ルックス&走り、そして価格もお買い得な特別仕様車【スズキ スイフトRS新車情報】 [CORISM]

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【スズキ】2011/11/23

 

スタイル&走りだけでなく、お買い得感が高いスイフトRS

 スズキは、スイフトに欧州仕様のチューニングを施した足廻りと、エアロスタイルを採用した特別仕様車「RS」を設定し発売した。スイフトRSは、XG(グレード)のオーディオレス仕様車をベースに、欧州仕様と同様のチューニングを施したダンパーやタイヤ、パワーステアリングコントローラーを採用。乗り心地とハンドリングのバランスを重視した国内仕様に対して、直進時の安定感や旋回時の応答性などを高め、長距離や高速道路などを日常的に走ることを考慮した欧州仕様と同様のフラット感の高いスポーティーな乗り味としている。

このスイフトRSは、価格的に最上級グレードXSとXLの中間を埋めるグレード。ベースとなるXGの価格が約124万円なので、13万円アップほどの価格上昇となる。この金額でフロント、サイド、そしてリヤのスポイラーが装着され、さらに16インチのアルミホイールまで装着され約137万円という価格はかなりお買い得。軽自動車の上級グレードの価格とほぼ同等で、ヨーロッパ仕様のフットワークをもつスイフトを楽しめることができる。残念なのは、安全装備のESP(横滑り防止装置)が装着されていない点。走りを楽しむ以上、もしもの時に効果を発揮するESPは必須だろう。

そろそろ、新型スイフトスポーツが登場する前に、なぜこのような同じテイストをもつスポーティバージョンがリリースされたのだろうか。それは、最上級グレードXSと中間グレードXLの価格差が大きいため、その間を埋めるという意味もあるだろう。推測になるのだが、新型スイフトスポーツは、かなり高額になるのでは? と、いうことも考えられる。現行のスイフトスポーツは、5MTで約163万円だった。すでに、今回発表されたRSに比べ26万円高となる。スズキも商売上手で有名なメーカー。スイフトスポーツが儲かると分かった以上、大幅に値上げする可能性も否定できない。イッキに180万円台なんてことも十分にありえるからだ。そのために、RSを設定し、180万円前後は出せない人は、コチラをどうそ的グレードとしてRSを用意したとも推測できなくもない。

安くて、速くて、楽しい、というのがスイフトスポーツのウリのひとつ。ココはむやみに価格アップを考えるより、前モデルと同様に160万円台をキープしてもらい、もはや希少となった国産コンパクトスポーツカーファンを育てて欲しいと願いたい。

スズキ スイフトRS
スズキ スイフトRS
スズキ スイフトRS

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(レポート:CORISM編集部

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