違いの分かる男とは? あのプリウスの乗り心地が・・・【国沢コラム】

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【生活・文化】2011/05/10

 

速く走るより「乗り心地改善」が最新トレンド

ネオチューンサスペンション

 ネオチューンサスペンション

 一昔前まで「サスペンションの変更」と言えばコーナリング性能に代表される運動性能を向上させるためだった。乗り心地がガチガチになろうと、気持ちよいコーナリングさえ出来れば上等といった具合。と、いうか標準車のフワフワな乗り心地を嫌う人も少なくなかったと思う。
しかし、この数年「乗り心地を快適にしたい」という人が増えている。カドのある乗り心地(道路の継ぎ目を越えた時にドシンバタンというショックを車体に伝える)を安っぽいと感じるのだろう。確かにベンツやBMWに代表されるドイツ車に乗ると、乗り心地の安っぽさ無し。
ところが「乗り心地を改善させる改造」というのは少ない。ポルシェやBMWなどに採用されているビルシュタイン社製やザックス社製の ショックアブソーバーに交換すれば相当改善されるものの、高価な上、該当製品の無い車種も多かったりする。そんなことからタイヤを交換する程度だった。
当然ながら「乗り心地を改善させたい」というリクエストは、今まで「早く走るためのサスペンション」を開発していたショップにも寄せられていたようだ。

 

 

ショックアブソーバーのオイル交換で乗り心地改善

ネオチューンサスペンション
 今回紹介する『ネオチューン』というサスペンションのモディファイも、D1(ドリフト競技)の優勝請負人と呼ばれる人が開発したもの。
ショックアブソーバーの特性は、中に入っている『バルブ』と『オイル』で決まってくる。このウチ、オイル交換によって乗り心地を改善させるというのがネオチューン。「複筒式」というタイプのショックアブソーバーならどんな車種でも対応可能 だ。ちなみに大半の国産車が複筒式である。
また、走行距離の多いクルマであれば、ネオチューンと同時に作動オイルと内部に封入されているガスの交換も行うためフレッシュアップ出来てしまう。標準的な車種なら価格は1本あたり6千〜7千円(これに交換工賃が必要)。いろんな意味でリーズナブルなモディファイだと思う。

プリウスの乗り心地が激変? プリウス以外も試す価値あり!

ネオチューンサスペンション

 なかでも需要多いのがプリウス。輸入車の乗り味を知っているような「違いの解る人」だと辛抱たまらない。今回『ネオチューン・コンフォート』という乗り心地の良さを追求したスペックを開発したというので試してみた。千葉県いすみ市行川にある『サンコー』までクルマを持って行けば2時間で完成。
するとどうよ! 行きのプリウスと同じクルマと思えないほどサスペ ンションが動いており、とってもしなやか。鋭い路面の突起を通過する時に若干の粗さを残すものの(これはECOタイヤの特性。柔らかいタイヤに交換すれば大幅に軽減する)、それ以外文句なし。乗り心地フェチの私でも満足出来る。
プリウス以外、アルファードや先代フェアレディZなど乗り心地の悪さを感じているクルマは多い。もし「何とかしたい」と考えているならネチューンを検討してみたらいかがだろうか? きっと満足してもらえるだろう。おっと! 最後に「効果は個人の感想です」と書いておきます。

乗り心地が激変するネオチューン
SANKOのホームページ詳細情報

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(レポート:国沢 光宏

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