2025 バンコク国際モーターショーレポート<GAC(広州汽車)・AION編>トヨタに次いで3位の販売台数に躍進!
2025 バンコク国際モーターショーレポート<GAC(広州汽車)・AION編>の目次
高級ミニバンm8をタイ披露
GAC(広州汽車)は、今回のバンコク国際モーターショーでの新車販売台数がBYD、トヨタに次ぐ3位に入った。前年の7位から大きなステップアップである。
今年は、新型車2車種を発表したことも貢献しているだろう。GACブランドの高級ミニバンであるm8と、コンパクトなBEVのアイオンUTだ。
m8は、中国や中東などではすべに発表されているモデルだが、タイでは今回が初のお目見えとなった。身障者用も用意している。
ボディサイズは、全長が5200㎜を超えるロングボディながら、全幅は1893㎜で、全高は1823㎜と、このクラスの中華ミニバンとしてはやや控えめなサイズ。アルファードとレクサスLMを掛け合わせたような外観デザインは、なかなかの迫力がある。
m8はPHEVで、ほかの中華ミニバンがBEVであることを考えると、やや特殊な存在だ。中国ではPHEVも新エネルギー車として扱われている。タイでは税制上はBEVに比べて不利になるが、ガソリン車よりは有利だ。
先進の安全装備を備えているもの特徴で、7エアバッグ、レベル2の運転支援システム、フュージョン自動駐車システムなどを備えているという。
BEVのアイオンUTをタイ初公開!
アイオンは、GACがBEVなどの新エネルギー車に使うブランドで、今回のバンコクではアイオンUTがタイで初お目見えとなった。全長4270㎜×全幅1850㎜×全高1575㎜というコンパクトなボディの5ドアハッチバック車で、ホイールベースは長めの2750㎜となる。
外観デザインはSUV的な味付けも施されている。フロントに150kW(204ps)のパワーを発生する電気モーターを搭載し、前輪を駆動するFF車だ。電池は50kWh仕様と60kWh仕様の2種類が用意され、航続距離は60kWh仕様が400㎞以上とされている。
会場には、ほかにアイオンブランドのSUVモデルであるアイオンVも展示されていた。これは2024年7月にアイオンブランドの世界戦略SUVとして発表されたもので、SUVらしい力強い外観デザインと、ソフトタッチで滑らかなインテリア空間を備えている。航続距離が650㎞に達するほか、最新の急速充電技術によって15分で最大370㎞の航続距離を確保できるという。
<レポート>松下宏
2025 バンコク国際モーターショーレポート<MG(上海汽車)編>
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