【中古車購入術】クルマの過去が気になる! 中古車の誤解パート2 [CORISM]

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【生活・文化】2010/09/14

中古車は、過去より今! 最近の中古車は保証も充実! 過去の故障や事故の不安も少なくなった

トヨタ エスティマ 中古車
 中古車販売のガリバーの調査によると、中古車を購入する際、約60%の人が『過去の故障や事故が気になる』というデータがあります。クルマのメカニズムがよく分からなかったり、見えない部分に不安を感じる女性の立場からすると、クルマは毎日の生活やドライブを共に過ごすパートナーとなるだけあって、過去の修復歴や事故歴など、当然、気になるものですよね。
 しかし、いまやそんな消費者の不安を取り除くべく、中古車販売の世界は進化しているんです。例えば、安心して中古車が購入できるように、事故歴や修復歴があるクルマは、詳細にわたった検査基準を設けることで、クルマの状態がチェックされていたり、納車前にはメンテナンスが必要な箇所を整備してから販売。また、購入後の保証が付けられているものまであるんです。
 つまり、ひと昔前は、購入する側が中古車のコンディションを見抜く目が必要だったり、勘に頼ってアタリ・ハズレを語るような原始的な概念で受け取られていましたが、いまは信頼できるお店にお任せすることで、個体の状況をしっかりと把握したうえで、上手に向き合うことができるようになっているのです。ひと昔前と比べれば、消費者にとって購入しやすい環境が整ったものですよね。

中古車も恋愛も過去がわかれば安心できる。若手女性評論家、藤島知子が告白?

藤島知子
 ちょっと話は変わって、『パートナーの過去』って、何かと気になるものですが、これって恋愛と似ていますよね。例えば、付き合うかもしれない男性の女性遍歴(笑)。これから付き合うかもしれない相手に向かって、自分の恋愛遍歴を事細かに語る必要はありませんし(というか、女子的には過去の女についてあまり語って欲しくないですけど。笑)、なにも経験したことがない男性よりも、一度は恋や結婚などに挫折して、痛みを知った男性のほうが、魅力的に映るものです。
 そういう意味では、人もクルマも同じなのかもしれません。新車にはまだ誰も手をつけていない「まっさら」の魅力がありますが、1万キロ程度走り込んできたころに、足回りやシートのフィット感、ハンドルの握り心地が馴染んできたり、何年も使い込まれたことで、クルマ全体の雰囲気に奥行きが感じられるようになるものです。
 その点、中古車選びの場合、心配されがちな事故歴や修復歴などの問題があるクルマはしっかり公表されていますし、担当者に聞けば細かな情報を聞き出すころだって可能。故障した部分もキチンと整備されていれば、過去の問題はすでに精算されているのと同じです。
 パートナー選びという意味では、ある意味、相手の条件があらかじめ提示されて向き合う『お見合い』の世界を越えているのかもしれません。ガリバーのCMでは、石田純一さんと結婚された東尾理子さんが、父親の東尾監督に向かって「中古がいいの!」と訴えかけていることですし、オトコもクルマも過去を含めて受けとめるって、なんだかステキな話ですよね。

■藤島知子プロフィール
スーパー耐久のレースクイーンを経験後、軽自動車の公認レースに参戦。以来、さまざまなカテゴリーのレースへ参戦する。現在は自動車雑誌やWebで執筆活動を行なっており、日本カーオブザイヤー選考委員でもある。

【PART1はこちら!】
【中古車の不安一発解消!!】クルマのクセってなんですか? 中古車への誤解パート1[2010.07.23/CORISM]

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(レポート:CORISM編集部

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