ハンドメイドのEVってどうだ? EVコンバージョンクラブキックオフミーティング [CORISM]
ハンドメイドのEVってどうだ?
EVコンバージョンクラブキックオフミーティング

オズモータース社長古川氏をはじめコンバージョンEV専門メーカーの社長、大手鉄鋼子会社の社員やプロの競技ドライバー、はてはBBQの専門家まで。
発足EVコンバージョンクラブ
2月のことである。筆者の下にフェイスブック(以下FB)よりイベントの知らせが入りました。オズモータースの古川氏から、とある誘いが舞い込んだのが始まりです。古川氏は以前紹介したかの”ドリフトプリウス ”の生みの親です。彼がまたしても何かを始めるというので、早速にお邪魔します。と返事を入れそれから改めて考えると「はて、EV コンバージョンクラブとはなんぞや?」。先に返事をしておきながら内容もろくに精査せずに何をいわんやでありますが、海外では少しづつ電気自動車が認められつつありいよいよ競技用としても一つのブームを起こし始めています。すでにガソリン車をEV化して楽しむクラブも多数存在しています。
日本では、いち早く電気自動車を市販化し展開してきましたが、今ひとつEVを楽しむ部分が盛り上がりに欠けているように感じます。競技こそ地道にJEVRA(日本電気自動車レース協会)が年間戦を展開していますがまだまだなかなか認知されてはいません。規制も車の改造という部分では厳しくなっています。また、日本は充電インフラも急ピッチで進み、現在ではかなり充電で不安を持たずに走れるようになってきました。
電気自動車はラジコンカーほどではありませんが、シンプルで分かりやすく個人でもその気にさえなればEVへのコンバートは可能です。古川氏によれば、改造車として公道走行への認可のハードルが低い部類の乗り物です。また、環境への配慮の点からも優遇措置を適応させることもできるそうです。しかしながら、なかなか個人ではそうしたガレージライフを送ることのできる環境は整えにくいのも事実です。
![]()
![]()
![]()
EVコンバージョン車両の実力
![]()
![]()
![]()
参加は自由、都合に合わせて家族でも参加ができる
欧州や欧米では、こうしたコンバージョンクラブがいくつもあり古川氏も実際に渡米して参加をされました。その経験から、多くの方々と交流をしながら一緒にガレージライフを楽しめたらと考えているそうです。
まだまだ実際の作業参加者ばかりで構成されているオズモータースEVコンバージョンクラブですが、ゆくゆくは家族の方も一緒に参加していただきバーベキューなどを楽しみつつ、作り上げていくというのが理想のクラブだそうです。
筆者が参加したのは、初回と第3回。それでも参加はできるし、初回とはメンバー構成も一部違っていたりします。第3回はメンバーにバーベキューのエキスパートともいうべき専門の食材卸業者の方もエントリー。そうした携わり方や参加の仕方でもありです。異業種がどんどん参加し、自由にアイデアを出しながら進めていきます。
![]()
![]()
![]()
異業種の人間でも大丈夫なのか? という疑問をお持ちになるかもしれませんが、実際には筆者のような絵描きや、そうした技術的には全くの素人でも興味を持って参加をしてくれる方であれば可能です。
ある程度のホンネでいえば、少額であってもスポンサーとして、参加していただける方が名乗り出てくれれば、さらにいうことはありません。いかに利益を追求しないとはいえ、こうしたクラブの運営には資金は必要で過去にもこうしたクラブが資金難のためにいくつも消滅しています。ですから、こうした活動はスタートは個人的な有志でも、継続して作り上げていくには資金も必要です。
そのためには、国の補助金やそうした活動を認知していってもらう必要もあるのです。EVはすでに国内にもかなりの台数が稼働しており、徐々にその存在は認められつつあります。こうしたことからも実際に乗り物として製作をしてみたい、ビジネスチャンスととらえて、そのヒントにしてみようとされる方など様々な意見と参加を期待するものです。
興味を持たれた方は関連リンクのオズコーポレーション様まで http://www.o-z.co.jp/
完成目標は、約半年後

この日の目標はエンジンからモーターへの移行。そう載せ換えまででした。正直筆者は、エンジンの載せ換えがどのくらいの手間がかかるかはある程度は理解しています。なので、チョッと1日では厳しいかなぁと思っていたのですが、意外にもモーターの設置は1日で完了。それも組み上げていく途中で、トラブルがなければ、さらに早くに組み上がってのではないかと思います。
実際、この日はモーターとドライブシャフトを駆動するためのスプロケット(歯車)を先に入れることをしなければいけないのに、それがわかったのが合わせてみてからでしたので、急遽一度乗せたモーターを下してそれから加工をし、再度組みなおして車体に乗せるという状況でした。
それでも、当初の予定通り組み付けまではでき無事日程通りに進んでいます。こうした時に、大概は進行状況は予定通りならず遅れるものですが(笑)。そこは、ノウハウも対応力もあるメンバーですから、うまく進行しました。とはいえ古川さん、本当はベンチテストまでいければと目論んでいたのはナイショです。
![]()
![]()
![]()
![]()
【関連記事】
- JEVRA
- オズコーポレーション
- 富士の裾野に響く爆音!! 「SSCT30周年&第8回35GT-R club全国ミーティング」
- 「横浜ヒストリックカーデイ4th」レポート
- BSMバラードスポーツミーティング(聖地巡礼の旅)レポート
- CG Meeting 2015(カーグラフィックミーティング2015)
- プジョー(peugeot)のユーザー参加型イベント「LionMeeting2015」開催! ついに始まったインポーター発信の大型イベントin富士見高原
- kimoda評論家ブログ記事一覧
【オススメ記事】
- フォルクスワーゲン ポロ新車情報・購入ガイド ついに全長4m越えに! 3ナンバー化した6代目新型ポロは、1.0L直3ターボを搭載【ニュース・トピックス】
- 三菱エクリプスクロス試乗記・評価 さすが4WDの三菱! 豪快にリヤタイヤを振りだすような走りも楽しめる絶妙なS-AWCに脱帽!【レビュー】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.6】 日差リーフの実電費チェック! (一般道編)コツコツ電費を稼ぐe-Pedal【評論家ブログ : 日産リーフ】
- メルセデス・ベンツSクラス新車情報・購入ガイド 約20年振りの直6エンジンに、ISGを組みあわせた次世代エンジンを搭載!【ニュース・トピックス】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.5】 日差リーフの実電費チェック! (高速道路編)実電費アップは、こだわりの空力性能にあり!【評論家ブログ : 日産リーフ】
- 三菱エクリプスクロス新車情報・購入ガイド スタイルに走り、装備とスキ無しの完成度を誇るコンパクトSUV。ガソリン車だけしかないことが、唯一の弱点?【ニュース・トピックス】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.4】 30歳代クルマ好き女性、初めての電気自動車! その評価は?【評論家ブログ : 日産リーフ】
- 日産セレナe-POWER新車情報・購入ガイド ついに、シリーズハイブリッドシステムを搭載したセレナ! 5ナンバーミニバン、ハイブリッド車戦争へ加速!!【ニュース・トピックス】
- マツダCX-8試乗記・評価 際立つ運転のしやすさ! こだわりの「躍度」を雪上でチェック!【レビュー】
- 日産テラ(TERRA)新車情報・購入ガイド ナバラベースのSUV中国でデビュー! 日本への導入は?【ニュース・トピックス】
コメント
【関連記事】
- 2025-2026インポート・カー・オブ・ザ・イヤー&デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー、ダブル受賞「フォルクスワーゲンID.Buzz」【イベント】
- BMW iX3 新世代「ノイエ・クラッセ」で、何がどう変わる? Japan Mobility Show 2025【BMW】
- スバルTrailseeker prototype 0-100㎞/h加速、約4.5秒! 見た目以上にスポーティなBEV Japan Mobility Show 2025【スバル】
- スバル Performance-E STI concept ド迫力のBEVスポーツモデル Japan Mobility Show 2025【スバル】
- スズキ e EVERY CONCEPT 期待の商用バン、2026年初頭発売!? Japan Mobility Show 2025【スズキ】
- スズキ Vision e-Sky 次期新型ワゴンRのBEV? それとも新ブランド? 2026年度中にデビュー予定! Japan Mobility Show 2025【スズキ】
- ダイハツ ミゼットX ママチャリがコンセプト?! Japan Mobility Show 2025【ダイハツ】
- BYD T35 平ボディ 商用車でもBEVでチャレンジ! Japan Mobility Show 2025【その他】
- BYD J6リビングカー 移動可能なオフィス! Japan Mobility Show 2025【その他】
- BYD RACCO(ラッコ)中国からの刺客軽自動車、ついに全貌が明らかに! Japan Mobility Show 2025 【その他】
【オススメ記事】
- BMW iX5 Hydrogen 水素燃料電池参入でゼロ・エミッション社会は成立する? Japan Mobility Show 2025【BMW】
- 2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー、フォレスターに決定! 弱点「燃費」を完全解消で、圧倒的支持で受賞【イベント】
- 2025-2026インポート・カー・オブ・ザ・イヤー&デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー、ダブル受賞「フォルクスワーゲンID.Buzz」【イベント】
- 2025-2026 テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー モータースポーツ由来のハイブリッドシステム「T-Hybrid」で911カレラGTSが受賞!【イベント】
- 2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー 実行委員会特別賞 地域との共生を評価「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」【イベント】
- 2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー 実行委員会特別賞 モータースポーツの未来を示す取り組み「一般社団法人スーパー耐久未来機構(STMO)」【イベント】
- BMW iX3 新世代「ノイエ・クラッセ」で、何がどう変わる? Japan Mobility Show 2025【BMW】
- レクサス LSコンセプト ラグジュアリー・スペースという意味を込めた6輪ミニバン Japan Mobility Show 2025【レクサス】
- レクサス スポーツコンセプト LFAの後継ではないとは言うものの・・・ Japan Mobility Show 2025【レクサス】
- レクサスLSクーペコンセプト 観音開きドアをもつラグジュアリークーペ Japan Mobility Show 2025【レクサス】
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!







