日産の象徴ともいえる2022年モデル「GT-R NISMO」が登場
日産は、スーパーカーである「GT-R NISMO(ニスモ)」2022年モデルと「GT-R NISMO(ニスモ) Special edition」2022年モデルを先行公開した。両モデルの価格発表は2021年の8月、発売は10月を予定している。
現行のR35型日産GT-Rは、2007年に発売が開始された。すでに、約13年が経過している。GT-Rの特徴は、毎年のように改良が加えられ進化。最もハイパフォーマンスな2020年モデルのGT-R NISMOは、VR38DETT型 3.8L V6 ツインターボエンジンを搭載し600psを発揮。価格も24,200,000円と、日本を代表するスーパーカーだ。
新色NISMOステルスグレーを追加
今回、投入された2022年モデルGT-Rの深化は、派手さはないものの通好みのものとなっている。
まず、「GT-R NISMO」2022年モデルと特別仕様車の「GT-R NISMO Special edition」2022年モデルには、NISMO専用新色ボディカラー「NISMOステルスグレー」を設定。
そして、「GT-R NISMO Special edition」には、 クリア塗装されカーボンの柄がスポーティさをアピールする NISMO専用カーボン製エンジンフード(NACAダクト付)を装備。 足回り関連では、専用レイズ製アルミ鍛造ホイールのリムにレッド加飾を施している。
高精度なVR38DETT型が、さらに精密に!
そして、気になるエンジン関連では、高精度&高重量バランスエンジン部品が採用された。その部品とは、ピストンリング、コンロッド、クランクシャフト、フライホイール、クランクプーリー、バルブスプリング(吸気)、バルブスプリング(排気)と多岐にわたる。
元々、GT-Rのエンジンに使われる部品の公差は、一般的なモデルとは比べ物にならないほど高いレベルに合った。今回は、さらに部品の公差を従来の50%以下に抑え、更なる高精度エンジンに仕上げている。また、徹底的なフリクションの低減も行った。こうした深化により、よりスムースで振動の少ないエンジンになったという。
GT-Rのエンジンは、専門の職人による手で組まれることで有名だが、今回、
こうしたユニークな仕様であることの証として、エンジンに貼られる専用カラーの匠プレートが装着される。
ただ、日産GT-Rファンにとっては、やはり、50psパワーアップなど分かりやすさが欲しかったかもしれない。しかし、現在の日産経営状態や、すでに約13年が経過したモデルに多額の投資が必要かというのも微妙は判断だったといえる。むしろ、2022年モデルを発表できたことを高く評価したい。
次期新型日産GT-Rは、ハイブリッド? それともEV?
さて、気になるのは日産GT-Rの今後だ。すでに、この2022年モデルが最後のR35GT-Rという噂もある。次期モデルの存在はないといった話さえもある。すでに、約13年が経過していることからも当然のことだろう。しかし、日産スポーツモデルの象徴GT-Rの灯を消さないで欲しと、多くの自動車ファンが望んでいるのは間違いない。
次期新型GT-Rがあるのであれば、スーパーカーとはいえ、CO2の排出量を減らさないと生きていけない時代。そのためには、次期新型GT-Rはモーターを搭載するしかない。
ホンダNSXのように、ハイブリッドのスーパーカーになるのか、EV(電気自動車)を推進し、フォーミュラEに積極参加している日産らしく、完全EVのスーパーカーなのか注目したいところだ。
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