フルモデルチェンジした7シリーズに150台の限定車
BMWは、2022年第四四半期に日本国内で正式発表を予定している新型BMW 7シリーズの初期生産限定モデル「THE FIRST EDITION(ザ・ファースト・エディション)」の先行販売の受付を、BMWオンライン・ストア(https://online-store.bmw.co.jp/)で開始した。
新型BMW7シリーズの限定モデル「THE FIRST EDITION」は、3グレード計150台の設定。直6 3.0Lターボエンジンを搭載するBMW 740i Excellence、BMW 740i M Sport、電気自動車BMW i7 xDrive60 Excellenceの3モデルをベースに、それぞれ50台の設定となった。
フラッグシップセダンにEVを設定。電動化に積極的なBMW
BMWは、早期からEVに対して積極的。日本国内でも、EV専用車iXにi3、化石燃料車と共用されるi4、iX3がすでに投入されている。そんな中、早くもフラッグシップセダンである7シリーズにEV(電気自動車)の設定してきた。
メルセデス・ベンツ、アウディといったドイツ高級車メーカーの中で、フラッグシップセダンにEVを設定して日本に導入したのは、BMWが初となる。いかに、日本マーケットを重要視してEV戦略を進めていることがよく分かる。
航続距離は約600㎞前後! 出力は544ps&745Nm!!
EVの新型BMW i7 xDrive60の電動パワーユニットは、前後にそれぞれモーターを配置した4WDを採用。出力は544ps&745Nmと超強大。なんと、0-100㎞/h加速は4.7秒(欧州仕様車)! 2,715㎏という超重量級ボディとは思えない加速性能だ。
そして、気になる航続距離は590~625㎞(WLTPモード)と十分なものとなっている。
740i系には、直6 3.0Lツインターボエンジンにマイルドハイブリッドシステムが加わる。出力は381ps&520Nmを発生。これに、18ps&155Nmの小さなモーターが加わり、システムトータル出力は381ps&540Nmとなった。0-100km/h加速は5.4秒(欧州仕様車)だ。
限定車「THE FIRST EDITION」には、量産車世界初となる31.3インチの8Kパノラマ・ディスプレイを搭載。さらに、リヤ・シート・エンターテイメント・エクスペリエンスに加え、アンプ出力1,965W、40スピーカー、32チャンネルのハイスペックを誇るBowers & Wilkinsダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システムを特別に装備した。
保守的なセダンデザインに挑戦!
この新型BMW7シリーズで、とにかく強烈なインパクトを与えているのが、外観デザイン。先代7シリーズでも、かなり力強いフェイスデザインだったが、ひと目でBMW車と分かるものだった。
しかし、新型7シリーズのフェイスデザインは、新たな挑戦ともいえるほどアグレッシブなもの。従来のBMW車の顔から、大きく離れた新BMWデザインを感じさせる。少し、同じグループのロールスロイス的でもある。
ヘッドライトは、とにかく薄型。さらに、スワロフスキーが使われキラキラ感を演出。キドニーグリルは、照明で浮かび上がらせる「アイコニック・グロー」が採用されている。かなり個性的なフェイスデザインで、やや好き嫌いがハッキリ出るかもしれない。
こうした個性的なデザインは、カンパニーカーとして使われるような高級セダンには不向きとされてきた。顧客に敬遠される傾向が強く、売れなくなるからだ。そのため、あまり冒険しないカタイデザインが多かった。そんな中、新型7シリーズのデザインは、かなり攻めている。この調整の結果が、どうでるか楽しみだ。
新型BMW7シリーズ限定車価格
・BMW 740i Excellence THE FIRST EDITION(限定50台) 17,200,000円
・BMW 740i M Sport THE FIRST EDITION(限定50台) 17,200,000円
・BMW i7 xDrive60 Excellence THE FIRST EDITION(限定50台) 19,000,000円
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