2026年箱根駅伝、陰の立役者といえる先導車などトヨタ運営車両が「全車電動化」へ

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【イベント情報】2025/12/26

トヨタ センチュリーSUV FCEV 箱根駅伝大会本部車

 

2026年箱根駅伝、陰の立役者といえる先導車などトヨタ運営車両が「全車電動化」への目次

選手と地球にやさしい箱根駅伝を目指すトヨタ

 

年始の風物詩として、毎年話題になる箱根駅伝。「第102回 東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」は、2026年1月2日(金)~3日(土)に開催される。

そんな箱根駅伝を支える陰の立役者といえるのが、先導車などの運営車両。2025年の箱根駅伝の大会会長車は、なんと センチュリーGRMNを使用。選手の次に話題になるほどだった。

トヨタは、2003年から一部の運営車両の提供。2011年からは、協賛社として大会をサポートしてきた。その理由は、排出ガスや二酸化炭素を減らし、もっと選手と地球にやさしい大会にできないかと考え続けてきたという。

ただ、環境性能に優れたハイブリッド車が中心とはいえ、ハイブリッド車も排ガスを出す。また、純ガソリン車がも使われてきた。

 

トヨタ クラウンセダンFCEV 箱根駅伝

トヨタ ノア ヴォクシー 箱根駅伝

レクサスRZ 箱根駅伝

 

全車両を電動車に! 箱根駅伝オリジナル車両のセンチュリーも投入

 

そこで、2026年第102回大会から、大学運営管理車を除き、排ガスを出さないFCEVとBEVに変更。しかも、センチュリーや小型トラックなどの車両は、なんと箱根駅伝に向けてFCEV化されたオリジナル車両を投入! 選手と地球にやさしい大会を目指すという想いだけでなく、 FCEVに対するに理解や認知を深めてもらいたいという狙いも感じさせる。

また、ハイブリッド車となる大学運営管理車も、ただのハイブリッド車ではない。バイオ燃料を10%配合した低炭素ガソリン「E10」を組み合わせた。福島で栽培した非可食植物「ソルガム」を原料とし、次世代グリーンCO2燃料技術研究組合で製造したエタノールを、ENEOS株式会社がE10に調製した燃料を使用する。

2026年の箱根駅伝は、もっと選手と地球にやさしい大会にできないかという理想に近付いた。

トヨタ e-Palette 箱根駅伝

トヨタ 小型トラック FCEV 箱根駅伝

 

箱根駅伝車両一覧

★ : 今回大会向けのオリジナル車両

車両 第101回(実績) 第102回(今回) 台数
大会本部車 センチュリー ★センチュリー(FCEV) 1
大会本部車(復路のみ) ランドクルーザー300 クラウンセダン(FCEV) 1
大会会長車 センチュリーGRMN クラウンセダン(FCEV) 1
共同カメラ車 小型トラック ★小型トラック(FCEV) 1
競技者バス、共同取材バス コースター ★コースター(FCEV) 4
荷物車 ハイエース ★グランエース(FCEV) 1
広報車、報道車 クラウン クラウンセダン(FCEV) 4
医務車 ハイエース e-Palette(BEV) 1
緊急対応車 ノア e-Palette(BEV) 3
技術総務車 LBX MORIZO RR RZ(BEV) 1
大学運営管理車 ノア、ヴォクシー ノア、ヴォクシー(HEV)+E10(ENEOS株式会社提供) 22
 
 

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