ボルボV60/S60試乗記・評価 欧州競合車をイッキに引き離した価格優位性 [CORISM]

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【ボルボ】2014/09/14

 

ボルボV60 T4 Rデザインプラス

 

豪華なラグジュアリーエディション、スポーティなT4 Rデザインプラス、2つの個性をもつボルボの特別仕様車

ボルボV60 T4 Rデザインプラス

 今回の試乗車では、S60 ラグジュアリーエディションは標準仕様のエンジンを搭載し、V60 T4 Rデザインプラスはポールスター・パフォーマンス・パッケージをインストールした仕様だった。同じ日に両方の仕様のエンジンに乗ったので分かりやすかった。

S60ラグジュアリー・エディションの走りは、快適性に優れたもので、やや柔らかめの味付けがなされた足回りが乗り心地の良さを感じさせ、同時に本革シートによるインテリアまわりの快適性も兼ね備えている。1.6Lの直噴ターボ仕様エンジンは、わずか1600回転という低い回転数で240N・mの最大トルクを発生するので、扱いやすくて滑らかな加速が得られる。日常ユースでは過不足のない実力である。

V60 T4 Rデザインプラスは、S60ラグジュアリーエディションに比べるとやや引き締まった感じの走りを見せる。タイヤサイズが17インチの50偏平から18インチの40偏平に変わることもあって、やや硬めの乗り味で安定性に優れた走りを実現する。

ポールスター・パフォーマンス・パッケージの効果は、低回転域で特に感じられる。アクセルワークに対するレスポンスが良くなって、加速に力強さが感じられるからだ。

高速道路の合流など、一時的に力強い走りを必要とするときに効果があるし、クルージングの回転数も抑えられるから、静かで滑らかな走りが可能になる。メーカー公認チューンによるトルクの余裕には、それなりの魅力があると思う。

標準仕様とポールスター・パフォーマンス・パッケージでは、JC08モード燃費は変わらないのだが、この性能を生かした走りばかりをしていたら、当然ながら実用燃費が悪くなる。なので、アクセルの踏みすぎには注意したい。

S60 T4 Rデザインプラスの競合車もやはりCクラスなどだ。具体的にはメルセデス・ベンツC180 アバンギャルド、BMW320i スポーツ、アウディA4 2.0 TFSI Sラインなどがライバル車になる。やはり動力性能、安全装備、快適装備、価格などの面で、互角または優位に立っている。

もちろん、競合車との間には、モデルの新旧や車種ごとの性格の違いなどもあるので、単純な優劣にはならないが、それでもじっくり比べれば比べるほど、ボルボの特別仕様車の買い得感が際立つ感じになる。

ボルボV60 T4 Rデザインプラス
ボルボV60 T4 Rデザインプラス
ボルボV60 T4 Rデザインプラス

ボルボV60 T4 Rデザインプラス

 

2015年モデルにお買い得な特別仕様車があるか無いかは不明なので、ディーラーから小まめに情報収集したい

ボルボV60 T4 Rデザインプラス

 この特別仕様車 は、販売期間や販売台数を限定したものではない。ボルボは当面は注文を受けた分だけ販売するという姿勢でいる。毎年秋には翌年モデルが発売されている。となると、いつまでもこの仕様と価格の60シリーズが手に入るとは限らない。

逆にいえば、モデルイヤーで切り替わるのなら、いっそのこと2015年モデルの発売を待つことも考えられる。ただし、2015年モデルで、ここまで割安な価格が設定されるかどうかは微妙である。

また、60シリーズは2014年モデルの段階で大きな改良を実施している。2015年モデルの改良幅は小さくなるものと見られる。今回の特別仕様車のように、セーフティパッケージの標準装備化などが図られる程度ではないか。だとしたら、今のうちに買い得な特別仕様車を選ぶというのも良いだろう。セールスマンから2015年モデルの情報などを聞いた上で、特別仕様車の購入を検討したら良い。

もうひとつ、この特別仕様車の価格帯はV40 とも重なっている。モデルの新しいV40を選ぶという考え方もあるだろう。車格が上げて装備のレベルも高く、それでいて買い得感のある60シリーズの特別仕様車にするか、あるいはV40にするかという選択も悩みどころである。

ボルボV60 T4 Rデザインプラス
ボルボV60 T4 Rデザインプラス
ボルボV60 T4 Rデザインプラス

 

ボルボV60/ S60ラグジュアリーエディション価格、装備など

ボルボV60 T4 Rデザインプラス

■ボルボV60/ S60ラグジュアリーエディション価格
・S60 Luxury Edition 3,990,000 円
・V60 Luxury Edition 4,190,000 円

<標準装備>
・HDD ナビゲーションシステム、VICS3
・アルミニウム・パネル(シマ―・グラファイト)
・運転席 8 ウェイパワーシート(ドアミラー連動メモリー機構付)
・フロント・シートヒーター
・速度感応式パワーステアリング(チルト/テレスコピック機構および 3 段階レベル調整機能付)
・パドルシフト
・パーク・アシスト(リア)
・アクティブ・ベンディング機能付デュアル・キセノンヘッドライト(自動光軸調整機能付)/ヘッドライトウォ
ッシャー/コーナリング・ライト機能
・215/50R17 タイヤ&アルミホイール

<特別装備>
・ヒューマン・セーフティ(歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム)
・全車速追従機能付 ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
・車間警告機能
・DAC(ドライバー・アラート・コントロール)
・LDW(レーン・デパーチャー・ウォーニング)
・BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)
・LCMA(レーン・チェンジ・マージ・エイド-急接近車両警告機能)
・CTA(クロス・トラフィック・アラート)
・RSI(ロード・サイン・インフォメーション)
・フル・アクティブ・ハイビーム
・本革シート
・助手席 8 ウェイパワーシート
・12 セグ地上デジタル TV (リモートコントロール付)
・PCC(パーソナル・カー・コミュニケーター)/キーレスドライブ

ボルボV60 T4 Rデザインプラス
ボルボV60 T4 Rデザインプラス
ボルボV60 T4 Rデザインプラス

 

ボルボV60/ S60 T4 Rデザインプラス価格、装備など

■ボルボV60/ S60 T4 Rデザインプラス価格
・S60 T4 R-DESIGN PLUS 4,590,000 円
・V60 T4 R-DESIGN PLUS 4,790,000 円

<標準装備>
専用エクステリア:
・エンブレム付フレームレスブラックフロントグリル、LEDポジショニングライト付専用
フロントバンパー
・専用シルバードアミラーカバー&サイドウインドー・シルクメタルトリム
・スペシャルデザインアルミホイール
S60/V60 T4 R-DESIGN “Ixion” (ダイヤモンドカット/テックマットブラック)
タイヤサイズ:8.0J×18 235/40R18
・リア・バンパー(専用ディフューザー付)、デュアル・スポーツテールパイプ
専用インテリア:
・本革/パーフォレーテッドレザー・コンビネーションシート
(フロントシートバックにR-DESIGNのロゴ刺繍入り)
・本革巻/シルクメタル・ステアリング・ホイール(パドルシフト付)
・デジタル液晶メーターパネル(Elegance、Eco、Performanceの3モード選択式、
R-DESIGN専用テーマカラー)
・専用フローティングセンタースタック(アルミニウム・パネル)
・専用フロントドア・スカッフプレート、スポーツペダル、フロアマット
・チャコールカラーのヘッドライナー
装備、仕様:
・専用スポーツサスペンション
・電子制御前進6速A/Tギアトロニック(湿式デュアルクラッチ)
・フロントパワーシート
・HDDナビゲーションシステム、VICS3、12セグ地上デジタルTV(リモートコントロール付)

<特別装備>
・ヒューマン・セーフティ
(歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム)
・全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
・車間警告機能
・DAC(ドライバー・アラート・コントロール)
・LCMA(レーン・チェンジ・マージ・エイド-急接近車両警告機能)
・CTA(クロス・トラフィック・アラート)
・LDW(レーン・デパーチャー・ウォーニング)
・BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)
・RSI(ロード・サイン・インフォメーション)
・フル・アクティブ・ハイビーム

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(レポート:松下 宏

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