BOSCH クルマをまるはだかに「ボッシュ車両健康証明書(BVHC)」ってナニ? Japan Mobility Show 2025

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【イベント】2025/12/16

ボッシュ車両健康証明書(BVHC)

 

クルマを「まるはだか」って、どういうこと?

 

BOSCHは、世のクルマをまるはだかにすることができる「ボッシュ車両健康証明書(BVHC)」の国内展開を計画している。

この「ボッシュ車両健康証明書(BVHC)」は、事故などの際にクルマが受けた衝撃の記録情報を読み出すボッシュCDR(クラッシュデータリトリーバル)の発展版だ。

クルマ(電気自動車を含む中古車など)の健康状態を評価するソフトウェアベースのサービスを日本国内に導入するもので、既にボッシュのお膝元であるヨーロッパでは導入されている。現在アメリカが導入を検討中。日本では、早期導入に向けて進められてはいるが、現時点での導入日程は未定だ。

ボッシュ車両健康証明書(BVHC)

 

 

クルマの事故歴などが、一目瞭然!

 

「ボッシュ車両健康証明書(BVHC)」は、ボッシュ認定整備工場(BCS :Bosch Car Service)などでボッシュの診断モジュール(KTS560または590)と、ESI [tronic] Evolution診断ソフトウェアを使用。クルマの車検や点検整備のスキャンツールと共に、搭載されているコントロールユニットに遠隔操作でアクセス、保存されたデータを読み出してデータ処理を行い「ボッシュ車両健康証明書(BVHC)」にまとめられる。

「ボッシュ車両健康証明書(BVHC)」の最大の利点は、クルマのコントロールユニットに保存されたデータを正確に読み取ること。BOSCHグループは、自動車メーカーなどに依存しないので透明性も高い。そのうえ整備状況や不具合点などを紙や電子データでユーザーに提供することで、より一層整備工場の信頼感やユーザーに安心感を与えることができる。車両コントロールなどの電子化、EV車の増加に伴い難しくなっている故障原因なども説明・理解しやすくなると思う。

 

 

中古車選びでは、事故歴の有無が、より明確になる

 

また、中古車にこの「ボッシュ車両健康証明書(BVHC)」が付属していることで、クルマの健康状態が一目で分かるようになる。ユーザーが自分に合った「取捨選択」ができ、クルマの状態を納得の上で購入することが出来る安心感は大きい。中古車業者もオークションでの仕入れや、購入対象者に対する説明もしやすくなる。

また、整備工場に車検や点検を依頼した際も、修理や整備結果が必要な場合は紙や電子データで詳細(ブレーキパッドやオイル交換など)まで、文書で双方が確認できるので安心感が向上するだろう。

ボッシュ車両健康証明書(BVHC)

 

 

「ボッシュ車両健康証明書(BVHC)」の主な内容

・車両に保存された事故歴

・電気自動車のバッテリー性能状態

・車両に記録された走行距離の差異

・車両に記録された故障履歴

・車両サービス間隔(ブレーキパッドやオイル交換など)の情報

 

もし、自身のクルマが「ボッシュ車両健康証明書(BVHC)」により、事故歴が記録されていた際、その事故がどのような状況で、クルマがどの程度の衝撃を受けているのかを深掘りして知りたいと思った。

私も資格保有しているBOSCH認定CDRアナリストに依頼すれば、より詳細な事故などのデータ解析が可能なので不安な方は是非依頼してみてはいかがだろうか。

<レポート:河野達也

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