ガソリン高騰に消費税など、震災不況を乗り越える4つの回避術【国沢コラム】

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【ビジネス・経済】2011/05/02

 

ガソリン高騰に備えて、買うなら絶対「低燃費車」

 大震災以後、困ったことに明るい話が全く無い。明るくなるような材料もない。かくなる上は、今後遭遇しそうなトラブルを認識し、回避できるなら回避。対応出来そうなら対応。覚悟するならそれなりの準備に入ることをすすめておく。最悪の状況を考えておけば何とかなると思います。

ガソリン高騰 震災後のガソリン入手難の時の150円を上限に、下がってくるかと思いきや再び上昇する展開になってきた。今後しばらくガソリン価格が下がる要因無し! 連休中に155円を伺う展開になるだろう。ただガソリン供給量は余裕ある。安いスタンドを探して利用したい。
長期的に見ても値下がりの余地があると思えないため「ガソリン代など気にならない」という人を除き、買い換えるな ら実用燃費で15km/L以上のクルマにすること。10・15モード燃費30km/L前後のダイハツ・イース(価格も80万円を切る模様)や新エンジンのデミオを待つ?

ダイハツ イース

 最量販モデルで、100万円を切る価格が予想されているダイハツ イース
ダイハツ イース
ダイハツ イース

 

ダイハツ イース

マツダ デミオ

*写真は現行型。量産車初となるSKY ACTIV搭載するデミオは、今年6月に発売予定

マツダ デミオ

SKY ACTIVを搭載したガソリンエンジンのカットモデル

消費税アップ確実!? ならば、クルマは今買う! が、お得だ

 消費税上げ 早ければ来年4月から消費税が8%以上になる可能性大。最悪10%ということだってありうる。200万円のクルマなら実質的に10万円の値上げということ。税額上げが決まり次第、事前の購入をすすめておく。もし低利定額金利のローンを組めるなら、長期ローンでもOK。
この秋に出てくる新型車で気に入ったモデルがあるなら、10年間乗るつもりで買うべき。また、長期のガソリン高騰に備え電気自動車にする、と言う手もある。2012年度は電気自動車に対する補助金が出なくなると私は考えてます。リー フを買うなら早めに動きたい。

新型スバル インプレッサ

 今年秋から冬にかけて発売が予想されている新型インプレッサ。

新型トヨタ プリウスα(アルファ)

 5月中旬にも発売が予定されているプリウスのミニバン&ワゴンとなるプリウスα(アルファ)

新型VWパサート

 こちらも5月に発売が予定されているVWパサート。VWの低燃費技術が満載

高速道1000円乗り放題は、5月末で終了か?

 高速道路 現在の休日1000円走り放題は5月末日で終わりになるようだ。高速道路の無料化実験も同時に終了すると考えていいだろう。再び地方の高速道路はガ〜ラガラ。ムダの象徴になる。ダメージ大きそうなのが橋の通行料金大幅値上がりの四国。本州から四国に渡る乗用車は大幅に減るハズ。
もし遠くの地を訪れたいなら、5月中をすすめておく(東北地方の高速道路のみ割引を導入か?)。夜間の割引や通勤割引など予算措置を必要としないETC割引は継続されると考えていい。通行料金800円となるアクアラインの社会実験は千葉県の強力な後押しあって24年3月まで継続。

インフレになったら「コメの備蓄」か?

 不景気 日を追う毎に深刻になっていくだろう。とにかくお金が回ってい ない。もしインフレになったなら、クルマに代表される耐久消費財は購入出来なくなってしまう。日本の景気の底が抜ける前に動くべき。「良い自転車を買っておく」とか「お米を籾の状態で1年間分くらい備蓄しておくなども良い。

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(レポート:国沢 光宏

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