2025-2026インポート・カー・オブ・ザ・イヤー&デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー、ダブル受賞「フォルクスワーゲンID.Buzz」
2025-2026インポート・カー・オブ・ザ・イヤー&デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー、ダブル受賞「フォルクスワーゲンID.Buzz」の目次
なんと、2冠に輝いた ID.Buzz
「フォルクスワーゲン ID.Buzz(アイディ・バズ)」が2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤーの「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」と「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」の2冠に輝いた。
日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、2025年12月4日(木)、Bosch Forum Tsuzuki(神奈川県横浜市都筑区)にて、2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考会を開催した。
選考は、実行委員会が選出したジャーナリスト、専門家、有識者など60名が行った。
「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」は、日本で企画開発された車(生産地が海外となった輸入車扱いのクルマも含まれる)が選出された場合、別途「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」が設定される。インポート・カー・オブ・ザ・イヤーは、第2次(最終)選考において最高得点を獲得した輸入車に与えられる。
そして、「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」は、エントリー車全車の中から、デザインに優れたモデルを選考委員が配点。最も高得点を得たクルマが「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」となる。
2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー 最終選考会・表彰式 公式動画
通称ワーゲンバス(タイプ2)をオマージュして、最新のBEVとして生まれた ID.Buzz
フォルクスワーゲン ID.Buzzは、2025年6月に投入されたBEV(バッテリー電気自動車)のミニバン。愛らしいデザインで、1960年代に大ヒットした通称ワーゲンバス(タイプ2)を現代風にアレンジしたBEVミニバンがID.Buzzだ。
国内ではオラオラ系デザインが主流のミニバンマーケットにおいて、ユニークな愛され系デザインをもつID.Buzzは、まさに対極にある。さらに、デザインだけでなく、フォルクスワーゲンがもつ最新BEVテクノロジーを満載。ロングホイールベース車は、なんと91kWhもの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。554㎞(WLTCモード)もの航続距離を実現。
さらに、駆動方式はRR(リヤモーター、リヤ駆動)。大容量リチウムイオンバッテリーを床下に搭載したことによる低重心化により、全高1,925mmと非常に背が高いミニバンながら、走る楽しさも実現している。
そして、ID.Buzzの真骨頂ともいえるのが室内の広さ。BEV専用プラットフォームであることを生かし、ホイールベースは3,240mm(ロングホイールベース車)という長さを実現。このホイールベースの長さを生かし、広大な室内空間を実現している。
フォルクスワーゲン ID.Buzzの評価ポイントは?
「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」授賞理由
フォルクスワーゲン ID.Buzz は、BEV(電気自動車)のフルサイズミニバンという、現在国内市場では唯一無二の存在であり、BEVとしての完成度も極めて高い。
電気自動車ならではのパッケージングが、ミニバンとしてゆとりある居住空間を実現し、BEVミニバンという新たなカテゴリーを切り開いた。さらに、“ワーゲンバス”として親しまれたType 2の魅力を現代的に継承したエクステリアデザインは、運転者のみならず周囲の人々までも笑顔にする存在感を放ち、高い評価を獲得した。
「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」授賞理由
いまなお色褪せない人気を誇るワーゲンバス(Type 2)のヘリテージを受け継ぎ、それを現代的に解釈した ID.Buzz のエクステリアデザインは、ひと目でわかる強い個性を備えながら、誰にでも懐かしさと愛らしさを感じさせる魅力を放っている。
テクノロジー優先で無機質になりがちな時代において、自動車にはエモーショナルな価値が不可欠であることを改めて示した意義は大きく、その存在はデザインのあり方に新たな視点を投げかけた。
選考委員のモータージャーナリスト片岡英明のデザイン・カー・オブ・ザ・イヤーの評価は?
フォルクスワーゲンの「ID.Buzz」は、1950年代からアウトドア派やカスタム派を魅了し、愛されてきたワーゲンバス(タイプ2)をデザインモチーフに誕生した。
誰が見てもワーゲンバスの後継と分かる明快なフォルムと顔立ちだ。ガラスの明るさを2段階に調整できるパノラマガラスルーフはオプション設定になるが、とても開放的だ。
2列目のスライディングウインドーも昔を知っているファンを納得させる装備だ。このように演出が上手で、長く乗っても飽きのこない秀逸なデザインなので高く評価した。
キャデラックのイメージを覆したクロスオーバーSUVが「リリック」である。期待のバッテリーEVで、躍動感あふれるエクステリアデザインは新鮮だ。強い存在感を放つダイナミックなフォルムで、リアコンビネーションランプは1960年代のエルドラドをオマージュしている。これもうれしい配慮だ。右ハンドル車をスマートに設定したことも高く評価したい。
「プジョー3008」もボディの面質やランプ類の洗練度が高く、強い存在感を放っている。遠くからでも目立つ、秀逸なデザインだ。
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