【ゴルファー視点の新車実力診断書 試乗評価】コスト感覚に優れたバランス派ゴルファーにピッタリ レクサスCT200h [CORISM]

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【レクサス】2011/04/14

5ドアハッチバッグゆえ積載性は低いが、二人なら優雅に使える

レクサスCT200hスタイル

 レクサスCT200hは、コンパクトカーということもあり、明るく鮮やかなボディカラーもよく似合う。写真のイエローも、街では注目を集める

■積載性 5点(採点は10点満点)

 レクサス CT200hは5ドアハッチバック なので、荷室の容量そのものは小さい。だが、6:4分割のリヤシートを倒して使用すれば、なんとかキャディバッグ(9型×2、8.5型×1)3つを収容可能。着替え用バックもコンパクト なものなら、3個積載可能だろう。今回は実際に3名乗車したが、後部座席の同乗者は、キャディバックと隣り合わせになるため、少々圧迫感を感じたとのこと。
 ベストな使い方としては、2人乗車。リヤシートを完全に倒して2人分のキャディバックと手持ちのバック2つを搭載するパターン。これなら、全席と後席(荷室)として割り切ることができるので、レクサスらしい高級感ある雰囲気を壊すこともないと評価したい。

経済性を考えれば外せない低燃費のハイブリッドシステム

レクサスCT200hハイブリッドシステム

 基本システムは、プリウスと同じ。エコ、ノーマル、スポーツなど3つのモードを選べるのが新しい

■燃費&経済性 9点

 今回は約100km走行で3名乗車。交通の流れに乗り、基本的に左車線を走行し、一般道20%、高速道80%といった内容だ。平均燃費は約21km/l。トヨタ の2モーター式ハイブリッド 車は、意外かもしれないが比較的速度の遅い一般道での燃費が良い。一般道も60km/h以下が高効率のようだ。それは、頻繁にエンジンを停止させモーター走行する時間がたくさんとれること、減速を繰り返すことでバッテリーの充電も頻繁に行えていることにもよる。高速道路だと常にエンジンがかかっている状態になり、思ったほど燃費が伸びてこない。実際、高速道路では、20km/l前後が限界。それに対して、一般道では23km/lになることもあった。
 高速道路で燃費が伸びないとはいえ、20km/lだから恐るべし燃費であることには間違いない。仮に今までのクルマが10km/lだったら、ガソリン代は約半分に節約できる。月1万円使っているなら年間12万円が6万円である。ガソリン代をコストダウンした分で、新しいゴルフクラブの購入だってできる。輸入車に比べレクサスCT200hは、レギュラーガソリンであることもコストダウンできる。また、今後のガソリン代高騰を考えると燃費は重要だ。
 車両価格は、売れ筋でお勧めのバージョンCで375万円。プリウス に同じ程度のオプション類を装備すると300万円弱程度。そうなると、100万円ほど効果なイメージになるが、クルマの質感や乗り心地は数段上。そう考えると、ブランドのステータスなど含めると、それほど高くもなく感じると評価したい。

走りはスポーティそのもの。ユッタリ派には不向きかもしれない

レクサスCT200hスタイル

 もっともスポーティなグレードであるFスポーツ。専用のサスペンションを装備し、よりハードな走りに対応する

■走り&乗り心地 7点

 トヨタのハイブリッド車で、最もスポーティなハンドリングを持ったレクサスCT200hだけに、ちょっとした山道ではとても気持ちよくスイスイと走ることができる。ゴルフ場へ向かう道も楽しさに変えてくれるクルマだ。しかし、比較的高年齢化し、少々体が疲れやすいゴルファーにはあまり向かないかもしれない。少々、サスペンションがカタイのだ。その分、スポーティに走れるのだけれども、お疲れモードに入っているときは、もっとゆったりとした乗り心地がいいだろう。少々乗り心地がカタめのレクサスCT200hの中で、乗り心地重視なら、売れ筋バージョンCの16インチタイヤがベスト。最もスポーティなFスポーツは、走りは良いがゴルファーの移動の足としてはちょっとハードなのでお勧めしない。アベレージゴルファーが、プロスペックのクラブを使い疲れ果ててしまうようなイメージだ。
 また、レクサスCT200hはハイブリッド車ならではの静粛性も魅力。予算に余裕があるのなら、バージョンLにオプションで用意されるマークレビンソンのオーディオを装備して大好きな音楽を楽しむのもいいだろう。高い静粛性と高品位なサウンドは、ゴルフに疲れた体に優しく響いてくれる。

ミエだけでクルマを選ばない、経済性などバランス感覚に優れた人に向く

レクサスCT200hインパネ

 シンプル過ぎず派手過ぎずバランスのよいインパネまわり。ナビの視認性も良好

■総合 7点 

 積載性能はやはり5ドアハッチバックということから、なにがなんでもキャディバッグ4つ積めなくてはならない、という人には向かない。当然、大型輸入車が大好きという旧ゴルファースタイルの人にも不向きだ。リヤシートを倒して、余裕のある2名でゴルフに行くスタイルが似合う。40歳代以上の夫婦や女性同士などに似合いそうだ。レクサスCT200hは、燃費も良く経済的であるので、ゴルフスタイルについても、クルマに対しての見栄えも多少意識するものの、燃費やサイズなどコスト感覚にも優れたバランスの良いゴルファーに向くのだろう。

レクサスCT200hインテリア
レクサスCT200hインテリア
レクサスCT200hインテリア

代表グレード レクサス CT200h "Version C"
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4320x1765x1460mm
車両重量[kg] 1380kg
エンジン:総排気量[cc] 1797cc
エンジン:最高出力[ps(kw)/rpm] 99ps(73kW)/5200rpm
エンジン:最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] 14.5kg-m(142N・m)/4000rpm
モーター:型式 3JM 交流同期電動機
モーター:最高出力[ps(kw)/rpm] 82ps(60kW)
モーター:最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] 21.1kg-m(207N・m)
駆動用主電池 ニッケル水素電池
トランスミッション 電気式無段変速機
10・15モード燃費[km/L] 34.0km/L
定員[人] 5人
消費税込価格[万円] 375.0万円
発売日 2011/01/12
レポート 大岡 智彦(CORISM編集部)
写真 CORISM編集部

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(レポート:大岡 智彦

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