【日産 先進技術 試乗評価 PART5】欧州流儀の超高効率化を実現「マーチ スーパーチャージャー」 [CORISM]

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【日産】2010/09/10

マーチとスーパーチャージャー、名コンビが復活か!?

日産 マーチ スーパーチャージャー
 ジュークにターボが追加されるということもあり、その余波で期待が高まっているのがマーチへのスーパーチャージャー搭載。一部、自動車雑誌などではホットハッチ復活などと煽っているし、その昔マーチ・スーパーターボ(スーパーチャージャーとターボの二段過給)もあっただけに、期待は高まるのもわからないでもない。
 でも、それは期待しすぎ。尖ったスーパーチャージャーではなくて、最近欧州車、とくにドイツ勢がお好みのダウンサイジング排気量+過給タイプ。つまり排気量を小さくして環境性能や経済性を稼いで、走りはターボやスーパーチャージャーで過給することで補おうというもの。まさにそれで、ベースは1.2リッターでミラーサイクル化。ミラーサイクル化すれば環境性能は高まるが、トルクがなくなってしまうのでそれをスーパーチャージャーがアシストする。圧縮比はなんと13もあるが、これは直噴化して緻密に制御することでノッキングなどを防いでいるなど、まさに最近のドイツ勢がやっていることとほぼ同じ。また詳しい人ならスーパーチャージャーは自分のパワーを食うので、とくに低回転での効率は悪いのでは? と思うかもしれないが、低回転時はオフになるので心配は無用だ。
 といったことを頭に入れつつ運転してみると、やはりスーパーチャージャー感はほとんどなく、普通のNA。1.5リッタークラスとのことだが、パワーなどはまさにそんな感じだ。ただ、強く踏み込んで加速させるとスルスルと天井知らずで吹けていく点はスーパーチャージャーの恩恵だろうか。それも前知識があってのこと。結果としてガソリン車として世界トップクラスの低二酸化炭素排出量(95g/km)を実現している点を評価すべきだし、やはりスーパーチャージャーへの大きな期待というよりも、その装着を感じさせない自然なフィーリングでNAのように走れる点に期待を寄せたほうがいいだろうと評価できる。

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日産 マーチ スーパーチャージャー インテリア
日産 マーチ スーパーチャージャー フロントシート
日産 マーチ スーパーチャージャー シフトレバー

内外装のデザインは市販モデルと基本的には共通だ。ミッションは5速MTだったが、国内で市販されるモデルはCVTが搭載されるはずだ。

日産 マーチ スーパーチャージャー 走り

日産 マーチ スーパーチャージャー 走り
1.2リッターの排気量ながら、1.5リッターNA並のトルク感を味わえる。過給器付きという印象はあまりなく、排気量の大きいNAのような自然なフィーリングを実現している。燃費もガソリン車としては世界トップレベルを達成しているという。

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(レポート:CORISM編集部

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