万能タイヤ!? 路面状況によってタイヤが自ら変化する!? 「アクティブトレッド」ダンロップ JAPAN MOBILITY SHOW 2023レポート

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【その他】2023/12/31

ダンロップ アクティブトレッド

 

雪や水、路面条件によりタイヤが柔らかくなる「アクティブトレッド」

 

ダンロップは、水により柔らかくなるゴムや温度変化により反応する素材といった新技術「アクティブトレッド」を発表した。

また、同技術を使用した次世代「オールシーズンタイヤ」を2024年秋に発売予定だ。

「アクティブトレッド」技術のポイントは2つ。1つ目は、水に触れると柔らかくなるタイプウェット。このゴムは、水に触れるとどんどん内部に吸収され、分子レベルの結合が離れることによりゴムの性質がスイッチ。弾力のあるしなやかなゴムへと変化。これにより、路面への接地面積が増え また、しっかりと凹凸に密着しグリップ性能が向上する。

そして、2つ目のポイントは、低温で柔らかくなるタイプアイス。路面温度が平常時は、ゴムの硬さも通常通り。だが、積雪等により温度が冷えてくるとゴムがだんだん柔らかくなる 一般的なタイヤは、雪などによって低温になると、ゴムの性質上硬くなる。こうなると、タイヤはグリップ力を失う。低温で柔らかくなることによって、凍った路面にもしっかりと密着しタイヤがグリップするのだ。

ダンロップ アクティブトレッド

 

 

オールマイティなタイヤになる? 「アクティブトレッド」は、まさに発明!

 

ポイントは、普段(ドライ時)には、通常のタイヤと同じであるということ。だが、突然の豪雨や予期せぬ降雪にあった時、ドライバー何らかの操作やチェーンを巻くなど、タイヤ性能の劣化を補う補助が必要だ。ところが、アクティブトレッドを採用したタイヤであれば、路面状況に合わせてタイヤが変化。路面状況に対応するタイヤに変化するのだ。予期せぬ大きな路面変化に対応してくれるのは、大きな安心につながる。

一般的にタイヤは、路面状況などにより最適される。例えば、スタッドレスタイヤなどは、雪道や氷上での性能を重視したものだ。そのため、ドライの高速道路などは苦手だ。

しかし、アクティブトレッドを採用したタイヤであれば、雪道ではスタッドレスタイヤに近く、ドライの高速道路では通常の夏タイヤ並みの性能を発揮する。タイヤが環境に合わせ順応してくれる、まさに技術革新というより、新発明ともいえるレベルなのだ。

ダンロップ アクティブトレッド

 

 

経済的なメリットも?

 

そんなアクティブトレッドを採用した新タイヤが2024年秋に発売予定だ。そのタイヤは、いわゆるオールシーズンタイヤだ。

従来のオールシーズンタイヤは、良くも悪くも中途半端だった。ドライのグリップ性能は、夏タイヤより劣り、雪道などではスタッドレスには敵わないからだ。

しかし、アクティブトレッドを採用したオールシーズンタイヤであれば、ドライやウェットでは夏タイヤに近く、スノーではスタッドレスに近い性能を発揮するという。そんな高性能なオールシーズンタイヤを開発中だ。

こうしたオールシーズンタイヤは、時々、軽い降雪があるような地域のクルマにメリットがある。時々、軽い降雪がある地域な人でも、多くの人が安全のためスタッドレスタイヤに履き替える。

しかし、アクティブトレッドを採用したオールシーズンタイヤであれば、年間通じて同じタイヤでOKなのだ。スタッドレスタイヤに履き替えるコストや、タイヤの保管場所確保などを考えると、大きなメリットになる。

ダンロップ アクティブトレッド

ダンロップ アクティブトレッド

ダンロップ アクティブトレッド

 

 

過信は禁物! 降雪地域は、今のところスタッドレスタイヤを推奨

 

ただ、オールシーズンタイヤだからといって、すべてにおいて万能ではないので注意が必要。北海道や東北など、日常的に雪道となるようなところでは、スタッドレスタイヤが必須。アクティブトレッドを採用したオールシーズンタイヤとはいえ、スタッドレスタイヤレベルの雪上・氷上性能にまでは届いていないからだ。

また、アクティブトレッド技術は、圧雪路やグチャグチャな雪道、ツルツルの氷上など、千差万別の雪道に合わせゴムが最適化できることが予想できる。そうなれば、スタッドレスタイヤの性能はさらに向上するだろう。いずれ、本当にドライから雪道まで、カンペキな性能を誇るタイヤも登場するかもしれない。そんな新発明なタイヤが今から待ち遠しいものである。

レポート:廣本陽勇

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