【日産 先進技術 試乗記 PART4】間もなく市販予定の「フーガハイブリッド」に乗る! [CORISM]

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【日産】2010/09/08

日産待望のハイブリッドカー、その出来栄えは

 続いて試乗出来たのがフーガ ハイブリッド。年内に市販を予定する日産期待のハイブリッド車だ。国内では、試験的に発売された「ティーノ ハイブリッド」以来久々の登場となる。その仕上がりをチェックしてみることにしよう。

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独自システムで、フーガでも燃費はコンパクト並み!?

日産 フーガ ハイブリッド 走り
 リーフの衝撃で、日産=電気自動車というイメージができあがっているが、ハイブリッドに関しても開発は進められている。それが以前から話題に上っていたフーガのハイブリッドで、その名もピュア・ドライブ・ハイブリッド。名前は大層だが、やっぱり電気自動車優先なのか、こちらのシステムは至ってシンプルで、ミッションの内部にモーターを仕込んで、その前後にクラッチを配置しているのが構造上の特徴。フーガはもちろんFRベースなので駆動は前から後ろへと伝わる。要はエンジンとモーターの動力を切ったりつなげたりすることで駆動を使い分けたり、回生したりする。ちなみにクラッチはいわゆるMT車のようなクラッチをイメージすればいいだろう。
 バッテリーはリーフ同様の日産自製のリチウムイオンで小型軽量で搭載スペースを取ることもなく、ベースとなるフーガの構造を大きく変更する必要がないというのは大きな利点だ。
 実際に乗ってみると、小排気量ではなく3.5リッターのV6と組み合わせているので、加速が鋭くてスポーツカー並みと言っても過言じゃなし。当然だけど、モーターアシストというか、ターボに乗ってる気分になる。実際にデータ上は同じフーガの3.7リッターのガソリンと比べても加速感は遜色ありつつも、伸び感はかなり上回っているというのだが、まさにその通りの感じ。高級車なのでガンガン踏んで楽しむというのはナシだろうけど、控えめに走れば高級車ならではの走りの質が高まって気分はいい。
 ただし気になったのは、肝心のクラッチの間断。先にも書いたようにいわゆるクラッチなので、軽くつながるときに振動がくるのもまた事実だ。衝撃というほどではなく、カツンという感じなのだが、気にし出すと気になるからいかがなものか? 開発担当者いわく「かなり抑えてわからないほど」と言っていたけど、世間はウルトラスムースなことでEVやHEVに乗って楽しいというか、未来の乗り物と思うわけで、少しでも感じられると厳しいのかもしれない。
 ただ、大いに期待できるのが燃費。走行時のアシストや回生だけでなく、クラッチをすべてフリーにしてしまえばアイドリングストップもするので、全方位的に省燃費を目指している。具体的な数字は発表までは言えないとのことだったが、本当にすでに発表されているようにコンパクトカー並みなのかと今一度問いただしたところ、「そうです!」と力強く言っていたので期待できると思う。

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日産 フーガ ハイブリッド 走り
日産 フーガ ハイブリッド 3.5リッターV6エンジン
日産 フーガ ハイブリッド トランク

日産 フーガ ハイブリッド 走り
3.5リッターのV6とモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。3.7リッターV6ガソリン仕様よりも伸びのある加速が味わえる。それでいて燃費はコンパクトカー並を実現しているというから驚きだ。

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(レポート:近藤暁史

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