ダンロップ WINTER MAXX ICE Pro(ウインターマックス・アイスプロ) 振り切り特化型マーケティングの結晶は、氷上性能特化型スタッドレスタイヤ!
振り切りマーケティングから生まれた氷上特化タイプのスタッドレスタイヤが「WINTER MAXX ICE Pro」
DUNLOP (住友ゴム工業)は、スタッドレスタイヤのWINTER MAXX(ウインターマックス)の新シリーズとした「ICE Pro(アイスプロ)」を2026年8月より発売を開始する。
この「WINTER MAXX ICE Pro」は、氷上性能に特化し開発されたスタッドレスタイヤ。従来モデル「WINTER MAXX 03」より、氷上ブレーキ性能を25%、氷上でのコーナリング性能を9%向上させた。
「WINTER MAXX ICE Pro」のタイヤサイズは、計99サイズを用意。13インチから22インチまでの幅広いラインアップとなっている。価格はオープンプライス。
シンクロウェザーなら、1年中履き替えなくても大丈夫なはずじゃなかったの?
ダンロップは、高い技術力を背景とした独創性に優れたオールシーズンタイヤである「シンクロウェザー」を2024年10月に発売を開始した。
冬はスタッドレスタイヤに履き替える習慣が当り前の日本マーケットで、オールシーズンタイヤが普及するのか? と、懐疑的な見方も多かった。
ところが、雪上での走行も想像以上、夏場もとくに問題なしというマーケットからの高い評価を得た。さらに、軽自動車用サイズも追加され、販売は好調。メジャーリーガーの大谷翔平選手をCMに起用した話題性だけで売れた訳ではないことを実証してみせた。
ダンロップは、オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」があればスタッドレスタイヤなど不要。冬タイヤマーケットに、そんな雰囲気を与えていた。
「シンクロウェザー」で、日本マーケットに根付いていなかったオールシーズンタイヤというマーケットを開拓。しかし、その途端、ダンロップは「WINTER MAXX ICE Pro」で、まったく異なる真逆の戦略をとった。
振り切り特化型マーケティングと呼ぶのかは不明だが、氷上性能特化型「WINTER MAXX ICE Pro」を投入。なんと、タイヤのライフをやや犠牲にしてでも、氷上性能アップ狙ったスタッドレスタイヤだ。
ライフよりも、氷上性能アップで、より安心・安全を重視
スタッドレスタイヤには、大きく分けて氷上性能、雪上性能、ドライ性能、ウェット性能、ノイズ性能、ライフ性能の高さが求められる。二律背反するケースも多く、すべてをバランスよく伸ばすのは至難の業とされてきた。
そんな中、安全面など雪国で最も重要視され性能は何か? ダンロップが出した、そんな問いへの回答は「氷上性能重視」だった。
氷上性能を大幅に伸ばすためには? すべてをバランスよく伸ばすのは至難の業なので、あえてダンロップはタイヤのライフを少し犠牲にした。
その結果、従来モデル「WINTER MAXX 03」より、氷上ブレーキ性能を25%、氷上でのコーナリング性能を9%と、それぞれ大幅に向上させることに成功した。
柔らかい「ふんばり吸水ゴム」を新開発
そのために、ダンロップは数々の新技術を投入。ポイントは、タイヤを柔らかくすること。新開発の「ふんばり吸水ゴム」を採用。「ICE Pro」の最大の特徴は、「やわらかくて、ふんばる」ことを実現した。
「ICE Pro」は「密着」の先に着目し、低温でゴムの柔軟性を持続させる「低温ふんばり剤」を配合したことで、ゴムがしなやかに変形し続けて密着を高める作用を生み出した。それにより、大きな力が加わっても密着状態を「持続」することが可能にとなった。
さらに、このゴムの性能を最大化するため、接地面積を増大させる「新開発プロファイル」と、サイプ(タイヤの溝に刻まれた細かい切れ込み)量を大幅に増やして除水・エッジ効果を高めた「新開発トレッドパターン」を採用している。
長く使える「うるおいポリマー」をマシマシ!
また、スタッドレスタイヤで重要なのは、経年劣化。タイヤが硬くなる現象が起きる。スタッドレスタイヤの場合、ゴムの硬化は雪上・氷上では大幅な性能劣化にもつながる。何年リスクなく使えるか? は、とても重要な要素になる。
そこで、ダンロップは経年によってタイヤ内部のオイルが抜けてゴムが硬化する対策として、オイル抜けを抑えてゴムの硬化を抑制する「うるおいポリマー」を従来品から増量配合。
これにより、やわらかさが維持され、新品時だけでなく、4年が経過しても氷上での効きが持続し、過酷な冬道での長い安心感を可能とした。ライフは、多少短くなったとはいえ、長期間安定した性能を維持できる点は大きなメリットだ。
振り切り特化型マーケティングから生まれた「WINTER MAXX ICE Pro」。スタッドレスタイヤ界の王者、ブリヂストン「ブリザック」に対し、今冬、どんな影響を与えるのか楽しみだ。
ダンロップ WINTER MAXX ICE Pro サイズ表
ホンダフリード(GT系) VS トヨタ シエンタ(10系)徹底比較
【関連記事】
【オススメ記事】
- ダンロップ WINTER MAXX ICE Pro(ウインターマックス・アイスプロ) 振り切り特化型マーケティングの結晶は、氷上性能特化型スタッドレスタイヤ!【その他】
- 日産キックス(P16型)新車情報・購入ガイド 超絶進化し、売れるコンパクトSUVへ!【日産】
- スバル レヴォーグ レイバック(VN系)新車情報・購入ガイド さり気なく燃費性能も向上したF型【スバル】
- スバル レヴォーグ(VN系)新車情報・購入ガイド 走行性能向上とコネクティッドを向上させた一部改良【スバル】
- スバル レヴォーグレイバック(Fタイプ)新車情報・購入ガイド 待望のストロングハイブリッド「S:HEV」搭載車を解説! 7月発表!価格は?【スバル】
- ホンダフリード(GT系) VS トヨタ シエンタ(10系)徹底比較・評価 後悔・失敗しないための新車購入ガイド【イベント・モーターショー】
- ルノー キャプチャー試乗記・評価 より洗練されたフルハイブリッド「E-TECH」【ルノー】
- マツダCX-5(KM系)試乗記・評価 「きゅんポイント」はネコ目! クルマ好き女子が短所・長所も解説試乗!!【マツダ】
- 日産エルグランド(E53系)試乗記・評価 こだわり抜いた乗り心地と走りの良さで再チャレンジ!【日産】
- 日産リーフ(ZE2系)試乗記・評価 歴代モデルのノウハウを凝縮し、劇的進化を果たした歴史あるBEV【日産】
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!


















