ダイハツ ミライース新車情報の目次
<お勧め記事>
■ベーシックな軽自動車の魅力を詰め込んだダイハツ ミライース
燃費テクノロジーを積極的に採用して、ベーシックな軽自動車の魅力を再確認させたのがダイハツのミライースだ。
その第2世代は、自慢の低燃費と低価格に加え、安全と安心も意欲的に盛り込んでいる。また、2代目も軽量化に励み、最大80kgのダイエットに成功した。パワーユニットにも改良のメスを入れ、35.2km/Lの低燃費を実現している。
ミライースは、インパネをトレイ状にしているため小物を置きやすく、デジタル表示のメーターも見やすい。キャビンも外観から想像するより広く、後席でも不満のない広さを確保した。さすがに、頭上空間は握りこぶし1つ分の余裕にとどまるが、XのSAⅢから上のグレードはリアヘッドレストも装備している。気になるのは、シート下に足を入れづらいことだ。荷室は形状がよく、荷物を積みやすいが、ハイトワゴンほどの広さは望めない。
■得意なのは市街地走行
ダイハツ ミライースは、走りの実力もアップしている。自然吸気の3気筒エンジンだけの設定だが、軽量化が功を奏し、発進加速や追い越し加速でもたつきを感じなくなった。しかし、加速するとエンジン音が一気に高まるし、登坂路も得意ではない。
ハンドリングと乗り心地も1ランク引き上げられた。剛性感が高く、街中を中心とした走りでは乗り心地もよくなったと感じられる。駐車しやすく、立体駐車場を使えるのも魅力だ。
ハンドリングにも磨きがかけられている。得意とするのは、街中や市街地の走りだ。細い14インチタイヤのため、扱いやすい。ステアリングは軽く切れるし、取り回し性も優れている。だが、軽量ボディに加え、タイヤも貧弱だから高速走行やワインディングロードでは接地感や落ち着きが今一歩の印象だ。
■コストパフォーマンスに優れるミライース
ダイハツ ミライースの魅力のひとつは、90万円台のグレードを買っても先進安全装備が充実していることである。先進安全装備は、3世代目となるスマートアシストⅢに進化した。
ダイハツのスマートアシストⅢは、デュアルカメラによるセンサーにより、クルマだけでなく歩行者も検知して自動ブレーキをかける。衝突回避の反応スピードも引き上げられ、精度が高まった。
また、コーナーセンサーを採用した前後の誤発進抑制機能を盛り込んだ。ただし、クルーズコントロールがないのは物足りなく感じる。トップグレードのG SAⅢは、快適なシートヒーターやチルトステアリング、オートエアコン、キーフリーシステムなども標準装備するが、その下のX SAⅢでも満足度は高い。
ミライースは樹脂製のバックドアを採用するなど、高品質な生産とコスト低減に力を入れ、販売価格を低く抑えているのがチャームポイントだ。コストパフォーマンスはライバルより高い。
■ダイハツ ミライース価格
・B 2WD 842,400円/4WD 972,000円
・B“SAⅢ”2WD 907,200円/4WD 1,036,800円
・L 2WD 874,800円/4WD 1,004,400円
・L“SAⅢ”2WD 939,600円/4WD 1,069,200円
・X“SAⅢ”2WD 1,080,000円/4WD 1,209,600円
・G“SAⅢ”2WD 1,209,600円/4WD 1,339,200円
■ダイハツ ミライース燃費、スペックなど
代表グレード | ダイハツ ミライースG SAⅢ |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 3395×1475×1500mm |
車両重量[kg] | 670kg |
総排気量[cc] | 658cc |
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] | 36(49)/6800rpm |
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 57(5.8)/5200rpm |
ミッション | CVT |
JC08モード燃費[km/l] | 34.2km/l |
定員[人] | 4人 |
税込価格[万円] | 1,209,600円 |
発売日 | 2017/5/9 |
レポート | 片岡英明 |
写真 | ダイハツ |
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