スズキ クロスビー新車情報・購入ガイド 高評価だった外観デザインはキープコンセプト。弱点だった燃費性能は、1.2Lマイルドハイブリッドへ変更し改善!
堅調な販売を続けていた初代クロスビー
スズキは、コンパクトクロスオーバーSUVである「クロスビー」をフルモデルチェンジし発売を開始した。クロスビーは、このフルモデルチェンジで2代目となる。
初代クロスビー(MN01系)は、2017年2月に登場。角を丸くしたハイトワゴン系ボディに、大型丸形ライトにSUVテイストをプラス。可愛らしさの中にもタフネスさを感じさせる個性的なデザインが特徴。
搭載エンジンは、直3 1.0Lターボに、マイルドハイブリッドを組み合わせ。150Nmというトルクをアウトプット。当時、960㎏(FF車)という軽量ボディの恩恵を受け、想像以上にキビキビと走る。ミッションは、当時のコンパクトカーとしては珍しい6速ATが搭載されていた。
そして、軽自動車で磨いた優れたパッケージング技術も魅力。クロスビーの荷室は、なんとゴルフのキャディバッグが真横に詰める。欧州ステーションワゴンの中型モデルでも、キャディーバッグを真横に詰めるモデルはとても数少ない。奥行こそ、やや短めだが、使い勝手に優れれるモデルだった。
とても魅力的だった初代クロスビーだったが、残念ながら爆発的なヒットにはならなかった。それでも、2025年度上半期の販売台数ランキングは40位で、約5,800台を販売。モデル末期ながら、前年比103.4%と好調だった。
キープコンセプトとなった新型クロスビー
2代目新型クロスビーの商品コンセプトは「アクティブシーンに似合う個性的なデザインと、広い室内を兼ね備えたコンパクトクロスオーバーSUV」。
堅調な販売だった初代クロスビーということもあり、2代目クロスビーのデザインは、見事なくらいのキープコンセプト。それだけ、初代クロスビーのデザインは、高く評価されていたという証でもる。
そのため、2代目クロスビーでは、初代クロスビーのデザインをベースとしながら、力強さやタフネスさをプラス。水平基調のフロントフードとし、厚みを増したフェイスデザインとした。プラットフォームはキャリーオーバーなので、基本的なシルエットは、ほぼ同じでだ。
初代クロスビーの可愛らしい丸型ヘッドライトは、流行りの半円形型とし、ちょっと精悍さをプラスしている。
上質感あるインテリアへ進化
外観デザインは、キープコンセプトだが、インテリアデザインは大きく変化した。従来の厚みがありSUVらしいタフネスさをアピールしていたコッテリ系インパネは、水平基調でワイド感あるスッキリ系に変更された。
適度なタフネス感で、上質感もアップしているのが特徴だ。メーターも液晶ディスプレイ化。大型7インチメーターディスプレイが装備され、視認性もアップしている。
使い勝手面も初代クロスビー同様で、高いレベルにある。ラゲッジスペース
は、後席を倒さずに、9.5インチのゴルフバッグ横にして収納可能。FF車のラゲッジアンダーボックスを外すと120Lの容量を確保。ラゲッジボードを外すことで荷室高が拡大するので、背の高い荷物も収納できるようになる。
また、アウトドアでの使用が前提となっているので、防汚タイプラゲッジフロアや撥水加工シートなど、汚れや水濡れなどにも対応。さらに、小物入れなどの収納も万全。リヤシートは、165mmものスライド量があるので、シートアレンジ次第で色々なシーン合わせて使用できる。
燃費重視! 1.0Lターボから1.2Lマイルドハイブリッドへ
そして、パワートレインも変更されている。従来の1.0Lターボエンジン+6速ATの組み合わせから、スイフトなどに搭載されているZ12E型エンジンのマイルドハイブリッド+CVTの組み合わせとなった。これは、先代クロスビーで評価が低かった燃費面を改善する目的で採用されている。
これにより、先代クロスビー(FF)の燃費18.2㎞/L(WLTCモード)から、新型クロスビー(FF)では、22.8㎞/L(WLTCモード)へと大幅に向上している。
ただし、燃費は向上したものの、最高出力は99㎰から80㎰へ。最大トルクは150Nmから108Nmへ大幅にダウンしている。さらに、排気量が1.0Lから1.2Lとなったことで、自動車税が4,500円アップすることになる。
また、走行モードは、スポーツモード、スノーモード、グリップコントロール、ヒルディセントコントロールを2WD車にも採用。そして、コーナリング時に膨らむことを抑えるブレーキトルクベクタリング機能であるアクティブコーナリングサポートを採用。より、運転しやすくした。
さらに、減衰接着剤の採用などにより、快適な乗り心地と、高い操縦安定性・静粛性を実現させた。
最新の予防安全装備パッケージ「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を標準装備
そして、予防安全装備や運転支援機能も充実させた。自動ブレーキ関連では、ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせにより、検知対象を車両や歩行者、自転車、自動二輪車とし、交差点での検知にも対応した衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を標準装備。
運転支援機能では、アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]と車線維持支援機能、車線逸脱抑制機能を全車標準装備した。その他、降車時警報機能を追加したブラインドスポットモニターや夜間の視認性を向上させるアダプティブハイビームシステムなども採用している。
2代目新型クロスビーの価格は、ハイブリッドMZグレードが2,335,300円となった。初代クロスビーのハイブリッドMZグレードが2,190,100円だったので、約15万円の価格アップとなっている。
新型クロスビーのグレード選び
新型クロスビーのパワートレインは、1.2Lマイルドハイブリッドのみ。グレードは、上級グレードのハイブリッドMZとエントリーグレードのハイブリッドMXとなる。
ハイブリッドMXには、電動パーキングブレーキやアダプティブハイビームシステム、LEDフォグランプ、パドルシフト、プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア)、IRカット機能付フロントガラス、ステアリングヒーター、防汚タイプラゲッジフロアなど、今時必須ともいえる装備が装着されていない。ハイブリッドMZとの価格差は、約18万円。この価格差なら、多少無理してでもハイブリッドMZを選んだ方が満足度は高い。そのため、新型クロスビーのお勧めグレードは、ハイブリッドMZになる。
気になる新型クロスビーのリセールバリューを予想してみた
初代クロスビー(MN01系)の約5年落ち(2025年比)の中古車相場は、下記の通りとなった。中古車相場は、2025年10月調べ。
初代クロスビー(MN01系) ハイブリッドMZ(FF)中古車相場:約130~190万円
当時の新車価格比:約64~93%
初代クロスビー(MN01系)の中古車相場は、人気のコンパクトSUVということもあり、やや幅が広いが高値維持となっている。当時の新車価格に対しても、約64~93%となったことから、リセールバリューも高いモデルといえる。
2代目新型クロスビーも、初代クロスビーと同等の人気になると仮定するのであれば、2代目新型クロスビーのリセールバリューも高値となる可能性が高い。短・中期の乗り換えであれば、大きなメリットになるだろう。
スズキ クロスビー新車価格
・HYBRID MX FF 2,157,100円/4WD 2,333,100円
・HYBRID MZ 2,335,300円/4WD 2,500,300円
スズキ クロスビー燃費、ボディサイズなどスペック
| 代表車種 | クロスビー ハイブリッドMZ(FF) |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 3,760×1,670×1,705mm |
| ホイールベース | 2,435mm |
| 最低地上高 | 180mm |
| 車両重量 | 990㎏ |
| 総排気量 | 1,197cc |
| エンジン型式 | Z12E型 |
| エンジンタイプ | 直列3気筒DOHC12バルブ |
| 最高出力 | 80ps(59kw)/5,700rpm |
| 最大トルク | 182N・m/4,500rpm |
| モーター最高出力 | 184ps(135kw)/5,000-6,000rpm |
| モーター最大トルク | 108Nm(11kgf・m)/4,500 |
| 燃費(WLTCモード) | 22.8km/L |
| 駆動方式 | 前輪駆動(FF) |
| トランスミッション | CVT |
| サスペンション型式 | 前:ストラット 後:トーションビーム |
| タイヤサイズ 前後 | 175/60R16 |
| 最小回転半径 | 4.7m |
| バッテリー種類 | リチウムイオン |
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