【新車購入術】新型セレナの燃費&値引き、上手な下取り車売却テクニック

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【生活・文化】2011/05/04

 

高い低燃費性能! 空気抵抗で落ちる高速燃費

 今回試乗したのは、新型日産セレナ ハイウェイスター。高速道路60%、一般道40%で約300kmを走行してみた。すべての平均値は、約11.8km。JC08モードでのカタログ燃費が14.6km/lなので、カタログ値の約80%。高速道路での走行が多めということで、かなり良い燃費だ。
実際の高速道路だけの燃費を見ると、カタログ値に近い数字がでる。ただし、スピードは控えめ。14km/lを出そうとすると、100km/h以下を意識することになる。100km/h+αで、ちょっとお急ぎモードに入ると、燃費は悪化傾向だ。
最近では、マーチやジュークなども似たような傾向にあって、100km/h+α程度で燃費が悪化するのは、日産特有のものというよりは、おそらく空気抵抗によるものだろう。とくに、セレナの場合、四角いカタチだけに、空気抵抗は良いとはいえないからだ。
新型日産セレナ
新型日産セレナ
新型日産セレナ

アイドリングストップの効果絶大な市街地走行燃費

新型日産セレナ

 比較的流れている都心部の道路では、おおよそ9.5〜11.5km/lを記録した。さすがに1分以内にストップ&ゴーを繰り返すと、さすがに10km/lを割ってくる。こういったときに、威力を発揮していたのがアイドリングストップ機能。エアコンを普通にかけていても、よくエンジンは停止し、長い時間停止を維持する。エンジンが停止しているときに、燃費計が減っていかないのはアイドリングストップ車の利点。さすがに、長い渋滞になると、バッテリーに負担がかかりエンジンの停止時間が短くなってはくるが、確実に低燃費に貢献している。
燃費への貢献は、アイドリングストップ機能だけではない。低速トルクのある直噴ガソリンエンジンや、細かい制御が施されたCVTにも注目だ。低速トルクがあるので、アクセルの踏みこみ量が減るし、直噴化はもはや低燃費化には欠かせない技術だ。CVTは、トルクのあるエンジンのおいしい部分を積極的に使い、無駄に高回転化させない。ドライバーは、こういった技術により特殊な操作なしに低燃費を出すことができる。

値引きは25万円以上を狙え! ライバル車との競合させることが必要

 グレードやオプションにもよるが、一番の売れ筋であるハイウェイスターなら25万円以上の値引きを狙いたい。
まず、ライバル車となるホンダ ステップワゴンやトヨタ ノア&ヴォクシーも同時に商談し、各車競合させるのがポイントだ。余裕があれば、同じ日産系でレッドステージ、ブルーステージの各店も競合させてみよう。
そして、重要なのは、絶対に買うという意思を見せること。できるば「いつまでに決める」という期限を出すことにより、営業マンの本気度は大きく変わってくる。
駆け引き上手の人なら、値引き金額を自ら指定してしまうのもいい。例えば「各車、25万円以上の値引き金額が出ているので、それ以上でお願いします。月末までには、決めますから」などと言ってしまうのもありだ。短期決戦を望むならコレ。

下取り車の価値を正しく理解する

 下取り車の価格を知るのも重要。まずは、買取専門店で査定してもらうことをお勧めする。ビジネス的にも、特殊な事情が無い限り買取り専門店の方が高価で買い取ってもらえる。そうでなければ、買取店はビジネスとして成り立たない。そこで、出た金額と下取り車の価格を比べよう。
下取り車の価格が、買取店よりあまりにも安い場合は、ディーラー側が下取り車の価格を下げて、値引き額を上げるという操作をしている可能性がある。こういった場合、下取り車の無しの見積もりも出してもらい、本当の値引き額はいくらなのか知る必要がある。
最終的にディーラーでも買取店でも、最終的に高いところで売ればいい。ディーラーだけの査定では、本当の下取り車の価値が分からないのだから、買取店での査定は必ずしたほうがよい。時間に余裕がある場合、複数の買取店で査定するのもお勧めだ。
震災の影響で、新車の納期が見えない、車検がもうすぐ切れるなどの場合は、買取店の中でも無料代車サービスなどを行っているところもあるので、そういったお店にするというのも無駄な支払いを抑えるコツでもある。

 

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(レポート:大岡 智彦

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