トヨタ ヴォクシーハイブリッド&ノアハイブリッド(VOXY & NOAH)新車情報・購入ガイド 待望のハイブリッドシステムを搭載し燃費は23.8㎞/Lを達成! ヴォクシー&ノアハイブリッドの価格は285万円から!
トヨタ ノア&ヴォクシー最新新車情報
■優れた燃費性能、静粛性、走行性能など、高価だが圧倒的な総合力!■
■クラストップの完成度! 足りないものは自動ブレーキのみ!?■
低床、低燃費、最大級室内スペースというミニバンの王道を極めた新型ヴォクシー&ノア
トヨタは、国内5ナンバーミニバンの人気車種であるヴォクシー&ノアをフルモデルチェンジし発売を開始した。今回投入された新型トヨタ ヴォクシー&ノアには、このモデルで初となるハイブリッドシステムが投入されている。ただし、新型ヴォクシー&ノアのハイブリッドモデルは発売が若干遅れ、2月24日の発売が予定されている。
5ナンバーサイズミニバンのトレンドは、限られたボディサイズの中での最大級のスペースにある。そのため、新型トヨタ ヴォクシー&ノアはプラットフォームを新開発。全長を従来モデルから100mm延長し徹底して広さにこだわった。その結果、ホイールベースも+25mmの2,850㎜とし、室内高は1,400㎜と+60mmとクラストップ高さを誇り、トップレベルの室内空間を確保した。
ただし、室内高を高くすると当然車高に影響する。車高が高くなればなるほど、重心が高くなりクルマが不安定になり、走行性能に影響がでる。それだけではなく、車高が高くフロアも高いと乗降性も悪く、子供やお年寄りが乗り降りしにくいクルマとなる。
当然、トヨタもそのあたりは熟知しており、今回の新型ヴォクシー&ノアでは低床化にもこだわった。フロア高も-60mmとなり、乗り降りのしやすさと広さ、クルマの走行安定性を高い次元で両立させている。また、スライドドアの乗り込み口の高さは360mmとクラストップの低さ。スライドドアのスライド量も805mmと広く、誰にでも優しい使いやすい仕様となっている。この低床化のために、新型ヴォクシー&ノアは超薄型のガソリンタンクをフロア下に配置するなどのテクノロジーが採用されている。
新型トヨタ ヴォクシー&ノアは、その大きな空間でゆったりとくつろげるようにと、2列目シートをキャプテンシートとした7人乗りをアピールする。なんと、3列目シートを格納すると、従来モデルより2列目シートが+300mm後方へスライド。計810mmというスライド幅をもち、2列目シートはまさにファーストクラスともいえるラグジュアリーな空間を楽しめるようになった。
3列目シートは、トヨタのこだわりなのか、相変わらず左右への跳ね上げ式。ホンダ ステップワゴンと同じことはしたくないのだろうか。さらに、ワンタッチで軽々と跳ね上げて固定できるように改良されている。ただ、やはりスペースの有効活用と後方視界の確保という視点では、3列目シートはフロア下に格納するほうが、メリットがあるように感じる。同じトヨタのミニバンでも、エスティマはフロア収納式だ。
よりアグレッシブなフェイスになったヴォクシー&ノア。エアロモデルは、さらに強烈!
ボディデザインは、上級モデルであるヴェルファイア&アルファードのイメージをさせるものとなった。ヴェルファイア系のように上下二分割風にデザインされたヘッドライトをもつのは、アクの強さと押し出し感でアピールする新型ヴォクシー。サイドにエアダクト配したワイド感を強調するエアロを装備したガソリンのZS系はより強面系ナンバー1といえる迫力をもつ。恐らく、このZSが人気グレードになると思われるが、ハイブリッドモデルには、このZS系エアロではなく比較的おとなしいタイプのエアロでまとめられている。いずれ、このZS系のエアロが取り付けられるだろう。
対してノアは、比較的ファミリーを意識した優しめの顔が特徴。ただ、それはヴォクシーと比較であり、アルファード同様押し出し感と顔の大きさは同じで、なかなか立派な雰囲気でまとめられている。ただし、ガソリン車のSiだけは別物。サイドの大きく張り出したエアダクト付エアロや専用のヘッドライト、グリルなどで構成されており、もはや同じノアとは思えないほどの変貌ぶり。先代ノアが比較的おとなしめのフェイスだったためか、人気の中心がヴォクシーになったことを意識してのことだろう。ある意味、Siはヴォクシーよりインパクトがある顔となっている。
23.8㎞/Lという超低燃費を達成した新型ヴォクシー&ノア、ガソリンも16.0㎞/Lというナンバー1燃費をアピール
そして、新型トヨタ ヴォクシー&ノアに搭載されるパワーユニットは、ハイブリッドと2.0Lガソリンの2タイプが用意される。やはり、新型ヴォクシー&ノアの注目は待望のハイブリッドシステム搭載車だ。搭載されるハイブリッドシステムは、プリウスαと同じ重量級ボディに対応する1.8Lのハイブリッドシステム。重要なのは、ニッケル水素電池の設置場所。電池の設置場所ひとつで、広い室内が犠牲になるのでは意味がない。しかし、さすがトヨタというべきか、最近のトヨタ車はバッテリーの設置場所を苦としない設計がされていて、新型ヴォクシー&ノアも室内スペースを犠牲にしないフロントシート下にバッテリーを設置している。
そして、新型トヨタ ヴォクシー&ノアの燃費は圧倒的な23.8km/Lを達成。ガソリン車の約1.5倍という低燃費を実現している。当然、クラスナンバー1燃費だ。新型ヴォクシー&ノアのシステム出力は100kw(136ps)となっている。
ガソリン車は、既存のバルブマチック付2.0Lエンジンの改良型が搭載される。このエンジンは、さらなるポンピングロスの低減が図られた上に、10.5という高圧縮比化が施され燃焼効率をアップ。さらに、一番効果が高いと言われているアイドリングストップ機能が装備された。その結果、パワーは158psから152psに。トルクは196Nmから193Nmへと若干パワーとトルクをダウンさせているものの、燃費は13.6㎞/Lから16.0㎞/Lへジャンプアップ。こちらもクラストップの実力だ。
さらに、実用域での燃費向上効果が期待できる蓄冷エバポレーターを装備。夏場などの暑いときにアイドリングストップし、エアコンが送風状態になっても冷気を送り出し、車内温度の上昇を抑制。より長くアイドリングストップ機能を維持できるものだ。これは、スズキのワゴンRなどにも装備されているものと同じだ。
ウィークポイントは、安全装備。選ぶならハイブリッド車だが、安全装備を考えると購入時期のベストは2015年以降か?
低燃費化や低床化、室内スペースの最大化など、まさに5ナンバーミニバンの王道を行く新型トヨタ ヴォクシー&ノア。この完成度は圧倒的ともいえるが、新型ヴォクシー&ノアにはウィークポイントもある。それが、追突被害軽減自動ブレーキだ。
新型ヴォクシー&ノアには、こういった安全装備が用意されていない。今では軽自動車でも用意されているものが無い。せめて、サイドエアバッグやカーテンエアバッグなどを標準装備化すれば、まだ言い訳ができるが、それらも相変わらずのオプション。評価できるのは、日産セレナの半額という47,250円というリーズナブルな価格くらいだ。だから、セレナは「パパ・ママドライバーは燃費より安全」といったプロモーションを行い新型ヴォクシー&ノアの隙を突いている。トヨタは、より良いものを2015年から装備というが、それでは遅すぎる。日産セレナには、人間を認識するカメラまで付いているエマージェンシーブレーキをほぼ全車に標準装備させているくらいなのだ。
新型トヨタ ヴォクシー&ノアの価格は、X&VのCパッケージ8人乗りが2,180,000円から。ただし、このグレードは助手席側パワースライドドアも無ければ、アイドリングストップ機能も無い仕様なので、実際にはX の2,370,000円がエントリーグレードとなる。実際に満足度の高いグレードで、売れ筋になるのは専用エアロでまとめられた個性派グレードで、ヴォクシーならZS、ノアならSiということになる。どちらも7人乗りで2,600,000円。若干装備が違うので単純比較できないが、日産セレナ ハイウェイスターがエマージェンシーブレーキを標準装備し2,568,300円なので、若干セレナが安めというイメージになる。
しかし、実際に予算に余裕があるのなら、新型ヴォクシー&ノアはハイブリッドモデルを選びたい。新型ヴォクシー&ノアハイブリッドモデルのエントリーグレードは、2,850,000円で7人乗りだけの設定。リヤオートエアコンなどが装備されている上級グレードが2,970,000円でこの2タイプのみがハイブリッド用グレード。こちらは、装備と予算次第だが、価格差は12万円と少ないので選ぶなら上級グレードのおすすめだ。
ヴォクシーZSとノアSiとハイブリッドエントリーグレードの価格差は25万円。例えば、カローラアクシオハイブリッドGは2,075,000円で、ガソリンのGは1,650,000円なので42.5万円もある。単純比較とはいかないが、そう考えると新型ヴォクシー&ノアのハイブリッド車の価格設定は比較的安めといえる。距離を走る人であれば、実燃費でどれだけの差が出るか分からないが、ガソリン代の差で元が取れそうな範囲。また、それだけでなく、リセールバリューは圧倒的にハイブリッドが高いだろうから、25万円の差は短期で乗り換えるのならすぐに回収できる範囲だろうと予想できる。こういったことを加味して選ぶとなると、やはり新型トヨタ ヴォクシー&ノアはハイブリッドを選ぶのがベストだろう。ただし、安全装備を重視するのであれば2015年まで待つことをおすすめしたい。
また、2014年秋頃には、新型トヨタ ヴォクシー&ノアハイブリッドのライバルとなるホンダ ステップワゴンがフルモデルチェンジする。こちらもホンダのハイブリッドシステムを搭載するとの噂もある。新型ステップワゴンハイブリッドの燃費や価格は、新型ヴォクシー&ノアハイブリッドを超える可能性もあるので、購入を悩んでいるのなら、新型ステップワゴンハイブリッドの有無が分かってからでも遅くはないだろう。
トヨタ ヴォクシー&ノア価格、燃費、スペックなど
■トヨタ ヴォクシー価格
・2WDガソリン車
X “C Package” 7人 2,210,000円
8人 2,180,000円
“ サイドリフトアップシート車” 7人 2,620,000円
7人 2,400,000円
8人 2,370,000円
V 7人 2,600,000円
8人 2,570,000円
ZS 7人 2,600,000円
8人 2,570,000円
・4WDガソリン車
X “C Package” 7人 2,410,000円
8人 2,380,000円
“ サイドリフトアップシート車” 7人 2,811,000円
7人 2,600,000円
8人 2,570,000円
V 7人 2,800,000円
8人 2,770,000円
ZS 7人 2,789,000円
8人 2,759,000円
・ハイブリッド車
X 7人 2,850,000円
V 7人 2,970,000円
■トヨタ ノア価格
・2WDガソリン車
X “V Package” 7人 2,210,000円
8人 2,180,000円
“ サイドリフトアップシート車” 7人 2,620,000円
7人 2,400,000円
8人 2,370,000円
G 7人 2,600,000円
8人 2,570,000円
Si 7人 2,600,000円
8人 2,570,000円
・4WDガソリン車
X “V Package” 7人 2,410,000円
8人 2,380,000円
“ サイドリフトアップシート車” 7人 2,811,000円
7人 2,600,000円
8人 2,570,000円
G 7人 2,800,000円
8人 2,770,000円
Si 7人 2,789,000円
8人 2,759,000円
・ハイブリッド車
X 7人 2,850,000円
G 7人 2,970,000円
定員[人]7人
代表グレード | トヨタ ヴォクシーハイブリッドV |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4,695×1,695×1,825mm |
ホイールベース[mm] | 2,850mm |
車両重量[kg] | 1,620kg |
総排気量[cc] | 1.797cc |
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] | 73(99)/5,200rpm |
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 142(14.5)/4,000rpm |
モーター最高出力[kw(ps)] | 60(82) |
モーター最大トルク[N・m(kg-m)] | 207(21.1) |
システム全体[kw(ps)] | 100(136) |
ミッション | 電気式無段変速機 |
JC08モード燃費[km/l] | 23.8km/l |
バッテリー 種類/容量(Ah) | ニッケル水素/6.5 |
価格 | 2,970,000円 |
レポート | 編集部 |
■優れた燃費性能、静粛性、走行性能など、高価だが圧倒的な総合力!■
■クラストップの完成度! 足りないものは自動ブレーキのみ!?■
11月9日更新 新型トヨタ ヴォクシー&ノアの燃費を予想! 燃費は21.0~24.0㎞/L程度か? プリウスと同じ1.8Lハイブリッド搭載!!
トヨタは、東京モーターショーでミニバンの新型トヨタ ヴォクシー&ノア(VOXY & NOAH)コンセプトを公開する。
新型トヨタ ヴォクシー&ノア(VOXY & NOAH)コンセプトは、ほぼ市販レベルに達してた。あとは、発売日はいつかということになる。そして、ついに新型トヨタ ヴォクシー&ノア(VOXY & NOAH)の発売が決定した。新型トヨタ ヴォクシー&ノア(VOXY & NOAH)の発売日は、1月20日となった。ただし、ヴォクシー&ノアのハイブリッド車は、発売日が遅れ2月24日となっている。
トヨタ ヴォクシー&ノアは、2007年にデビュー。ミニバンブームということもあり、絶大な人気を誇ったモデル。このクラスは激戦で、トヨタ ヴォクシー&ノアもこまめに仕様変更などが行われ、着実に進化を重ねた。しかし、日産セレナやホンダ ステップワゴンなどのライバルが次々とフルモデルチェンジしたことにより、さすがに競争力が落ち始めていた。また、トヨタにはハイブリッド車があるため、いつこのヴォクシー&ノアにハイブリッドシステムが搭載されるのか待ち望んでいたファンも多い。
そして、ようやく待望の新型トヨタ ヴォクシー&ノアが間もなくデビューする。当然、注目なのはこのクラス初のストロングハイブリッドシステムを搭載したミニバンであることだ。新型トヨタ ヴォクシー&ノアに搭載されるハイブリッドシステムは、プリウスと同じ1.8LのTHSIIとみられている。そうなるとエンジンは99ps&142Nm、モーターは82ps&207Nmというスペックになるだろう。
そして気になるのは、新型トヨタ ヴォクシー&ノアの燃費。今のところ、日産セレナの15.2㎞/Lがクラストップ。当然、ハイブリッドなのでこの数値は、楽々と超えてくるだろう。新型トヨタ ヴォクシー&ノアハイブリッドの車重は、1600台後半から~1700㎏台前半と予想できる。プリウスαの車重が1,480㎏なので、ざっくり200㎏は重くなる計算だ。プリウスαの燃費が26.2㎞/Lをベースに考えると、新型トヨタ ヴォクシー&ノアハイブリッドの燃費は良くて10%落ち、悪くて20%と予想できる。そうなると、新型トヨタ ヴォクシー&ノアハイブリッドの燃費は21.0~24.0㎞/L程度と予想した。
低床&低重心で、期待できる新型ヴォクシー&ノアの走行パフォーマンス
そして、新型トヨタ ヴォクシー&ノアハイブリッド車で期待したいのが、走りの質だ。最近のトヨタ ハイブリッド車は、電池の搭載位置を工夫して荷室やインテリアのスペースが犠牲になっていないのが特徴だ。
それだけでなく、電池の積載位置を工夫したことにより、高い運動性能をも同時に手に入れている。例えばアクアをベースとしたモデルなどは、リヤシート下に電池を置く。電池は重いので、車両の重量配分や重心高などがガソリン車よりもよい傾向になり、運動性能やハンドリング性能が向上している。
新型トヨタ ヴォクシー&ノアハイブリッドも、電池の設置場所には相当こだわっているはずだ。とくに、背が高いミニバンは重心が高く運動性能は、とても褒められたものではない。ホンダは、そこをなんとかしたいということで、低床プラットフォームにこだわっている。それだけ、重心の高さはクルマにとって、いい影響はないということになる。
新型トヨタ ヴォクシー&ノアハイブリッドも同様。低床化は当然のこととし、ハイブリッド車の悩みである電池をどこにどう積載をするのかが、弱点をメリットにかえることもできるだけに注目したいポイントでもある。
恐らく電池はフロントシート下あたりに搭載されるとみられる。できれば、もう少し後方であることが望ましいのだが、それでもフロントの車軸より後ろに重量物を配置できただけでも運動性能は高まるとみられている。
ハイブリッドより先行発売されるヴォクシー&ノアのガソリン車の燃費を予想する
新型トヨタ ヴォクシー&ノアには、ハイブリッド以外に2.0Lガソリンエンジン車も用意される。現行車では、セレナやステップワゴンに後れを取る13.6㎞/Lという燃費だ。燃費で大きく負けているようにも見えるが、ヴォクシー&ノアの燃費もかなり高いレベルにある。そもそも、トヨタは現行販売モデルにアイドリングストップ機能を標準装備しない姿勢だ。ハリアーもそうだったが、フルモデルチェンジを機に標準装備化する傾向。そのため、多くの車種がオプションで装着しなくてはならない。現行ヴォクー&ノアには、そういった流れもありアイドリングストップ機能そのものも用意されていない。これがあるだけで、10%くらいは燃費が向上するので、アイドリングストップ機能さえつけば、現行エンジンでも十分なくらいの低燃費性能をもつ。
そんなアイドリングストップ嫌いのトヨタとはいえ、フルモデルチェンジしたのにもかかわらず、ライバル車より燃費が悪いというのはありえないだろうから、アイドリングストップ機能は標準装備される可能性は高い。
搭載が予想されるパワーユニットは、先にハリアーに搭載された2.0Lの3ZR-FAE型エンジン。ハリアーのスペックは、111kw(151ps)&193Nm(19.7㎏-m)。圧縮比を10.0から10.5へとアップした進化型だ。これにアイドリングストップ機能が追加されることになるだろう。
このパワーユニットを搭載することで、新型ヴォクシー&ノアの燃費は大幅に向上。ライバルの日産セレナの16.0㎞/Lと同等になるか、それを超える可能性が高い。セレナの場合、上級グレードは15.4㎞/Lなので、後出しのモデルである以上、この燃費を超えるのは確実とみられている。
今度の新型ヴォクシー&ノアは、キャプテンシートがおすすめ?
新型トヨタ ヴォクシー&ノアは、ハイブリッドばかりに注目されるものの、開発キーワードは、家族の夢を丸ごと載せる広々とした室内空間を実現し、Fun、Utility、Nenpi(燃費)を高次元で融合す「Spacious FUN BOX」。燃費だけでなく、広い空間や使い勝手の良さも重要なポイントとなる。
新開発の低床フロアにより、クラストップレベルの広い室内空間や優れた乗降性を実現。7人乗り仕様車は、2列目にクラス初となる超ロングスライドのキャプテンシートを採用。さらに、多彩で快適なシートアレンジが可能とし、高いユーティリティ性能を誇るという。5ナンバーサイズのミニバンは、基本8人乗りがメイン。しかし、5ナンバーサイズより上のアルファード&ヴェルファイアなどのクラスでは、2列目キャプテンシートが高い人気を誇る。上級モデルのニーズが、5ナンバーサイズでも人気になるとトヨタは考えているようだ。
ミニアルファード&ミニヴェルファイア的デザインになった新型ヴォクシー&ノア
新型トヨタ ヴォクシー&ノアのスタイリングは、「EMOTIONAL BOX」を共通のデザインコンセプトとして、車外からでも室内の広さがわかる力強いハコ(箱)とした。ヴォクシーとノアの2車種それぞれに個性豊かな表情と魅惑的な印象を付与。ノア(標準仕様)は、ミニバンの王道を行く堂々とした雰囲気をフロントマスクに表現。ヴォクシー(エアロ仕様)は、エアロ専用パーツが低重心と迫力のワイドボディを強調し、圧倒的な存在感を表現したという。
端的にいえば、雰囲気はノアがミニアルファードでヴォクシーがミニヴェルファイアといった印象。今まで、まったく違うクルマとしてのイメージが強かった。しかし、これでトヨタのミニバンがひとつの同じようなデザインテイストをもつことになる。
こういった流れは他社にもあり、日産はセレナをこの冬、ビッグマイナーチェンジするが、デザインの雰囲気はミニエルグランドとなるようで、軽自動車のデイズハイウェイスターを含め、エルグランド系にイメージを統一しているようだ。
それぞれが独立したスタイリングがいいのか、こういった最上級モデルからの流れを受けたデザインがいいのか、発売後のマーケットの反応も楽しみではある。
新型トヨタ ヴォクシー&ノア スペック概要
■トヨタ ヴォクシーコンセプト (ガソリン車・エアロ仕様)
全長4,710×全幅1,730×全高1,825mm
ホイールベース 2,850mm
乗車定員7、8名
■トヨタ ヴォクシーコンセプト (ハイブリッド仕様)
全長4,695×全幅1,695×全高1,825mm
ホイールベース 2,850mm
乗車定員7名
■トヨタ ヴォクシーコンセプト (標準仕様)
全長4,695×全幅1,695×全高1,825mm
ホイールベース 2,850mm
乗車定員7、8名
■トヨタ ノアコンセプト(ハイブリッド車)
全長4,710×全幅 1,695× 全高1,825mm
ホイールベース 2,850mm
乗車定員7名
気になる新型トヨタ ヴォクシー&ノアハイブリッドの価格予想は280万円以上!?
新型トヨタ ヴォクシー&ノアの発売は、2014年1月。トヨタの全車種ハイブリッド化計画は、ついに5ナンバーミニバンにまで広がりをみせている。そこで、気になってくるのは、新型トヨタ ヴォクシー&ノアハイブリッドの価格。
最近のトヨタは、ハイブリッド車は黙っていても売れると思っているようで、価格設定は強気だ。当然、待望の本格派ミニバンハイブリッドの新型トヨタ ヴォクシー&ノアだから、かなり強気な姿勢に望んでくると思われる。
とくに、発売直後はハイブリッドモデルを上級モデルのみに設定する可能性が高い。現行ヴォクシーでいえば、ZSグレード以上ということになると仮定。ヴォクシーZSの価格は、約250万円から。ハイブリッドの価格アップを30~50万円とすると、新型トヨタ ヴォクシー&ノアハイブリッドのエントリー価格は、280万円以上になるのでは? と、予想してみた。
この価格帯になると、1クラス上のエスティマ2.4Lのエントリーグレードの価格帯に入るので、スペースを優先したい人にとっては悩ましい価格帯だが、トヨタとしては狙い通りだろう。恐らく、エスティマもフルモデルチェンジ時期に入っているので、フルモデルチェンジして価格が上がれば、ちょうどいい価格バランスになりそうだ。
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