ダイハツ ムーヴ カスタム試乗評価 まるで、別物! クラストップレベルの静粛性と運動性能 [CORISM]

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【ダイハツ】2013/01/07

 

 

燃費より、静粛性に驚いた? !

ダイハツ ムーヴ カスタム走り

 ライバル、スズキ ワゴンRに対するメッセージで、CMでも使われている「燃費だけじゃない」。そのひとつである、クルマの基本性能を評価してみたい。試乗コースには、スラロームと緩やかに曲がるトラック型コースが用意されていた。

トラック型のコースを指定された30km/hで走行する。スタートから、数キロ走った程度で、平均燃費計は30km/L以上を表示。カタログ燃費値を見事に超えた。しかし、低速で定速走行になんの意味があるのか分からなかったが、ダイハツの意図としては、とにかく燃費が良いということが言いたかったのだろう。

ムーヴのエンジンは、ワゴンRやN-ONEに比べると高回転型。最大トルクは、5,200回転で60N・m。ライバル車は、より低い回転でムーヴより大きな最大トルクを発揮する。さらに、低燃費化対策として、ハイギヤ化されている。そのため、走り出す瞬間の加速感は、ライバルにやや劣っているものの、意外とスルッと走りだし、想像していたより力強い加速を見せた。

そして、何より驚いたのは、静粛性だ。タイヤと路面が擦れる音や、エンジン音の侵入が少ない。軽自動車にありがちな、安っぽさはイッキに減っている。ひとクラス上の、コンパクトカー以上ともいえるレベルになった。

さらに、アイドリングストップから再始動する時に、エンジンスターターが回る音であるクランキング音も大幅に低減された。今までは、いかにも安っぽくヒステリックな高音のクランキング音がしていた。都市部で何度もアイドリングストップを繰り返すと、この音に少々ウンザリな気分になったものだが、今回のマイナーチェンジで、エンジン再始動時の静粛性もクラス上以上のパフォーマンスを得た。

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ダイハツ ムーヴ カスタムリヤスタイル

クラス、ナンバー1のハンドリング性能

ダイハツ ムーヴ カスタム走り

 次は、ハンドリングを確かめるスラロームだ。今回のマイナーチェンジで、ムーヴは今までカスタムRSグレードにのみ採用されていたローダウンサスペンションとフロントスタビライザーが全車に標準装備となった。

フロントスタビライザーは、カーブで必要以上にクルマが傾くのを抑制し、安定した姿勢で走れるようにするためのものだ。さらに、ローダウンサスペンションにより車高が15mmダウン。最低地上高は10mm低くなった。このローダウンサスペンションにより、クルマの重心が低くなった。重心が低くなったことで、運動性能が向上。さらに、フロントスタビライザーにより、車両の安定性が増したことで、今までのムーヴとは別物といえるハンドリングを手に入れた。

運動性能なんて、軽自動車にあまり関係ないと思いがちかもしれないが、背の高く細長いムーヴのようなクルマこそ重要だ。基本的に背が高くなると重心が高くなるので、クルマは不安定になりがちだからだ。何らかの要因によって、クルマのバランスが一旦崩れると、破綻するのは早く、最悪の場合は横転すら考えられるからだ。ホンダのやたらと背の高いN-BOXが、横滑り防止装置(VSA)が標準装備されているのは、横転のリスクを下げる意味も多く含んでいる。

今までのフロントスタビライザー無しのモデルは、ハンドルを切ると、少し遅れてクルマが反応し、大きくクルマが傾いて、運転が楽しいとは、とても言えるレベルになかった。この傾きは、同乗者だって不快だった。マイナーチェンジされたムーヴは、シッカリとハンドル操作に遅れずにクルマが反応。ほぼ、思った通りの方向にクルマが動く。クルマが傾いている状態で、ハンドルを切り足しても戻しても、手応えは十分でシッカリとクルマが反応してくれた。

とくに、スラロームでは、クルマが傾いた状態から元の正常な状態に戻るスピードがスムースだ。そのため、スラロームでは左へ切ったあと、スグに右へ曲がる準備ができているので、安心してハンドルを右に切れた。クルマの傾きの戻りが遅いクルマだと、右へ左へと曲がった道をスイスイとは走れない。ムーヴのCMではないけれど、目で見えないモノだから、一度試乗して感じてみるといいだろう。この感覚は、クラストップの実力といえる。

一般的に、ローダウンサスペンションというと、運動性能は上がるが乗り心地が悪くなるのでは? と思う人も多いだろう。さすがに、そのあたりはダイハツも徹底的にチューニングを施した。従来型ムーヴのフワフワした感じが無くなり、全体的にシャキっととした乗り心地になっている。

さらに、ブレーキのフィーリングも良くなった。急制動時のシッカリ感も上がり、安心して強くブレーキを踏める。これは、前後のブレーキのサイズアップによるものだ。

マイナーチェンジとはいえ、乗ると別物に進化したダイハツ ムーヴ。ワゴンRから始まり、N-ONE、ムーヴへと、その進化は凄まじい。どのクルマを選んでも、この3台ならハズレはない。それぞれ個性があるので、シッカリと試乗して決めるといいだろう。

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ダイハツ ムーヴ カスタム 価格/スペック/燃費など

<ダイハツ ムーブ/ムーブ カスタム価格>
・L 2WD 1,070,000円 4WD 1,191,000円
・L“SA”2WD 1,130,000円 4WD 1,251,000円
・X 2WD 1,200,000円  4WD 1,321,000円
・X“SA” 2WD 1,250,000円 4WD 1,371,000円
・カスタム X 2WD 1,300,000円 4WD 1,421,000円
・カスタムX“SA” 2WD 1,350,000円  4WD 1,471,000円
・カスタム X Limited2WD 1,420,000円  4WD 1,541,000円
・カスタム X Limited SA 2WD 1,470,000円 4WD 1,591,000円
・カスタム RS 2WD 1,430,000円 4WD 1,551,000円

代表グレード ダイハツ ムーヴXリミテッドSA スペック
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 3,395×1,475×1,620mm
ホイールベース[mm] 2,455mm
トレッド前/後[mm] 1,305/1,295
車両重量[kg] 820kg
総排気量[cc] 658cc
エンジン最高出力[ps(kw)/rpm] 52PS(38Kw)/6800rpm
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 60(6.1/5,200rpm
ミッション CVT
タイヤサイズ 155/65R14
JC08モード燃費 29.0km/L
定員[人] 4人
税込価格[円] 1,470,000円
発売日 2012/12/20
レポート 大岡智彦
写真 編集部

ダイハツ ムーヴ カスタムリヤスタイル

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(レポート:大岡 智彦

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