VW、ジュネーブショーでコンパクトバンのコンセプトカー「ブリー」を世界初公開 [CORISM]

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【VW】2011/03/02

懐かしい「ワーゲンバス」を電気自動車で再解釈!

フォルクスワーゲン コンセプトカー ブリー イメージ 画像
 独フォルクスワーゲンAGは、3月1日にスイスで開幕した「第81回ジュネーブ・モーターショー」で、新型コンパクトバンのコンセプトカー「ブリー」を世界初公開した。
 今回発表された新型ブリーは、1950年にデビューし、ドイツ本国ではブリーの愛称で親しまれてきたいわゆる『ワーゲンバス』(「T1」)を現代風に再解釈したコンセプトカーで、電気自動車として開発。85kWの出力と270N・mのトルクを発生する電気モーターを搭載し、バッテリーは最大40kWhの容量を持つリチウムイオン電池を採用する。1充電での航続距離は300kmで、充電はEV用に特別に設計された「電気ステーション」で行った場合、1時間もかからないという。最高速度は140km/hで、0-100km/h加速が11.5秒。
 ボディは全長3990mm×全幅1750mm×全高1700mm。かつてのワーゲンバスをイメージを受け継ぎ、赤と白の2トーンペイントで、ボンネット上の『V』を白く残す。ヘッドライトはL字形にLEDを配したもので、さらに左右それぞれの隅には逆L字型に配したLEDターンシグナルを水平にレイアウトする。
フォルクスワーゲン コンセプトカー ブリー フロントビュー 画像
フォルクスワーゲン コンセプトカー ブリー リヤビュー 画像
フォルクスワーゲン コンセプトカー ブリー 透視図 画像

フォルクスワーゲン コンセプトカー ブリー インパネ 画像
 室内は、フロントとリヤにベンチシートを採用した6人乗り。フロントのベンチシートは、2/3分割で助手席と中央席部分を折りたたむことができ、リヤのベンチシートは完全収納が可能。これにより、通常370リッターの荷室は、最大1600リッターまで拡大する。
 コクピットは直感的に操作できるように設計され、室内幅いっぱいに水平のラインが走る。半円形のスピードメーターとマルチファンクションディスプレイを採用。センターコンソールにはiPadを設置することができ、iPadのアプリやメディアセンターとしての機能に加え、ブルートゥースのハンズフリーフォンやナビシステムなどの操作を行える。さらにギターとアンプのメーカー、フェンダー社製のシステムでサウンドを楽しめる。
 VWでは、今回のコンセプトカーは、キャディ、トゥーラン、シャラン、カラベルに続く、新しい5番目のピープルムーバーになる可能性を秘めているとしており、また、電気モーターの代わりにガソリンもしくはディーゼルも搭載できるとのことだ。
フォルクスワーゲン コンセプトカー ブリー インパネ 画像
フォルクスワーゲン コンセプトカー ブリー シート 画像
フォルクスワーゲン コンセプトカー ブリー シート 俯瞰 画像

さらにゴルフ・カブリオレも復活、ティグアンもマイナーチェンジ

フォルクスワーゲン 新型 ゴルフ カブリオレ フロントビュー 画像
 また同ショーでは、9.5秒で開く電動ソフトトップを採用した新型「ゴルフ・カブリオレ」、フロントエンドのデザインを一新するとともに、ブレーキエネルギー回生システムとアイドリングストップ機構を備えたグレードを設定するなどした新型「ティグアン」も世界初公開した。
フォルクスワーゲン 新型 ゴルフ カブリオレ サイドビュー 画像
フォルクスワーゲン 新型 ゴルフ カブリオレ リヤビュー 画像
フォルクスワーゲン 新型 ゴルフ カブリオレ インパネ 画像


フォルクスワーゲン 新型 ティグアン フロントビュー 画像
フォルクスワーゲン 新型 ティグアン リヤビュー 画像
フォルクスワーゲン 新型 ティグアン インパネ 画像

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(レポート:CORISM編集部

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