![](/files/node_2011/1302595760-resize-655-436.jpg)
10年ぶりのフルモデルチェンジ
![ボルボ S60 T6 R-DESIGN 外観 エクステリア 画像](/files/node_2011/1302595782-resize-240-160.jpg)
「ボルボS60」が発表されたと聞いて、もはや懐かしいとさえ思った。それもそのはず、先代のボルボS60は、10年も前に発表されていたのだから。そんな長い年月を経て再会を果したボルボS60は、先代の面影をあまり感じさせないスタイルに生まれ変わっていた。しかし、4ドアセダンでありながら、まるでクーペのようなシルエットをもつ基本コンセプトは健在だ。最近では「メルセデス・ベンツ CLS」や「VW パサートCC」などにも通じる4ドアスポーツクーペの原点ともいえるデザインだと評価していい。
そして、今回の最大の特徴が「S60 DRIVe(ドライブ・イー)」と呼ばれるグレード。全世界的ブームである小排気量+ターボの組み合わせたエンジンを搭載。1.6リッター直噴ターボエンジンは、180馬力のパワーと240Nmのトルクを発生し前輪を駆動する。同じ1.6リッターターボエンジンを搭載するシトロエンC5などに比べると、スペック上は24馬力もパワフルだ。10・15モード燃費は、12.6km/l。ボルボ初となるエコカー減税対象車だが、競合に比べてそれほど低燃費というほどではない。だが、エコカー減税により購入しやすくなったのは事実だ。
このS60ドライブ・イー以外には、横置きの6気筒DOHCターボが用意され304馬力&440Nmをアウトプットする。このユニットは「T6」と「T6R-DESIGN」に搭載され、電子制御AWD化されている。
そして、今回の最大の特徴が「S60 DRIVe(ドライブ・イー)」と呼ばれるグレード。全世界的ブームである小排気量+ターボの組み合わせたエンジンを搭載。1.6リッター直噴ターボエンジンは、180馬力のパワーと240Nmのトルクを発生し前輪を駆動する。同じ1.6リッターターボエンジンを搭載するシトロエンC5などに比べると、スペック上は24馬力もパワフルだ。10・15モード燃費は、12.6km/l。ボルボ初となるエコカー減税対象車だが、競合に比べてそれほど低燃費というほどではない。だが、エコカー減税により購入しやすくなったのは事実だ。
このS60ドライブ・イー以外には、横置きの6気筒DOHCターボが用意され304馬力&440Nmをアウトプットする。このユニットは「T6」と「T6R-DESIGN」に搭載され、電子制御AWD化されている。
![VOLVO S60 DRIVe(ボルボ S60 ドライブ・イー) 外観 画像](/files/node_2011/1302595866-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60 ドライブ・イー リアビュー 画像](/files/node_2011/1302595875-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60 ドライブ・イー フロントシート 画像](/files/node_2011/1302595897-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60 ルーフライン 画像](/files/node_2011/1302595914-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60 日本仕様のドアミラー ドアノブ 画像](/files/node_2011/1302595947-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60 ヘッドランプ 画像](/files/node_2011/1302596507-thumbnail-210-140.jpg)
![VOLVO S60 DRIVe(ボルボ S60 ドライブ・イー) エンブレム 画像](/files/node_2011/1302596540-resize-240-160.jpg)
さて、注目のボルボS60ドライブ・イーに乗る。1600回転という低回転から最大トルクを発生するので、エンジンの回転数を上げなくてもグイグイと車速を伸ばしていく。静粛性も優れている。それゆえに、直噴化されたガラガラというエンジンノイズが多少気になる程度。
組み合わされるツインクラッチタイプの6速ギアトロニック付きパワーシフト・トランスミッションは、従来のATに比べ約8%の燃費向上に貢献した。気になるシフトフィールも、多少低速でのストップ&ゴーを繰り返すとギクシャクする感があったものの、通常の走行ではスムースだった。
燃費についても、郊外路で走行している限りはモード燃費に限りなく近付く。しかし、細かい点でまだまだ改善の余地があるように思えた。まず、アイドリングの回転数が高い。試乗車は7〜800回転でアイドリングしていた。最近の国産車などは、約5〜600回転に設定されていて、わずかなガソリンさえセーブしようという対策が施されている。アイドリングストップ機能がないならば、尚更こだわる必要があるし、トルクがあるエンジンなのだから、もう少しギア比を上げるなどすれば、さらに燃費向上ができると感じた。
組み合わされるツインクラッチタイプの6速ギアトロニック付きパワーシフト・トランスミッションは、従来のATに比べ約8%の燃費向上に貢献した。気になるシフトフィールも、多少低速でのストップ&ゴーを繰り返すとギクシャクする感があったものの、通常の走行ではスムースだった。
燃費についても、郊外路で走行している限りはモード燃費に限りなく近付く。しかし、細かい点でまだまだ改善の余地があるように思えた。まず、アイドリングの回転数が高い。試乗車は7〜800回転でアイドリングしていた。最近の国産車などは、約5〜600回転に設定されていて、わずかなガソリンさえセーブしようという対策が施されている。アイドリングストップ機能がないならば、尚更こだわる必要があるし、トルクがあるエンジンなのだから、もう少しギア比を上げるなどすれば、さらに燃費向上ができると感じた。
![ボルボ S60 ドライブ・イー 1.6リッター直噴ターボエンジン 画像](/files/node_2011/1302596594-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60 ドライブ・イー ツインクラッチタイプの6速ギアトロニック付きパワーシフト・トランスミッション 画像](/files/node_2011/1302596655-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60 ドライブ・イー インパネ インテリア 画像](/files/node_2011/1302596667-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60 ドライブ・イー リアシート 画像](/files/node_2011/1302596676-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60 ドライブ・イー ホイール 画像](/files/node_2011/1302596701-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60 ドライブ・イー インテリア 画像](/files/node_2011/1302596800-thumbnail-210-140.jpg)
3リッターターボの「T6」はとにかくパワフル!
![ボルボ S60 T6 R-DESIGN 走り リアビュー 画像](/files/node_2011/1302596811-resize-655-436.jpg)
![VOLVO S60 T6 R-DESIGN(ボルボ S60 T6 R-DESIGN) エンブレム 画像](/files/node_2011/1302596848-resize-240-160.jpg)
3リッターターボエンジンが搭載された「T6」&「T6 R-DESIGN」は、とにかくパワフル。足回りは、ドライブ・イー、T6、T6R-DESIGNという順にハードになる。しかし、思っていたよりハードな印象は薄く、どのグレードもそれほど身構えなくても大丈夫。セダンらしい、コンフォートさは失ってはいない。基本的にオススメは1.6直噴ターボの「ドライブ・イー」だが、速くて美しいセダンに乗りたいのなら、T6R-DESIGNもありだろう。エアロパーツで精悍さがプラスされているのがポイントだ。実際に買う場合は、リセールバリューを考えるとT6よりT6 R-DESIGNがオススメ。スポーティなグレードの方が、中古車になると人気が高いという傾向にあるからだと評価できる。
![ボルボ S60 T6 R-DESIGN リアシート インテリア 画像](/files/node_2011/1302596857-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60 T6 R-DESIGN フロントシート インテリア 画像](/files/node_2011/1302596866-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60 T6 R-DESIGN インテリア インパネ 画像](/files/node_2011/1302596873-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60 T6 R-DESIGN トランク 画像](/files/node_2011/1302596882-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60 T6 R-DESIGN 横置き6気筒DOHCターボエンジン 画像](/files/node_2011/1302596902-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60 T6 R-DESIGN ホイール 画像](/files/node_2011/1302596918-thumbnail-210-140.jpg)
ぶつからない技術「シティ・セーフティ」なら、人も自分も傷付かない!?
![ボルボ S60 T6 走り 画像](/files/node_2011/1302596929-resize-240-160.jpg)
さて、S60全グレードの中で、一番の売れ筋になると予想されているのがドライブ・イーで、オススメしたいのもこのグレード。価格も375万円とライバルより比較的安く見えるが、ナビがオプションとなっている。同じような装備設定で比べても、実際、若干程度安いだけなので、価格で選ぶクルマではない。
ライバルと比べボルボS60を選ぶポイントは、やはり安全思想。低速走行時に追突を防止するシティ・セーフティが標準装備されているのは、ボルボS60だけである。また、オプションとはいえ、レーダとデジタルカメラが時速35km以下で人と判断した場合に、停止または減速させるヒューマンセーフティも選べる(T6R-DESIGNには標準装備)。自分だけが走る楽しさを味わうのもいいが、他人を傷つけない(傷つけると自分も後々大変)という装備に対して、どういう評価をするかがボルボS60を選ぶ理由になるだろう。
ライバルと比べボルボS60を選ぶポイントは、やはり安全思想。低速走行時に追突を防止するシティ・セーフティが標準装備されているのは、ボルボS60だけである。また、オプションとはいえ、レーダとデジタルカメラが時速35km以下で人と判断した場合に、停止または減速させるヒューマンセーフティも選べる(T6R-DESIGNには標準装備)。自分だけが走る楽しさを味わうのもいいが、他人を傷つけない(傷つけると自分も後々大変)という装備に対して、どういう評価をするかがボルボS60を選ぶ理由になるだろう。
![ボルボ S60](/files/node_2011/1302596949-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60](/files/node_2011/1302596983-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60](/files/node_2011/1302596974-thumbnail-210-140.jpg)
![ボルボ S60 シティ・セーフティ 実演 画像](/files/node_2011/1302597028-resize-655-436.jpg)
代表グレード | ボルボ S60 DRIVe(ドライブ・イー)[FF] |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4630x1845x1480mm |
車両重量[kg] | 1540kg |
総排気量[cc] | 1595cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] | 180ps(132kW)/5700rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 24.5kg-m(240N・m)/1600-5000rpm |
トランスミッション | ギアトロニック(湿式デュアルクラッチ パワーシフト・トランスミッション[電子制御6速AT]) |
10・15モード燃費[km/L] | 12.6km/L |
定員[人] | 5人 |
消費税込価格[万円] | 375.0万円 |
発売日 | 2011/03/05 |
レポート | 大岡 智彦(CORISM編集部) |
写真 | CORISM編集部 |
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(レポート:大岡 智彦)
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