ニュルブルクリンク24時間レース スバル応援ツアーレポートの目次
初海外レース観戦!「ニュルブルクリンク24Hレース応援ツアー」へ行く!!
こんにちは、みじゅ【車と洗車ちゃんねる】の黒木美珠です!
5月中頃に開催された「ニュルブルクリンク24時間レース」。この24時間レースに、スバルのSTIWRX S4で参戦。スバルファンでもあるみじゅは、現地へ応援にいってきました!
いつもと違ったクルマ紹介ではないのですが、ぜひみなさんも旅気分を味わって頂ければ嬉しいです。
今回は個人渡航ではなく、株式会社SUBARU様の完全子会社「スバル興産」様が企画・運営する「ニュルブルクリンク24Hレース応援ツアー」でドイツへ行ってきました。
海外のレース観戦となると、自分で航空券、ホテル、レースチケット、レンタカー手配など結構ハードルが高そうなイメージですが、今回はツアーの為、手続き等も全部お任せでき初めてのドイツでも安心して観戦に行けました。
往復の飛行機はドイツの航空会社ルフトハンザ航空を利用。ロシア上空は諸事情により通れないため、アラスカ北極経由の計14時間フライトでした(涙)
ドイツへ到着したのは夜の20時を回っていましたが日没は21時。そのためきれいな夕日が出迎えてくれて、旅のいいスタートが切れました♪
アウトバーンのトイレは有料!
翌朝ホテルを出発。メルセデス・ベンツの大型バスで、片道3時間弱かけてニュルブルクリンクサーキットへ向かいました。道中はアウトバーンを利用。驚いたことに、通行料は無料なんですね。遅い車はキープライト(ドイツは右側通行なので一番右側が走行車線になります)が徹底されており、日本のような追越車線が混み合う、といった渋滞も起きない為ストレスなく走れるということに凄く感動しました。
アウトバーン上のPAは、基本的にトイレは有料です。今回の旅で2箇所立ち寄りましたが、1箇所目は1回1ユーロ。コインまたはVISA等のタッチ決済。もう1箇所はトイレ利用後におばちゃんに50セント手渡しするスタイルです。羽田空港の両替所で両替して紙幣は持ってきましたが、コインは一切もらえず最低が5ユーロ紙幣です。そのためドイツ国内のSAでトイレに行かれる際はトイレ利用前に売店で水など買ってコインを作るのをおすすめします。
なんと、ニュルではスバルチームの監督、ドライバーがお出迎え!
約2時間強のバス移動で、いよいよニュルブルクリンクサーキットに到着です。ニュルブルクリンクサーキットは、全長約25kmの大型コースのため、サーキットについてからメインスタンドへ向かう道中だけでも駐車場へ向かう渋滞で30分ほどかかります。
サーキットについたら、最初にツアーメンバーはSUBARUのパドックへ向かいます。パドックでは、今回走行するWRX S4や現地のSUBARUファンの方々、辰巳監督や選手が出迎えてくれ記念写真などを撮影しました。
車両を間近で見学、辰巳監督から直接レースに対しても意気込みを聞くこともできる豪華な待遇でした。ツアー特典が豪華で、ファンにとってはとても嬉しいですよね♪
いい意味で市販車らしさが残るレース車両
今回、レースに参戦するWRX S4は、レース車両とはいえ“市販車ベースを崩しすぎていない”という点が特に魅力に感じました。
空力処理やタワーバー等の車両装備は、今後、特別仕様車やSTIのアフターパーツとして販売することも想定した上で開発されています。レースと市販車の結びつきは深いんだなと改めて感じました。
内装などは、最低限の内張になっています。使用しているプラットフォームは市販車と同じSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)だったりと、市販車からかけ離れすぎていない為、オーナーの方も「自分の愛車がニュルブルクリンクを走っている」というような喜びを得られるのではないでしょうか。
熱すぎるドイツのスバルファン
パドックでは、ドイツ現地のSUBARUファンの方と交流しました。彼らのSUBARU愛はかなり熱く、毎年Super GTを観戦するために来日する方、SUBARU車を3台持ちしている方、スバル360をレストアしている方、OEMになる前の水平対向エンジン搭載のサンバートラックを納車待ちの方など、想像の上をゆくスバル愛をお持ちでした。
海外でもこれだけ熱狂的なファンを作れるSUBARU・STIは凄いなと改めて感じました。
今回お話しさせて頂いた現地ファンの方々は、私が帰国してからもInstagramでいいねやコメントをくれる素敵な方達で、このツアーで新たなご縁ができたことがとても嬉しかったです。来年のSuper GTも観戦に来られるとおっしゃっていたので再会できる日が楽しみです。
ニュルのミュージアムも見学
レース開始時間まで数時間ほど余裕があったため、サーキットに併設されているニュルブルクリンクミュージアムへ行きました。価格は€11.50、日本円で1700円前後(当時)です。
貴重な展示品だけでなく体験型アトラクションやシアターも数個併設されており、かなり見応えのある施設でした。ミュージアムの建物からは、ジェットコースターのレールが飛び出ていますが、実は一度も運行されたことがないそうです。
レールは完成したものの、コースターの振動で建物のガラスが割れてしまうことが判明し、今はニュルブルクリンクの遺産的な立ち位置でレールだけ見ることができます。ニュルの名物にもなっているそうなのでお越しの際はぜひ探してみてくださいね。
観戦ポイントはピット上が穴場!?
レーススタートの瞬間は、ピットのある建物の屋上から見学。グランドスタンドも入れるチケットでしたが、レース開始1時間前から満席で入場できなくなってしまい屋上からの見学でした。
グランドスタンドに入れないのは残念でしたが、ピットの屋上は上から見渡せるのでこちらも見やすいし撮影もしやすく意外と穴場かもしれません♪
WRX S4が出場するのはSP4Tクラス。スタートは混雑していたので、周回2周目で走行する姿を見つけることができました。
スタート後は、現地ファンの方はほとんどレースを見ずにケータリングカーでビールやフードを買って食事をしたり、持参したテントでBBQをして過ごしたりと、キャンプやレジャー要素も兼ねているレースイベントでした。
今回のツアーは、17時に一旦バスに乗り、別の観戦ポイントに立ち寄ってからホテルに帰るプランでした。私たち動画取材班は、そのバスには乗らずに夜の21時まで現地観戦。20時過ぎくらいから夕日がすごく綺麗で、コースの脇では夜間走行に備えて気球のライトアップ準備などが進められていました。
完走シーンに感動!
レース二日目。朝方までは、114号車WRX S4はクラス1位で走行していましたが、6時過ぎごろにマシントラブルが発生しピットにてエンジンの載せ替え作業が行われました。エンジニアの方達の諦めない姿勢がとてもかっこよく感動。ピットでの作業は、4時間強程で無事に終わり、私たちツアーメンバーが会場に戻ったと同時に再スタートしました。
その後はマシントラブル等もなく無事にレースを完走。
レース完走後にピットへお伺いしましたが、メカニックの方達の安堵した表情や喜びを分かち合っている姿を間近で見ることができとても感動的でした。
最終的に24時間で総周回114周を走り切り、結果は総合77位、SP4Tクラス2位での完走を遂げました!
現地で見るからこそ、現場の温度感や雰囲気を直に感じることができ、よりレースにのめり込んで応援することができました。
また、今回はツアーということで、普段は入れないようなピットやパドック、グリッドウォーク、選手との記念撮影などの特典もあり、初めての海外レース観戦では安心して渡航できるのも魅力でした。
私のチャンネルでも観戦ツアーVLOGや再生リスト内では選手インタビュー動画なども公開しています。ツアー参加気分を味わっていただければ嬉しいです♪
以上、みじゅ【車と洗車ちゃんねる】の黒木美珠でした。
レポート:黒木美珠
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