フィアットの2気筒エンジン「ツインエア」が欧州『テクノベスト2010』受賞 [CORISM]

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【フィアット】2010/10/20

フィアット 500(チンクエチェント) 欧州仕様車に搭載される「ツインエア」2気筒エンジン

革新的な小排気量の環境型2気筒エンジンシリーズ「ツインエア」

フィアット 「ツインエア」2気筒エンジン カットモデル
 イタリア・フィアット オートモービルズは、欧州仕様のフィアット 500(チンクエチェント)に搭載を始めた2気筒の「ツインエア」エンジンが、欧州『テクノベスト2010』に選ばれたと発表した。この賞は国際的な独立系自動車ジャーナリストで組織する「オートベスト」の審査員15名で選定される。

 フィアット社のツインエアエンジンは、革新的な小排気量の環境型2気筒エンジンシリーズとして、2010年春のジュネーブショーでお披露目された。マルチエア吸気バルブの電子制御式油圧コントロールを行うほか、タイミングベルトのチェーンドライブ化、振動を抑える逆回転バランサーシャフトなどを搭載。小排気量ながら、高効率化により優れた燃費や環境性能を誇る。ガソリンエンジンとして最も低いCO2排出量92g/km(MTAトランスミッション車)を誇るフィアット 500搭載の85psターボエンジン仕様を始め、自然吸気、ターボ、CNGバイフュエルなど、65~105ps版まで様々なラインナップが用意される。また小型軽量なユニットという利点を生かし、モーターとの組み合わせによるハイブリッド化も視野に入れられている。「ツインエア」エンジンは、現在のところ国内への導入は未定だが、環境意識の高まりが進む日本市場へも早期投入を期待したいところだ。

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(レポート:CORISM編集部

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