ホンダ フリード新車情報・購入ガイドの目次
3代目新型フリード誕生! 2024年6月発売開始予定!!
ホンダは、コンパクトミニバンであるフリードをフルモデルチェンジし、2024年6月に発売すると発表した。3代目となる新型ホンダ フリードは、ホンダの特設サイトで公開されている。
ライバル「シエンタ」とは大差があるが、ホンダ車で最も売れている登録車が「フリード」
ホンダ フリードは、国内ホンダ営業にとって基幹モデルへと成長している。2代目となるフリードは、2016年にデビューしロングセラーモデルとなった。驚きなのは、モデル末期でも堅調な販売台数を維持していたことだ。一般的に、これだけ古くなったモデルが、直近まで売れ続けるのは異例なこと。2023年の販売台数は約7.8万台。登録車販売台数ランキングでは10位。モデル末期なのに、ホンダ車で一番売れている車種となった。
ただ、ホンダ車で一番売れているフリードも、ライバル車であるシエンタとは大きな差を付けられている。シエンタの2023年販売台数は13.2万台。フリードの約1.7倍も売れている。燃費や先進予防安全・運転支援装備などでは、大きな差がついていたので、当然の結果といえる。
それでも、フリードが善戦できたのは、パッケージングの良さに加え、価格の安さ、そして、半導体不足にあまり影響されず納期が早かったことだろう。
ここでポイントとなるのが、シエンタに対しての優位点。パッケージングは、ほぼ互角か、フリードがやや有利といった印象。シエンタの納期も解消されつつあり、こちらもほぼ同等となるだろう。詳細は不明だが、あとは先進予防安全・運転支援装備と燃費、価格がシエンタを上回るかどうかが勝負ポイントになるだろう。
「日々の暮らしに笑顔をもたらすクルマ」を目指したフリード
さて、3代目新型ホンダ フリードのグランドコンセプトは
「“Smile” Just Right Mover(“スマイル” ジャスト ライト ムーバー)」。
従来のフリードは、居住性と使い勝手の良さを兼ね備え、人びとの暮らしに寄り添う「ちょうどいい」クルマとして、幅広い層の顧客に支持されてきた。
新型フリードでは、人びとの暮らしだけではなく、使う人の気持ちにも寄り添い、日々の暮らしに笑顔をもたらすクルマとなることを目指して開発された。
そして、先代フリードで好評だったクロスオーバーモデルであるクロスターを継続採用。上質で洗練されたシンプルなデザインのエアーが新設定。より自分好みのタイプから選ぶことができる。また、両タイプともに3列シート仕様としたのに加え、フリード クロスターでは2列シート仕様も選択可能となっている。
搭載されるパワートレインは、従来の1モーター式SPORT HYBRID i-DCDから、最新の2モーター式「e:HEV(イーエイチイーブイ)」とガソリンエンジンが用意される。
そして、歴代フリードの美点でもあるパッケージングは、さらに使いやすさを追求。1列目のシート形状を工夫することで、ウォークスルーのしやすさを向上。また、荷室利用時などシートを跳ね上げて収納することも多い3列目シートは、座り心地の良さを維持しながらシートの軽量化と構造部の薄型化した。跳ね上げ時のシート固定位置を低く、よりすっきりと収納できるつくりとし、使い勝手が良く、明るく、広い荷室空間を実現している。
激変した新型フリードの外観デザイン
新型フリードのエクステリアデザインは、年代や性別を問わず、すべての人がどんなシーンでも安心して快適に過ごせるクルマとなることを目指した。シンプルかつ上質なデザインの中に、信頼感とクルマとしての使い勝手の良さを感じさせるスタイリングとしている。
全体のスタイリングは、クリーンな造形や水平基調のベルトラインにより、上質で洗練された印象。ボディサイドは、大きく張りのある面で構成。フロントフードやバンパーもボリューム感を出すことで芯の通った力強さを表現している。また、リアは台形基調のフォルムとすることでスタンスのよさを表現。広い室内空間を外観からイメージできるデザインとしている。
フリード クロスターは、アウトドアテイストを強調。ボディ下部に黒基調のガーニッシュを施し、アウトドアにも似合うタフなデザインとした。専用のフロントグリルやロアガーニッシュ、ルーフレールを採用することで、フリードのもつ個性を生かしながらも、アクティブな活動を後押しする力強さを表現している。
先代フリードは、シャープなキャラクターラインを使いスポーティさをアピールしていたが、新型フリードでは、シンプルさが強調されている。初代、2代目フリードは、同じようなイメージの外観デザインだったが、3代目はまったく異なるデザインになっている。
ボリューム感あるインパネデザイン
新型フリードのインテリアデザインは、使う人がゆったりとした気持ちになれる空間を目指した。インパネには大容量の収納や取り出しやすさを追求したトレーを配置し、日常でストレスなく使用できるように配慮。また、リアクーラーの採用やリアクォーターガラスの面積を拡大するなど、2列目や3列目の快適性をさらに高めまている。
フリード エアーは、肌に触れるパーツに優しい触感の素材と、丸みを帯びた形状としたことで、安心を感じられるような空間を表現。フリード クロスターは、ブラックとカーキの2トーンカラーを採用し、アクティブさを表現。荷室には、ユーティリティーサイドパネルやテールゲートにユーティリティーナットを採用し、自由な使い方ができる空間としている。
新型フリードのインパネは、一見シンプルだが、なかなかボリューム感がある個性的なデザインとなった。
3代目新型フリードの価格を予想
さて、気になるのは、3代目新型ホンダ フリードの価格。最近のホンダ車は、ライバル車より装備や質感が若干上回ることもあり、新車価格は高め傾向。そのため、3代目新型フリードも高めの価格設定となることが予想できる。ハイブリッドであるエアーe:HEVのエントリーグレード価格が、おおよそ280万円台から。上級グレードでは、楽々300万円台を超え310万円前後になるではと予想。
これに対して、ライバル車シエンタ ハイブリッドXの価格が約240万円から。新型フリードの価格は、やや高めに感じるかもしれないが、やや装備が充実している点がポイントになる。近々、新型フリード対策のため、シエンタも一部改良で価格がアップするとみられている。購入を考えているのであれば、シエンタの改良を待ってからがお勧めだ。
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