンチシート 45%
・Hondaインターナビ+リンクアップフリー+ETC車載器 35%
わずか1,600回転で203Nmを発揮する低燃費1.5L直噴VTECターボエンジン搭載! 1.5Lなのでライバル車に比べ自動車税が5,000円/年、安くなる!
ホンダ は、人気の5ナンバーミニバン であるステップワゴン /ステップワゴンスパーダ をフルモデルチェンジした。新型ホンダ ステップワゴン/ステップワゴン スパーダは、これで5代目となる。
今回フルモデルチェンジした新型ホンダ ステップワゴンの最大の特徴は、ホンダ初となるダウンサイジングターボエンジンを搭載したこと。新開発となった1.5L直噴VTECターボエンジンは、150psと203Nmを発揮する。ホンダは2.4L車並みの最大トルクだという。しかし、ライバルとなるトヨタ のノア /ヴォクシー の最大トルクは2.0Lエンジンで193Nmなので、2.4L並みというのはやや大げさで、2.0L相当といえる。
ただし、最大トルクが2.4L並みというのもまったくのでたらめという訳でもない。新型ステップワゴンの1.5L直噴VTECターボエンジンは、1,600回転という低回転で最大トルク203Nmを発生する。ノア/ヴォクシーは3,800回転で193Nmなので、半分以下の回転数でノア/ヴォクシーを上回る203Nmを誇る。新型ステップワゴンは、アクセルとちょっと踏んだ直後から203Nmを発揮することから、力強さは2.4L級に感じるということになるのだろう。坂道や多人数乗車時、高速道路での合流などで、ライバルとはひと味違う余裕を感じることができるはずだ。
低回転域で最大トルクを発揮するので、基本的にエンジンを回さなくても十分な加速をするので結果的に燃費は向上。さらに、CVTの特徴を生かし燃焼効率の良い領域を使うことで、さらに燃費が向上する。こうしたことにより、新型ステップワゴンの燃費はクラストップレベルの17.0㎞/Lを達成した。ライバルと比較すると、ノア/ヴォクシーが16.0㎞/Lなので、1.0㎞/L良い数字だ。ただし、燃費が17.0㎞/Lとなっている新型ステップワゴンは一部のエントリーグレードのみで、売れ筋と見られるグレードは16.0㎞/L、または16.2㎞/Lとなる模様だ。また、17インチホイールを履くモデルは15.4㎞/Lになる。
こうした1.5L直噴ターボは、燃費や力強さだけでないメリットがある。排気量が1.5Lとなることから、自動車税が34,500円となる。ライバルの2.0L車は39,500円なので、年間5,000円の節税。燃費による燃料費の経済性だけでなく、自動車税の節税というホンダの新たな提案だ。
ホンダ ステップワゴン1.5Lダウンサイジングターボ動画
ホンダ ステップワゴンわくわくゲート、マジックシート解説動画
ホンダ ステップワゴンわくわくゲート、マジックシート解説動画
小栗旬、ホンダ ステップワゴン ダウンサイジングターボエンジンCM
テールゲートが横開きする「わくわくゲート」って? ユニークな使い勝手でライバルをリード!
5ナンバーミニバンは、主に室内の広さや見た目の迫力が重視されてきた。ある意味、どこのミニバンも大差ない状況でもあった。そんな中、さすがホンダともいえる独創的な装備が「わくわくゲート」だ。ミニバンは、使い勝手を求めフロアは低床化されてきた。広さは確保したいので、全高はあまり下がらないので、テールゲートは大型化されたきた。そうなると、後方にスペースの無い狭い駐車場などではテールゲートが壁などにぶつかり開けることができないということもあった。
そうした使い方は不便であるとし、ホンダはなんと新型ステップワゴンのテールゲートに横開きできる機能を付けてしまった。こうした機能により、新型ステップワゴンのユニークさは、より際立つことになる。このわくわくゲートは、単に荷物の出し入れが楽になるということだけではなかった。なんと、このわくわくゲートから、3列目シートへのアクセスを容易にしている。
また、3列目シートを分割し床下に収納できるマジックシートと組み合わせることで、ミニバンの使い勝手を大幅に向上している。このわくわくゲートが採用されたことで、新型ステップワゴンのデザインは左右非対称となり、より個性を主張するデザインとなっている。
悲報? 先進の自動ブレーキ関連「ホンダ センシング」は全車オプション!
新型ステップワゴンの安全装備では、ホンダ最新の自動ブレーキ関連の安全装備「ホンダ センシング」 が用意された。このホンダ センシングは、ミリ波と単眼カメラを組み合わせたもの。赤外線と単眼カメラというトヨタ セーフティセンスCより、高性能なセンサーが使われているので、人を認識し自動ブレーキが作動する他、高速道路などの長距離走行時の疲労軽減に役立つ前車追従機能付きのアダプディブクルーズコントロールなども装備される。
こうした高度な安全装備ホンダセンシングを用意した新型ステップワゴンだが、悲しいことに全車オプションという腰の引けた設定。道を使う人だれもが安心していられる「事故に遭わない社会」の実現を目指している、というのであれば、売れ筋グレードの価格が250万円以上する高額車なのだから、全車標準装備するくらいの高い志をみせてほしい。本当に事故を減らしたいのであれば、顧客の懐具合に任せるのではなく、メーカー側が覚悟を決めて標準装備化し、安全装備を急速に進めることが理想だ。
また、新型ステップワゴンの車重は1.7トン超と重い。当たり前だが、重いクルマが追突被害を起こすと事故の被害は大きくなるので、こうした大きく重いミニバンこそ早急に自動ブレーキなどを標準装備化するべきだろう。
価格を安く見せたいのは分からないでもないが、これだけライバルを一歩リードし差別化できる優れた装備なだけに、価格を優先してしまったのは少々もったいない設定だ。
新型ステップワゴンのお勧めは、満足度の高い装備や価格となっているステップワゴン スパーダ!
新型ホンダ ステップワゴンの選び方。人気の中心は、スポーティな内外装をもつスパーダ。LEDヘッドライトや専用サスペンション、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグなどが標準装備され、満足度は高い仕様となっている。最上級グレードとなるスパーダ クールスピリットは、このクラスでは珍しい17インチアルミホイールが標準装備。ただし、右側パワースライドドアはオプション設定。人気オプションなのだから最上級グレードくらいは、標準装備にしてほしいところだ。価格は2,887,000円でオプションを加えると、オプション次第では300万円を超えているだけに安い買い物ではない。
標準モデルのステップワゴンでは、やはり約259万円のG・EXがお勧め。Gとの価格差は約10万円なので、予算重視であるならば、装備差もそれほどないのでGでもよいだろう。これに右側スライドドアのオプション、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグをプラスするといい。ただし、サイドエアバッグ類のオプションを選択した時点で、約273万円のスパーダとあまり価格差がなくなる。こうなると、LEDヘッドライトや多くの専用装備をもつスパーダの方がお買い得感が増す。このあたりをどう判断するかがポイントになる。
そして、新型ステップワゴン/ステップワゴンスパーダどちらもオプションで選んほうが良いのが、ホンダセンシングだ。安いオプションでは無いが、自動ブレーキの安全性やアダプディブクルーズコントロールの利便性を考えれば、絶対に選択したい装備。また、今後、こうした自動ブレーキ関連の安全装備が装着されていないクルマは、リセールバリューが大きく下がることが予想できので、短期での乗り換えはとくにお勧めだ。
ホンダ ステップワゴン わくわくゲートCM動画
ホンダ ステップワゴン価格
■ホンダ ステップワゴン価格(全車1.5Lターボ、CVT、7人乗り)
・B 2,288,000円/4WD 2,547,200円
・G 2,480,000円/4WD 2,717,600円
・G・EX FF 2,588,000円/4WD 2,804,000円
■ホンダ ステップワゴンスパーダ価格(全車1.5Lターボ、CVT、7人乗り)
・SPADA 2,725,000円/4WD 2,962,600円
・SPADA・Cool Spirit 2,887,000円/4WD 3,081,400円
ホンダ ステップワゴン スパーダ クールスピリット燃費、スペックなど
代表グレード | ホンダ ステップワゴン スパーダ |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4,735×1,695×1,840mm |
ホイールベース[mm] | 2,890mm |
トレッド前/後[mm] | 1,470/1,485mm |
車両重量[kg] | 1,700kg |
総排気量[cc] | 1,496cc |
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] | 110(150)/5,500 |
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 203(20.7)/1,600~5,000 |
ミッション | CVT |
タイヤサイズ | 205/55R17 |
JC08モード燃費 | 15.4km/L |
定員[人] | 7人 |
税込価格[円] | 2,887,000円 |
レポート | 編集部 |
写真 | ホンダ |
ホンダ ステップワゴン/ステップワゴンスパーダ画像集
3月20日更新 新型ホンダ ステップワゴンの1.5L直噴ターボは、150ps&203Nm! 17.0㎞/Lという低燃費を達成したものの
新型ホンダ ステップワゴンは、新開発の1.5Lの直噴ターボのみが搭載される。このエンジンは、150ps&203Nmというパワーとトルクを出す。レギュラーガソリン仕様であることは高く評価でき、1.5Lにすることで他のライバル車に比べ約5,000円自動車税が安くなる。
当初、新型ステップワゴンに搭載さる1.5L直噴ターボは、もっと高出力かと噂されていた。しかし、実際には150ps&203Nmと、2.0L自然吸気エンジン並みに落ち着いた。ターボエンジンなので、燃費を犠牲にすれば、ある程度のパワーとトルクはチューニング可能。しかし、ホンダは燃費性能を取りにいったようだ。
その結果、新型ホンダ ステップワゴンの燃費は17.0㎞/Lとなった。ライバルのトヨタ ノア/ヴォクシーが16.0㎞/Lなので、比較すると1.0㎞/L良い数字だ。ただし、17.0㎞/Lとなっているのは一部のエントリーグレードのみで、売れ筋と見られるグレードは16.0㎞/L、または16.2㎞/Lとなる模様だ。また、17インチホイールを履くモデルは15.4㎞/Lになる。
このように、燃費数値は1.5L直噴ターボになったからといって、ライバルと比べ特別良いというものではない。ただし、特筆すべきは1,600回転という低いエンジン回転数で最大トルク203Nmを発生することだ。ノア/ヴォクシーが3,800回転で193Nmなので、半分以下の回転数でノア/ヴォクシーを上回る203Nmを誇る。
これは、アクセルを踏んだ直後の力強さがまったく違うことになる。この力強さが5,000回転まで続くのが、新型ステップワゴンの魅力でもある。こうした差は、より多くの人や荷物を積んだ時に、とくに感じるだろう。こうしたダウンサイジングターボエンジン独特の低回転から発生する大トルクは、ミニバンにピッタリかもしれないだけに注目したいポイントのひとつだ。
1.5L直噴ターボエンジンは、パワーよりも燃費重視?ステップワゴン燃費はクラストップの17.0km/L越えか?
ホンダ は、4月23日に新型ホンダ ステップワゴン を発表する。すでに、新型ホンダ ステップワゴンは、先行公開サイトで見ることができる。ただし、詳細については不明。そこで、発売直前の新型ステップワゴンの概要を現在漏れてきている内容も踏まえてレポートしたい。
まず、搭載されるエンジンは、ホンダ初採用になる1.5L直噴直4ダウンサイジングターボだ。当初、2.4L相当の最大トルクと言われていたが、どうやら200Nm前後に落ち着いたとされている。そうなると、2.4Lどころが2.0L相当のトルクとなる。また、最大出力も150ps程度となるらしく、まぁ、一般的な2.0Lガソリン車相当のエンジンスペックのようだ。ただし、ダウンサイジングターボなので、最大トルクの発生回転数は1,600回転程度とみられており、この回転数で200Nmの最大トルクが発生されているのであれば、アクセルを踏み込んだ瞬間の力強さは、他のガソリン車を凌ぐレベルと予想できる。
ターボエンジンなので、エンジンスペックは過給圧次第でコントロールできる。やや、控えめなパワーになっているのには訳があるようで、どうやら燃費を重視したようだ。パワーより燃費を取ったとみられ、新型ステップワゴンの燃費は17.0㎞/L程度を達成する。現行のステップワゴンの燃費が15.0㎞/Lなので、大きな進化となった。つまり、新型ステップワゴンはクラストップレベルの低燃費性能を得たことになる。
また、新型ステップワゴンがダウンサイジングターボを使っていることで、燃費以外のメリットもある。それは、自動車税だ。1.5Lなので、自動車税は34,500円。2.0Lが39,500円なので、年額5,000円のメリットがある。
このクラスのミニバン は、とにかく室内スペースが重視される。そのため、新型ステップワゴンもクラス最大レベルの室内スペースを確保。まぁ、それだけであれば、あえてステップワゴンを選ぶ理由にならないので、ホンダは独創のわくわくゲートで差別化した。横開きするサブゲートを備え、後方のスペースが無い場所でテールゲートが上げられないときなど、このわくわくゲートで荷物の出し入れなどが可能となっている。また、このゲートを使い3列目シートへのアクセスを容易にするなどの利便性を向上した。
期待の自動ブレーキ関連の安全装備「ホンダ センシング」は標準設定なしで、全車オプション?
安全装備面でも、新型ステップワゴンはライバルを一歩リードできそうだ。新型ホンダ ステップワゴンには、最新の安全技術であるホンダ センシングが装備される。ホンダセンシングは、単眼カメラとひとつのミリ波レーダーを組み合わせたもの。人間やクルマを見つけ衝突を回避する自動ブレーキや、前車追従式のクルーズコントロール、車線逸脱警報なども用意されるだろう。こうした装備は、自動ブレーキが用意されていないトヨタ勢を大きく引き離す。
ただし、大きい箱型のミニバンは死角も多い。残念ながら、後側方を監視するシステムや、カメラやソナーなどでの移動物を検知する仕組みは搭載されていないかもしれない。さらに、困ったことにホンダセンシングは全車オプションとなる可能性が高く、ホンダの安全装備に関する少々腰の引けた姿勢を感じるかもしれない。ダウンサイジングターボを採用しコスト高になったことからか、少しでも販売価格を安くみせかける手法のようだ。
直噴ターボでコスト高に? 価格は少々高め? スポーティなステップワゴンスパーダは270万円超から?
そして、新型ホンダ ステップワゴンの価格を予想。どうやら、ダウンサイジングターボを使ったことによるコストアップで、価格は上昇しているようだ。ビジネス用か、価格訴求用のグレードが用意されており、最廉価価格は229万円前後。これは、ほとんど一般ユーザーが選んでも満足できないので、新型ホンダステップワゴンの場合、Gグレード以上となる。
その新型ステップワゴンGグレードが、250万円弱になるようだ。ただし、売れ筋にこのGグレードに上となり、こちらの価格は260万円弱となるようだ。ただ、このモデルでもホンダセンシングはオプション、右側パワースライドもオプションのようなので、こうしたオプション類をプラスしていくと、300万円近い金額になるかもしれない。
ベーシックなスタイルの標準ステップワゴンに対して、やはり人気の中心はエアロパーツをまとった新型ステップワゴン スパーダになる。こちも、ホンダセンシングや右側パワースライドドアなどはオプション設定のようだ。その他、LEDヘッドライトなどが標準装備され、数々のスパーダ専用装備が用意されているという。そんな新型ホンダ ステップワゴン スパーダの価格は、270万円強という価格帯になるという。
新型ステップワゴンの価格は、ライバルのノア &ヴォクシー ガソリン車に比較するとやや高めの印象。古くなったセレナ と比較すると、お買い得なグレードを展開していることもあり、セレナは随分リーズナブルになっている。
各車のガソリン車で比較すると、燃費・自動車税の経済性ならステップワゴン優位。自動ブレーキなどの安全装備は、ノア&ヴォクシーには用意されていないので、セレナとステップワゴンが優位完全に優位。価格は、お買い得な特別仕様車を用意しているセレナが優位。独創装備は、わくわくゲートのステップワゴンが優位。ざっくりまとめると、そんな状況になるだろう。
こうして比較すると、意外なほど各車一長一短といった状況。最も新しい新型ステップワゴンが、総合力でやや上回っている印象だ。こうなってくると、どれを選んでも大差ないということにもつながるので、まずは自分にとってどのような装備や性能が重要なのか優先順位を付けて選ぶといいだろう。
こうした比較で分かるように、新型ホンダ ステップワゴンの購入時には、トヨタのミニバン三姉妹の内1台、日産セレナの見積りを先に取ってから、新型ステップワゴンの商談をしたい。現在、トヨタのミニバン三姉妹同士での値引き合戦が行われており、さらに価格的に優位な日産セレナが加わり、競合させればさせるほど値引き額が大きくなっていく傾向が強いからだ。
新型ステップワゴンは、新型車なので発売直後は値引きゼロで売るだろう。しかし、大きな性能差がないため、恐らく3か月もすれば、他車の大幅値引きに対応せざる負えなくなる可能性が高い。もし、新型ステップワゴンの購入を考えていて、予算を抑えたいというのであれば、発売から3~6ヶ月位待ってから購入するといいだろう。
2015年3月13日更新 新型ホンダ ステップワゴンの燃費は、1.5Lダウンサイジングターボエンジン採用で17.0㎞/L超と予想! ライバルのミニバンには無いわくわくゲートは、独創性で高評価ポイント!
ホンダは、待望の5代目である「新型ホンダ ステップワゴン(STEPWGN)」をホンダのホームページ で先行公開した。新型ホンダ ステップワゴン の発売は、2015年4月下旬を予定している。
新型ホンダ ステップワゴン(STEPWGN)は、本来ならば2014年秋にも登場すると噂されていたが、他の新型車と同様にフィットのリコール問題で先送りとなっていた。フルモデルチェンジすることが分かっている中、ズルズルと発売日が引き延ばされていたのは、販売戦略上非常に不利になる。ところが、さすがはステップワゴンというべきなのか、生産が中止される直前の2月でも2,646台を販売するなど根強い人気を誇っていた。
そして、ついに5代目新型ホンダ ステップワゴンが2015年4月下旬にデビューする。新型ステップワゴンは、低床低重心ミニバン であることに変化はないものの、パワーユニットが大きく変更されている。従来は、自然吸気の2.0Lエンジンだったが、新型ステップワゴンは、新開発の直噴1.5L VTECターボエンジンを搭載した。このダウンサイジングターボエンジンは、1.5Lながら2.4Lエンジン並みのトルクを発揮。大きく重いミニバンのボディを力強くスムーズに加速させ、優れた燃費性能と高い静粛性を実現したという。エンジンスペックは、今のところ非公開だが2.4L並みのトルクだという。そうなると、おおよそ240Nm前後となる。
そして、気になる新型ホンダ ステップワゴンの燃費。日産セレナとトヨタ ヴォクシー/ノア/エスクァイア の燃費が16.0㎞/L。この数値を超えることが、ひとつの目標となっているのは確実。せっかくダウンサイジングターボエンジンを搭載したのであれば、1㎞/Lに満たない燃費アップでは、なんのためのダウンサイジングターボエンジンということにもなりかねない。そう考えると、少なくとも16.0㎞/L台ではインパクトがないので、新型ステップワゴンの燃費は17.0㎞/Lは超えてくると予想できる。
また、ターボエンジンなので、少々の出力変更は比較的容易に行える。新型ステップワゴンの標準車とステップワゴンスパーダに、出力や燃費で差別化を図るのかにも注目したい。
そして、ミニバンで重要視されるのは大きさ。大きく見えるというのが、売れるミニバンの重要な要素のひとつ。ひとクラス上の日産エルグランドは、低床フロアにして操縦安定性を高めたが、全高が低くなったことなどにより、ライバルのアルファード /ヴェルファイア に大敗してしまった。ステップワゴンも、以前にそうした経験があるだけに、どこまでこだわりの低床フロアと全高の関係をバランスよく設定してくるのかにも注目したい。ホンダによると、新型ステップワゴンはクラス最大の室内空間を実現したという。室内の広さも大きく見えることと同様に、ミニバンにもとめられる重要な要素のひとつだ。
また、ライバルのミニバンと見た目ですぐに分かる差別化ポイントがある。それが、大開口のテールゲートだ。縦方向に大開口できることは良いのだが、ショッピングモールなどの駐車場で後方にクルマが駐車していたり、壁がギリギリにあるなど、大開口であればあるほど逆に不便になることもある。そこで、大開口のテールゲートであることはそのままに、横開き式のドアを備え狭いところでも使える利便性を高めた。それが、新型ステップワゴンに新設定された独創的な機構「わくわくゲート」だ。
このアイデアは、まさにホンダ的ともいえるオリジナリティあふれるものだ。単に荷物の出し入れだけでなく、3列目のシートを左右独立して床下格納できる「マジックシート」との組み合わせで、テールゲートを開けることなく横開き式のドアから3列目のシートへの乗り降りを可能としている。左右のスライドドア以外から車内にアクセスするという方式は、なかなか面白い。この機能だけで、新型ホンダ ステップワゴンを購入する人も出てくるのではないだろうか。
新型ホンダス テップワゴンの価格は225万円からと予想! トヨタ勢には無い自動ブレーキで、更なる差別化を図る!!
そして、超強力なライバルであるトヨタ ヴォクシー / ノア / エスクァイア と差別化するために、歩行者まで検知できる自動ブレーキを含んだ先進の安全運転支援システム ホンダ センシングを搭載した。安全装備に大きく後れを取るトヨタに対して、明確に違いをアピールできるポイントだ。
新型ステップワゴンに搭載されるホンダ センシングの機能は、自動ブレーキや車線維持支援機能に前車追従式クルーズコントロール機能(ACC)などが装備される。ACCは、高速道路などで非常に疲労軽減に役立つ機能で、一度使うと装備されていないクルマに乗るとストレスが溜まるくらい便利な機能だ。
ただし、せっかく安全性能を高めるホンダ センシングを新型ステップワゴンに用意したホンダだが、なんとオプション設定のようだ。たくさんの乗員を乗せることが多く、車重も重いミニバンは衝突すれば被害が大きくなる。標準装備にして、最も安全性の高いミニバン としてアピールすべきだろう。
こうした安全装備がオプションになるのは、見た目の価格設定が重要視されるからだ。300万円に近い価格となる新型ステップワゴンにオプションというのも、腰が引けている状態だ。それだけ、価格を気にしているのであれば、新型ステップワゴンの価格競争力は高いとも考えられる。1.5Lターボということで、コスト高になるものの、2.0Lより優れた低燃費性能で、ライバルの2.0Lと同等の価格設定というシナリオなのかとも予想できる。ヴォクシーのエントリグレードは、2,273,143円。こうなると、ステップワゴンのエントリグレードは225万円前後になるのではないだろうか。
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