2025-2026 テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー モータースポーツ由来のハイブリッドシステム「T-Hybrid」で911カレラGTSが受賞!

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【イベント】2025/12/04

ポルシェ911カレラGTS 2025-2026テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー

 

祝! 初受賞!! 「T-Hybrid」の先進技術を評価

 

「ポルシェ 911カレラGTS」が2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤーの「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。ポルシェは、日本カー・オブ・ザ・イヤー関連の受賞は初となる。

日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、2025年12月4日(木)、Bosch Forum Tsuzuki(神奈川県横浜市都筑区)にて、2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考会を開催した。

選考は、実行委員会が選出したジャーナリスト、専門家、有識者など60名が行った。

そして、「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」は、エントリー車全車の中から、革新的な環境・安全その他技術を備えたクルマに与えられる。

テクノロジーに優れたモデルを選考委員が配点。最も高得点を得たクルマが「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」となる。

2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー 最終選考会・表彰式 公式動画

 

電動ターボの「T-Hybrid」を手に入れ電光石火のアクセルレスポンスを手に入れた911カレラGTS

 

ポルシェの代名詞的スポーツモデルが「911」。そのポルシェ 911初となるハイブリッドシステムを搭載したのが911カレラGTS。

ハイブリッドシステムは、モータースポーツ由来の「T-Hybrid」。燃費性能の向上というよりは、走行性能を重視したハイブリッドシステムなのが特徴。

この「T-Hybrid」で最も注目されるのが「電動ターボチャージャー」。従来、排気ガスの圧力を利用しタービンを回し過給。だが、排ガス圧力が低いときには、過給ができずパワーが出ない、アクセルレスポンスが悪くなるなどのターボラグが発生していた。

しかし、モーターで過給する「電動ターボチャージャー」であれば、瞬時に過給が可能。これにより、ターボラグを解消し、抜群のアクセルレスポンスを得ている。しかも、従来はウェストゲートによって排気ガスを流していたが、電動タービンで回生させることで、排気流エネルギーを電力に変換し回収。エネルギー効率をアップさせている。

また、ポルシェは、この「T-Hybrid」を採用するために、フラット6(水平対向6気筒)エンジンは、従来の3.0Lから3.6Lへ排気量をアップ。ツインターボからシングルターボへ変更。など、「T-Hybrid」化による重量増や重心高などを最適化し、走行性能への悪影響を徹底的に減らしている。

従来の日本カー・オブ・ザ・イヤーでは、ポルシェ911のような高額スポーツカーは選ばれにくい傾向にあった。そのため、今回ポルシェが受賞したテクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーは、ポルシェにとって初の受賞となった。

ポルシェ911カレラGTS 2025-2026テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー

 

ポルシェ 911カレラGTSの評価ポイントは?

 

「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」授賞理由

ポルシェ 911 の長い歴史の中で初めて採用されたハイブリッドシステム「T-Hybrid」は、運動エネルギーだけでなく熱エネルギーまで回生する、モータースポーツ由来の先進技術を搭載している点が大きな特徴である。

電動化=エコという既成概念にとらわれない、ハイブリッド技術の新たな方向性を示すとともに、スポーツカーとしての走りの魅力を一切損なうことなく環境性能を高めたポルシェの技術力は高く評価された。

ポルシェ911 カレラGTSの詳細はコチラ

 

選考委員のモータージャーナリスト片岡英明のデザイン・カー・オブ・ザ・イヤーの評価は?

 

ポルシェ911カレラGTSは、モータースポーツで培った電動化技術を盛り込むことによって刺激的な走りを実現しながら最新の排ガス規制にも適合させている。

新開発の水平対向6気筒エンジンに、eターボと名付けられた48Vの電動ターボ、そしてモーターを組み込み、スポーツカーらしい鋭い応答レスポンスを手に入れた。

アクセルを踏み込むと瞬時にパワーとトルクが立ち上がり、重量増加もわずかだから刺激的な加速を引き出すことができる。モーターからエンジンへの切り替えも絶妙と言えるスムーズさで、技術レベルの高さに感嘆した。

プレリュードが採用する最新テクノロジーは、2モーター式ハイブリッドシステムの「e:HEV」と「ホンダS+シフト」だ。とくに後者は、ラバーバンドフィールと酷評されたCVTの弱点を克服し、理屈抜きに楽しいアクセルワークを実現している。メーターの表示がタコメーターに切り替わり、気持ちいいエンジン音が聞こえるようになる演出も上手だ。

フォレスターは、主役に抜擢された2モーターのシリーズ・パラレル式ストロングハイブリッド(S:HEV)の洗練された走り味と好燃費に加え、進化して脱出性能を高めた「Xモード」を高く評価した。

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