先日ポルシェ 911カレラ GTSを発表したばかりのポルシェだが、またも特別なモデルを発表した。ポルシェ ジャパンは、911のスペシャルモデル「911スピードスター」を10月15日より発売する。この911スピードスターは、初めてスピードスターの名を冠した「356スピードスター」にちなんで、わずか356台限定という超希少モデルだ。そのうち日本国内で販売されるのは6台だけとなる。
　新型911スピードスターは、2シーターとなるなど、他の911ファミリーとは一線を画すスペシャルなモデル。従来よりも60mm低く、より傾斜したフロントウインドーや手動ソフトトップ、44mmワイド化されたボディ、そしてソフトトップ収納部分の「ダブルバルジ」などがスピードスターらしさを演出してくれる。手がけたのはポルシェのカスタマイズなどを手がける部門「ポルシェエクスクルーシブ」。2011年に25周年を迎えるポルシェエクスクルーシブの記念モデルでもある。
　911スピードスターに搭載されるエンジンは3.8リッター水平対向6気筒で、911カレラSを23ps上回る408馬力(300kW)を生み出す。それでいて100km走行あたり10.3リッター(ヨーロッパ値)という優れた環境性能も備えている。とトランスミッションは7速PDKのみ。リミテッド・スリップ・リアディファレンシャルやPASM(ポルシェ・アクティブサスペンション・システム)やPCCB(ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ)なども標準装備される。ボディカラーは専用色「ピュアブルー」。外装には所々にブラックの装飾が施され、インテリアにもブラックのスムースレザー仕上げのシートにチェッカーボードパターンがあしらわれるなどスペシャル感が満載だ。
　新型911スピードスターは、10月2日から開催されるパリモーターショーでワールドプレミアとなる予定で、日本国内での販売価格は2969.0万円(7速PDK/左ハンドル)となっている。