日産は、同社の高級車ブランド「インフィニティ」のコンセプトカーとして「INFINITI ETHEREA(インフィニティ エセレア)」を2011年3月1日より開幕するスイス・ジュネーブモーターショーに出展する。
日産によればインフィニティ エセレアは『「インフィニティ」ブランドが提案する、これまでの高級車のイメージに囚われない、特に若い世代のドライバーに向けた、新しいラグジュアリーカーであり、全長4.4mの取り回しの良いサイズのボディに、クーペのようなエレガントなスタイル、セダンのような快適な室内、ハッチバックの持つ合理性など、複数の異なった車型が持つ長所を備えている』[日産自動車プレスリリースより]という。また日本の伝統的な美意識やクラフトマンシップをモダンに再構成して表現し、躍動的なボディデザインや、特長的な三日月状のCピラーなどとあわせて、今後のインフィニティデザインの方向性も示唆するデザインだと説明する。
ただしこのインフィニティ エセレア、パワートレインについての記載は今のところ全くない。日産のエコカーを象徴するブルーに照らされたフロントグリルの画像から見て、また妙に低いフロントノーズの形状から見ても、既に将来の発売を明言しているインフィニティ版EV(電気自動車)のコンセプトカーではないかと思われる。詳細についてはジュネーブショー開幕の頃には明らかにされるだろう。続報に期待していて欲しい。