ホンダ 4WD車雪上レポート Part 2 4つの4WDシステムをもつホンダ。そのパフォーマンスを評価する! [CORISM]

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【ホンダ】2016/03/15

 

■N-WGNに搭載されているビスカスカップリング方式の実力は?

ホンダN-WGN

 冒頭でお伝えしたように、4つのタイプが存在するホンダ4WD システム。2つめとなる「ビスカスカップリング方式」のモデルとして試乗したのは「N-WGNカスタム」。軽量でコンパクトな設計は、低床化したNシリーズに最適なもので、横滑り防止装置のVSAと協調制御が行われるもの。前輪がスリップすると空転量をコントロールして路面を磨き過ぎないように制御するほか、前後輪のスリップ量を合わせてコントロールすることで後輪に必要なトルクを配分します。

滑りやすい路面でも、車体が軽いわりに路面を掻き出すトラクションが得やすいことで、登り坂も安心して走れるし、応答性に優れた走りはコントロール性に優れていて、クルマを操る楽しみを与えてくれるところがいいですね。

■重量級SUVに搭載される4WDシステム「i-VTM4」とは?

ホンダ パイロット

ホンダの4WD車を藤島知子がレポートする!

 ホンダの4WD、3つめは「i-VTM4」と呼ばれる方式。この4WDシステムについては、北米で人気のSUV「PILOT」で体験することに。今回試乗したのは、V6 3.5Lエンジンに6速ATを組み合わせた車重1922kgの8人乗りのモデル。すると、重量級のSUVながら、慣性によって生じるネガを感じさせないスムーズな走りに驚かされることに。

「i-VTM4」はリヤのデファレンシャルをコンパクトに収めたシステムで、発進加速や追い越しをするときには、アクセルペダルを踏み込むと同時に4輪に力を配分してスムーズな加速を促すもの。タイヤがスリップするシチュエーションでは、左右後輪の動きを制御する2つのクラッチがLSD効果をもたらして、路面の状況に応じて最適な駆動力を配分。

雪道のほかには砂地、泥濘路など、かなり厳しい環境でもタフな悪路走破性を披露してくれます。走る環境に応じて、あらかじめ走行モードが設定できるほか、安定した姿勢で走るクルージング時は前輪のみを駆動するFFとなるので、経済性と悪路走破性を両立させることが可能な仕組みです。長距離移動をしてレジャーを楽しんだり、タフな走りを求めるユーザーにはピッタリですね。

■4つのホイールをコントロールするスポーツハイブリッドSH-AWD

ホンダ レジェンド

 4つめは、残念ながら今回は試乗することができませんでしたが、レジェンドに採用されている「スポーツハイブリッドSH-AWD」。モーター駆動の強みを活かして、走行環境に合わせて4つのホイールの動きをきめ細かに制御していくインテリジェントなシステムは、カーブの進入時、旋回時、立ち上がりといったシチュエーションに応じて、後輪左右のトルクをコントロールする仕組み。

大柄なセダンが走る上で、曲がりやすくも安定した姿勢づくりをサポートするトルクベクタリング機能がドライブをサポートしてくれます。雪道や急勾配の登坂ではハイブリッド ドライブモードの4輪駆動に切り替わるそうです。

さまざまなモデルを乗り比べることができた今回の雪上試乗会。ホンダはそれぞれのクルマのキャラクターに合わせた仕組みを使い分けることで、ユーザーのクルマの使い方やニーズに応える提案が行われているのだと実感しました。中でも、4WDモデルについては、スモールカーから大型のSUVセダンスポーツカー まで幅広くラインナップ。アスファルトの上だけでなく、こうした雪上においても、ハンドルを握る楽しみやクルマを使いこなす日常にワクワクする喜びを与えてくれるところにホンダのDNAが息づいているのだと感じたのでありました。

<レポート:藤島知子>

藤島知子

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(レポート:CORISM編集部

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