フォード マスタング 50YEARS EDITION試乗記・評価 50年目の「野生馬」は環境にも優しい優等生!? [CORISM]

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【フォード】2015/03/17

■これぞアメ車! サメのような獰猛なフォルムでよりマッチョ感アップ!

フォード マスタング 50YEARS EDITION

マスタングの特徴、三連テールランプのモチーフをフロントやリアに現代風にアレンジして採用した新型

 アメリカ車というと、ブランド名(キャディラックとかジープ とか)は知っていても、車の名前を挙げろと言われると、ちょっと考えこんじゃう人が意外と多いのではないでしょうか。そんな人でも「マスタング」 と言われれば、「ああ、知ってる知ってる!」ということになるはず。

 それもそのはず、第二次世界大戦後の平和で豊かな暮らしを謳歌する若者たちをターゲットに1964年に誕生したフォード マスタングは、その洗練されたスタイリングで発売と同時に大ヒットとなり、アメリカ国内で若者に限らず幅広い層の支持を得ます。

 そして、その評判を伝え聞いた日本の若者たちにも、自由と希望の国アメリカを象徴する車として憧れのスペシャリティ・カーとなったのでした。

 そんなマスタングですが、日本に正規輸入が開始されたのは意外に遅く、誕生から30年がたった1994年の4代目マスタングから。以来2005年の5代目を経て、フルモデルチェンジされた待望の新型の輸入が2015年から開始されました。

フォード マスタング 50YEARS EDITION

全長4,790mm×全幅1,920mm×全高1,380mmの「ファストバック」ボディー

フォード マスタング 50YEARS EDITION

室内は伝統の左右対称・水平基調デザイン。ミッションは6速ATでパドルシフトも備える。

フォード マスタング 50YEARS EDITION

逆スラントノーズや鋭く切れ上がったヘッドライトが獰猛なサメを連想させる

フォード マスタング 50YEARS EDITION

■「野生馬」エンブレム多数なるも、走りは成熟したしつけのよいサラブレッド!

フォード マスタング 50YEARS EDITION

助手席前のダッシュボードに輝く、50周年記念車用の専用プレート

 今度で6代目となる新型フォード マスタングですが、そのスタイリングは「これぞアメ車!」というくらい獰猛で精悍なもの。ロングノーズ、ショートデッキというスポーツカー のセオリー通りの2ドアボディがいかにもマッチョな感じを醸し出しています。

 運転席に座ると広大なボンネットが目に飛び込み、いかにもスペシャルな車に乗っている、という気持ちを抱かせます。そして、その気分をさらに高めるのが、ボディのあちこちに配された伝統の「ギャロッピングホース」のマークと「50YEARS」の文字。

 この、マスタングの象徴といえる野生の馬をかたどったエンブレム、フロントグリルとリアエンドで燦然と輝くほか、室内でもステアリングのセンターパッド、助手席のダッシュボード、本革シートの背もたれ部分、スカッフプレートにフロアマットと、いたるところで疾走(ギャロッピング)中。ざっと数えて10ヶ所(10頭?)発見しましたが、実際にはもっとあるかもしれません。馬だらけです。

フォード マスタング 50YEARS EDITION

航空機のコックピットのようなインテリア。ステアリングの「野生馬」が気分を高揚させる。

フォード マスタング 50YEARS EDITION

ドアを開けるとスカッフプレートとフロアマットの2頭の「野生馬」が目に飛び込む

フォード マスタング 50YEARS EDITION

もちろん、フロントグリルにはひときわ大きい「野生馬」が燦然と輝く

■今年後半登場の右ハンドル車か、350台限定の50周年記念車か・・・、究極の選択!

フォード マスタング 50YEARS EDITION

マッチョなスタイリングとは裏腹に、しつけのいいサラブレッドのような走りを見せる

 実は当初日本に入ってくるマスタングは「50YEARS EDITION」という350台限定の特別仕様車のみ。今回試乗したのもそのモデルで記念エンブレムが付いているため、「野生馬」のマークが少し多めになっているのかもしれません。

 そんなスペシャルな仕様のアメリカン・スペシャリティ・カー、どんなじゃじゃ馬かと思いつつ恐る恐る乗ってみると・・・、「とっても乗りやすい!」

 期待を裏切らないパワフルな加速を見せる強力なエンジンでありながら、無駄なモリモリ感やラフさはなく、必要な時に必要なパワーを素直に出す、よくしつけられたサラブレッドのような感じがしました(本物のサラブレットには乗ったことはありませんが・・・)。

 エンジンは314馬力を叩き出す、直列4気筒DOHC2.3L直噴ターボ。燃費の面でも、お財布に優しそうで普段の足としても使えそうな素直な特性を持っています。希少性も備えるこの限定車に心ひかれる一方で、今年後半に輸入されるという5.0LのV8エンジン搭載車や、より使いやすそうな右ハンドル仕様車にも大いに興味をそそられます。

 本当は、それらを試乗してから、どれがいいかジックリ考えたいけれど、そうするときっとこの50周年記念の限定車はなくなっているだろうし・・・。さあ、困ったマスタング選び。皆さんなら、どうしますか?

フォード マスタング 50YEARS EDITION

タイヤサイズは255/40R19

フォード マスタング 50YEARS EDITION

エンジンは314馬力を叩きだす、縦置き直列4気筒DOHC2.3L直噴ターボ

フォード マスタング 50YEARS EDITION

この専用エンブレムを装着した50周年記念の「50 YEARS EDITION」は350台限定!

■フォード マスタング50 YEARS EDITION価格、スペックなど

■フォード マスタング50 YEARS EDITION:4,650,000円

代表グレード フォード マスタング50 YEARS EDITION
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4,790×1,920×1,380mm
ホイールベース[mm] 2,720mm
トレッド前/後[mm] 1,580/1,645mm
車両重量[kg] 1,660㎏
総排気量[cc] 2,260cc
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] 231 [314] / 5,500 rpm
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 434 [44.3] / 3,000 rpm
ミッション 6速AT
タイヤサイズ 255/40 ZR19
定員[人] 4人
税込価格[円] 4,650,000円
レポート 堂島 昭
写真 編集部

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(レポート:堂島 昭

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