【スマート フォーツー新車情報】超円高&EVを武器に、コンパクトカーマーケットへ本格参戦! [CORISM]

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【メルセデスベンツ】2012/05/27

EVが追加され、価格は大幅ダウン! 

 メルセデス・ベンツは、最小限のボディサイズに最大限の利便性、快適性、安全性、環境適合性を凝縮したマイクロコンパクトカー 「スマート フォーツー」(クーペ/カブリオ)の新型モデルの発売を開始した。さらに「スマート フォーツーelectric drive(スマート電気自動車)」の予約受付も同時に開始した。スマート電気自動車の納車開始は年内を予定している。

 前モデルの2代目スマート フォーツーは、2007年にデビュー。3mを切る短い全長で高い着座位置をもったマイクロコンパクトカー。また、オリジナリティあふれるデザインも特徴で、多くのファンを獲得。今回のモデルチェンジでは、20mmほど全長が伸びている。

 新型スマートのエクステリアは、大型化されたフロントグリルに立体的なハニカム構造のデザインを施し、クローム加工されたブランドロゴを配置。また、立体的なデザインのサイドスカートおよびリアスカートにより、スポーティな印象になった。

 搭載されるエンジンは、1Lの3気筒。52kwと92Nmのパワーとトルクを発揮し、燃費はJC08モードで22km/Lとなっていて、エンジンスペックなどは前モデルと同じだ。

 クーペとカブリオには、最高出力62kW、最大トルク120Nmを発生するターボエンジンを搭載したモデルを用意。15インチ3ダブルスポークアルミホイールや本革巻3スポークスポーツステアリング(パドルシフト付)等のスポーティな内外装となっている。

 ターボ車以外は、すべてのグレードにアイドリングストップ機能を搭載。時速8km/hになると自動でエンジンを停止する。

 ラインアップには、EVも用意されている。スマート電気自動車は、最高出力55kW、最大トルク130Nmと、ガソリン車を大幅に上回るパワフルな電気モーターを搭載し、最高速度120km/h以上を達成している。搭載されるリチウムイオンバッテリーのエネルギー容量は17.6kWh。他のEVと比較すると、日産リーフが24kWhで三菱アイミーブ16KWhなのでアイミーブより、少し容量が大きい。

 このリチウムイオンバッテリーは、フル充電で140km以上(NEDC:ヨーロッパ測定値)の航続距離を実現した。EV充電用AC200Vコンセントを使用の場合、充電時間は0%から100%まで約8時間で完了する。急速充電には、対応していない。

 新型になったことで、価格を変更された。また、グレードも増えた。前モデルのフォーツー クーペmhdは、184万円。それが、25万円も安くなり159万円という価格になった。超円高という追い風を受けて、より積極的な販売を目指す姿勢を感じる価格だ。4人乗りだが、同じマイクロコンパクトカーと呼ばれるトヨタiQのエントリーグレードが140万円。まだまだ、価格差はあるが、その差はドンドンと詰まってきている。さらに、顧客ニーズの多様化に合わせてスマート フォーツー クーペ mhd プラス、スマート フォーツー クーペ mhd パッションを設定した。

 スマート フォーツーは、大幅な価格ダウンされたが、安全装備などを削ること無くこの価格を実現している。エントリーグレードでも、十分な装備が魅力だ。他のグレードは、基本的に豪華装備の有無で選ぶことになる。

<スマート フォーツー価格>
・スマート フォーツー クーペ mhd ¥1,590,000
・スマート フォーツー クーペ mhd プラス ¥1,680,000
・スマート フォーツー クーペ mhd パッション ¥1,840,000
・スマート フォーツー クーペ ターボ ¥1,950,000
・スマート フォーツー カブリオ ターボ ¥2,190,000
・スマート電気自動車 ¥2,950,000

代表グレード スマート フォーツーmhd
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 2,740×1,560×1,540mm
ホイールベース[mm] 1,865mm
車両重量[kg] 840kg
総排気量[cc] 999cc
エンジン最高出力[ps(kw)/rpm] 71PS(52Kw)/5800rpm
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 92(9.4)/2,800rpm
ミッション 電子制御5速
タイヤサイズ 前:155/60R15 後:175/55R15
JC08モード燃費 22.0km/L
定員[人] 2人
税込価格[円] 1,590,000円
発売日 2012/5/24
レポート 編集部
写真 メルセデス・ベンツ

スマート フォーツー

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(レポート:CORISM編集部

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