フォルクスワーゲン ポロ新車情報・購入ガイド 買い得感タップリな限定車「ポロ プレミアムエディション」デビュー! [CORISM]

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【VW】2016/02/12

更なる値引きを引き出せれば、上質なコンパクトカーが超お買い得に!

フォルクスワーゲン ポロPremium Edition(ポロ プレミアム エディション)
 フォルクスワーゲン は、限定モデルの特別仕様車「Polo Premium Edition(ポロ プレミアム エディション)」と「Polo Premium Edition Navi Package(ポロ プレミアム エディション ナビ パッケージ)」の発売を開始した。ポロ プレミアムエディションが50台、ポロ プレミアムエディション ナビパッケージが1300台の限定車となっている。

 フォルクスワーゲン ポロは、2009年にデビュー。その後、2014年にビッグマイナーチェンジが施された。よりクリーンで高級感あるデザインに変更されただけでなく、エンジンがSOHCからDOHCに変更された。このパワーユニットの変更で、パワーはやや下がったものの燃費は向上されている。

 このビッグマイナーチェンジでは、なんと追突軽減自動ブレーキのフロントアシストを始め、マルチコリジョンブレーキシステムなどが全車に標準で装備されたのだ。カーテンエアバッグやサイドエアバッグ類は、すでに標準装備化されていたことから、安全性能は飛躍的に向上している。国産のこのクラスのコンパクトカーのように、オプション設定とせずに、すべてのグレードで高い安全性能を担保したのは、より安全なクルマをマーケットに送り出すという自動車メーカーの社会的責任を果たしたカタチだ。フォルクスワーゲン ジャパンの安全思想は高い。

 ポロ プレミアムエディションは、ポロTSI コンフォートラインをベースとしている。このコンフォートラインにリヤビューカメラ“Rear Assist”と15インチアルミホイールを標準装備とた。こうした装備をプラスしながら、ベースモデルよりも 3.5万円安価な価格設定2,249,000円としている。プラスされた装備を含むと、ザックリ10万円程度はお得な価格といえそうだ。

 そしてポロ プレミアムエディション ナビパッケージは、さらに純正ナビゲーションシステム
“714SDCW”、レザー3 本スポークマルチファンクションステアリングホイール(オーディオコントロー
ル付)、オートライトシステム、レインセンサー、自動防眩ルームミラーといった通常オプション設定の
快適装備を標準装着して、価格を2,399,000円とした。ベースとなるコンフォートラインが2,284,000円なので、115,000円高となる。ナビだけでも23万円程度するので、それを含めると15万円分程度のお買い得感がある。

 さて、問題はどちらの限定車を選ぶかが重要。なんと、この2台の価格差はわずか15万円。15万円でナビやオートライト、レインセンサーなどなど多くの装備がプラスされる。ナビを装着することが前提となっているのなら、プレミアムエディション ナビパッケージを選択したほうが買い得感は高い。予算的な制限が無いのであれば、プレミアムエディション ナビパッケージを選んだ方がいいだろう。

 こうした限定車の投入でポロは随分国産車との価格が近くなった。しかし、そうは言ってもまだ国産コンパクトカー と比べるとやや割高。使用燃料もハイオク仕様なので、燃費が良くても燃料費という面では、それほど大きな差がでない。北米でディーゼルエンジン のコンピュータプログラムによる不正が発覚したが、こうしたことにコストや時間をかけるくらいなら、日本のガソリン事情に合わせレギュラーガソリン仕様にコンピュータのプログラムを変更することくらい容易だろう。クルマそのものは、非常に魅力的なクルマだけに、日本のマーケットに合わせることがどれだけできるかが、今後の課題でもある。日本にあった仕様に変更すれば、もっと売れるクルマだ。例えば、同じダウンサイジングターボであるスバルの1.6ターボエンジンは、レギュラーガソリンに対応しマーケットに支持されている。

 安全装備に関しては自動ブレーキにサイドエアバッグ&カーテンエアバッグが標準装備されているなど、国産コンパクトを大幅に超えている。小さくても高い安全性能をもつ。小さいクルマだけに安全性能は重要だ。走行性能も含め、やや価格は高くても、上質なコンパクトカーに乗りたいと思っているのなら良い選択になりお勧めだ。

 お買い得感を増した限定車を用意したのには、それなりの訳がある。ポロは2009年デビューで、すでにモデル末期。さらに、北米でのディーゼル車不正問題の影響でフォルクスワーゲンの2015年販売台数は、約5.5万台で昨年対比で約81%となった。徐々に従来の販売台数に戻りつつあるものの、2~3月は自動車業界の最繁忙期。ここで台数を稼がないと、2016年のスタートダッシュでつまずくことになる。そのため、こうしたお買い得車を投入することで、一定の販売台数を確保したい考えだろう。

 つまり、こうした状況は買い手が有利。一般的にお買い得車は「値引きできない」と、センスの無い営業マンは語るが、もはやそうも言っていられない状況。お買い得な限定車とはいえ、一定の値引きが引き出せる。とくに、マツダ デミオ のディーゼル車やトヨタ アクア と競合させれば効果的。値引きが加われば、ポロ プレミアムエディション ナビパッケージは、かなりお買い得なモデルで満足度も高くなる。

フォルクスワーゲン ポロPremium Edition(ポロ プレミアム エディション)
フォルクスワーゲン ポロPremium Edition(ポロ プレミアム エディション)
フォルクスワーゲン ポロPremium Edition(ポロ プレミアム エディション)

フォルクスワーゲン ポロ特別仕様車価格

■フォルクスワーゲン ポロ特別仕様車プレミアムエディション価格
・ポロ プレミアムエディション 2,249,000円
・ポロ プレミアムエディション ナビパッケージ 2,399,000円
フォルクスワーゲン ポロPremium Edition(ポロ プレミアム エディション)
フォルクスワーゲン ポロPremium Edition(ポロ プレミアム エディション)
フォルクスワーゲン ポロPremium Edition(ポロ プレミアム エディション)

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(レポート:CORISM編集部

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