新型日産セレナ ハイウェイスター/セレナS-HYBRID 試乗評価 日産セレナを評価。広くて便利で、低燃費! 売れない理由が見当たらない! [CORISM]

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【日産】2011/05/13

日産セレナ新車購入ガイド 

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【売れるミニバンの作り方】「技術はお客様のために」日産 新型 セレナ

低燃費性能など、今最もミニバンの"ツボ"を押さえてるメーカー、日産

日産 新型 セレナ ハイウェイスター インテリア 画像
 新型 日産 セレナが発表され、カタログをひと通り確認したとき「売れない理由が見つからない」と直感的にそう思った。それは、コスト増となる直噴エンジンを惜しみも無く使い、さらにアイドリングストップ機能まで装備。その結果、10・15モードでクラス最高燃費となる15.4km/lを達成。時代に求められる「エコ」への回答も明確だ。このシステムは、セレナの実燃費に大きく貢献する。

 また、もともと車内の広さに定評のあった日産セレナだが、さらに磨きをかけた。後席の乗り降りのしやすさに直結するスライドドアの開閉面積もクラストップにするなど、ミニバンに求められる「広さ」への回答もスキがない。また、家族みんなに好かれなければならないミニバンにとって、使い勝手も重要だ。今流行のプラズマクラスター付エアコンに、ビタミンCを放出するフィルターを装備。平日運転するであろう奥さんの肌が乾燥しにくいようにという配慮まで施されている。さらに、ベージュ系の内装が欲しいが汚れが気になるという奥さんの気持ちに応えて、濡れたタオルで拭けば汚れが落ちる加工が施されたイージークリーンシートまで用意。「使い勝手」への回答もカンペキだと高評価だ。

 というように、クルマに乗る前から、こりゃ「売れる」と太鼓判を押したくなるような仕上がりだ。この日産セレナの凄さは、ユーザー視点で仕上げられている点にある。ついつい自動車メーカーは、エンジニア視点でクルマを作ってしまう傾向にある。悪く言うとユーザー不在のクルマ作りだ。ところが、最近の日産のミニバンはユーザー視点とエンジニアリングのコンビネーションが抜群。ユーザー視点での機能を抽出し、そして、それを即座にエンジニアがカタチにするスピードと技術力に長けている。2列目や3列目の中央席に3点式シートベルトが装備されていないという安全面の不安を除けば、もっともミニバンのツボを理解しているメーカーだろう。

日産 新型 セレナ ハイウェイスター サードシート 室内画像
日産 新型 セレナ ハイウェイスター セカンドシート 画像
日産 新型 セレナ ハイウェイスター フロントシート(運転席) 画像

ミニバン嫌いのボクでも、ちょっと楽しい気分に・・・

日産 新型 セレナ ハイウェイスター エクステリア 画像
 ということで、最後になる「走り」への回答を確かめに土曜日の朝早くから、紅葉を見に行くドライバーで超渋滞の東北道を走り日産栃木工場へ向かった。
 試乗したのは、日産セレナのハイウェイスター。まぁ、デザインはキープコンセプトで、嫌味のないプレーンな味付け。ステップワゴンがセレナに似てきたということもあるのだろうが、今となってはセレナとステップワゴンが並ぶと、どっちがドッチ? そんな気持ちになるのが、セレナとステップワゴンユーザーの悩みだろうか。

 さて、乗ってスグに感じるのは、静粛性の高さ。どの速度域でも旧型を遥かに凌ぐ静粛性に驚いた。完全にひとクラス上の静粛性。LLミニバン並みといってもいいだろう。当然だが、アイドリングストップが付いているので、エンジンが停止しているときの静粛性はピカイチ。さらに、エンジン始動時の騒音も低い。ストップ&GOの多い都内の渋滞路などでは、振動と騒音が軽減されるので疲労も少ないかもしれない。ちなみに、このアイドリングストップ機能も力作。通常、エンジンの始動時には、少し多めのガソリンを使う。そのため、短い時間で繰り返されるアイドリングストップはあまり効果がないといわれているが、このエンジンは3秒以上エンジンが停止していれば元が取れる設計。再始動時の時間も0.3秒とトップレベルの素早さだ。

 直進安定性も向上した。意外とスポーティなハンドリングなのに、真っ直ぐドーンと走って行く。さすがに、ある程度の横風が来るとエルグランド並みの直進安定性とはいかないまでも、細かい修正蛇の必要は減った。ホイールベースは同じなので、ほぼサスペンション周辺のチューニングで最適化されている。
 意外にも乗り心地とハンドリングが、高いレベルで両立されているのに驚かされた。ステアリングの切り始めは、ミニバン独特のフアフア感を感じさせずスパッと方向が決まるスポーティなハンドリングをもつ。ハンドリングのレスポンスを優先すると、どうしても突起物名や凸凹した道ではゴツゴツ感のある乗り心地になる。ところが、このセレナハイウェイスターの足に使用されているハイスピードダンピングコントロールショックアブソーバーは、軽快なハンドリングと上質な乗り心地を両立している。凸凹道でもクルマの重さを感じさせず、トーントーンと軽く駆けぬけていくイメージだ。エルグランドまでとはいかないが、その気になれば結構元気に走れるフットワークが特徴。
 エルグランドといい、このセレナといい、最近の日産ミニバンの足は上手く同じテイストでまとめられている。そのテイストは、スポーティと乗り心地の両立で、あの大きなボディでも意外と応えてくれるのでミニバン嫌いのボクでも、ちょっと楽しい気分にさせられてしまう。

 より幅の広いユーザーをターゲットにしている日産セレナだけに、CMなどはまったく油臭さ(新技術)の訴求はない。だが、意外にもクルマ好きが唸るような乗り味や新技術は満載。4年連続クラスナンバー1を狙う新型日産セレナ「走り」への回答も、十分に満足できるものだったと評価したい。

日産 新型 セレナ ハイウェイスター MR20DDエンジン
日産 新型 セレナ ハイウェイスター エクストロニックCVT
日産 新型 セレナ ハイウェイスター 走り

試乗車 日産 セレナ ハイウェイスター[FF]
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4770×1735×1865mm
車両重量[kg] 1630kg
総排気量[cc] 1997cc
最高出力[ps(kw)/rpm] 147ps(108kW)/5600rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] 21.4kg-m(210N・m)/4400rpm
トランスミッション エクストロニックCVT
10・15モード燃費[km/L] 15.4km/L
定員[人] 8人
消費税込価格[万円] 249.9万円
発売日 2010/11/29
レポート 大岡智彦
写真 CORISM編集部/オフィスマッシュルーム

日産 新型 セレナ ハイウェイスター 走り

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(レポート:大岡 智彦

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