スバル レヴォーグ VS トヨタ カローラツーリング徹底比較 ステーションワゴン対決

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【対決】2021/10/18

スバル レヴォーグ VS トヨタ カローラツーリング徹底比較

 

人気ワゴンを徹底比較・評価

 

スバル レヴォーグとトヨタ カローラは、ステーションワゴンのカテゴリーに属する。国産ワゴンモデルは、車種も少なく販売台数も多くはない。

だが、セダン並みの快適性や静粛性、優れた運動性能、そしてSUV並みの積載性を誇り、根強いファン層に支えられている。

今回は、そんなワゴンモデルで販売が好調の2台をピックアップ。2代目となるレヴォーグは、発売直後から販売好調を維持。電動デバイスは装備されていない点は残念なものの、より進化し安全性能を高めたアイサイトに加え、高速道路での渋滞時にハンズオフが可能となるアイサイトXも用意された。

2代目レヴォーグは、AWDがもたらす優れた運動性能とクラストップレベルの予防安全性能などが高く評価され、2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

対するカローラツーリングは、日本での使い勝手を重視して全幅を1,745mmに抑えた。トヨタ最新のGA-Cプラットフォーム(車台)を採用。低重心で運動性能に優れたプラットフォームで、走りの楽しいワゴンに仕上がっている。

また、パワーユニットには、1.8Lハイブリッドシステムを搭載。燃費は、クラストップレベルの低燃費で29.0㎞/L(FF、WLTCモード)を達成。ガソリン価格高騰時代ということもあり、経済性に優れたモデルでもある。

今回は、やや価格帯とサイズが異なるが、人気ワゴンであるレヴォーグと、カローラツーリングを徹底比較・評価する。

 

 

スバル レヴォーグの特徴

 

初代スバル レヴォーグは、日本の顧客向けに生まれたモデルだ。元々、このクラスはレガシィツーリングワゴンが主力モデルだった。

しかし、レガシィツーリングワゴンは、北米をメインターゲットにし、年々ボディサイズが大きくなった。大きくなりすぎたために、日本マーケットに合わないクルマになった。そのため、従来のレガシィツーリングワゴンユーザーが乗り換えるモデルが無くなってしまったのだ。その贖罪から、スバルはほぼ日本マーケット専用車として、初代レヴォーグを開発し販売した。

そして、2020年10月、2代目レヴォーグが登場。初代レヴォーグと同様に、日本での使い勝手を重視して開発された。

全幅は1,795mmとし、都市部に多い立体駐車場の全幅制限1,800mmを下回るサイズにしている。

2代目レヴォーグは、新世代のプラットフォーム(車台)であるSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)が採用された。このSGPにより、レヴォーグの運動性能は飛躍的に向上している。

歩行者検知式自動ブレーキを含む予防安全装備パッケージ「アイサイト」も大幅進化し、より多機能になった。

さらに、渋滞時ハンズオフアシスト機能をもつアイサイトXも用意されている。この機能は、高速道路などでの渋滞時、50km/h以下であれば、ステアリングから手を放しても車線維持しながら前走車に追従走行できる。

スバル レヴォーグ

 

 

トヨタ カローラツーリングの特徴

 

トヨタ カローラツーリングは、2019年9月に発売された。新型として投入されたカローラツーリングは、すでに発売済みのカローラスポーツと同じく3ナンバーボディだ。

ただし、セダンのカローラと同じく全幅を1,745mmに抑え、狭い道が多い日本での使い勝手を良くしている。

今回のカローラツーリングは、従来のカローラシリーズとは異なる1クラス上のモデルとなった。新型車だが、従来型のセダンであるカローラアクシオや、ワゴンのカローラフィールダーは、2021年7月現在も発売されている。これは、5ナンバーサイズにこだわる顧客向けのモデルとなっている。

カローラツーリングには、最新のプラットフォーム(車台)であるGA-Cが採用された。プリウスやC-HRなどと共通のプラットフォームを、カローラツーリング用にチューニングしたものだ。GA-Cプラットフォームにより、低重心で高剛性ボディになり、運動性能は大幅に向上した。

パワーユニットは、メインの1.8Lハイブリッド、1.8Lガソリン車に加え、1.2Lターボを搭載したグレードも用意された。この1.2Lターボエンジンと組み合わされるミッションは、6速MTのみとなる。

トヨタ カローラツーリング

 

 

1.燃費比較

 

レヴォーグの評価は 3.5
カローラツーリングの評価は 4.0

 

ガソリン車としては善戦しているレヴォーグ

スバル レヴォーグの燃費は以下の通り。

・1.8Lガソリンターボ 13.6km/Lもしくは13.7km/L(4WD、WLTCモード)

 

トヨタ カローラツーリングの燃費は以下の通りだ。

・1.8Lハイブリッド 25.6km/Lもしくは29.0km/L(FF、WLTCモード)

・1.8LハイブリッドE-Four(4WD) 24.4km/Lもしくは26.8km/L(4WD、WLTCモード)

・1.8Lガソリン 14.6km/L(FF、WLTCモード)

・1.2Lターボガソリン 15.8km/L(FF、WLTCモード) 6MTのみ

ボディサイズは、スバル レヴォーグよりもトヨタ カローラツーリングの方が、ひと回り小さい。しかも、より車重が軽くハイブリッドシステムを搭載したカローラツーリングの圧勝だ。もはや、当然な結果ともえいる。

ただ、物足りないないのは、レヴォーグは未だガソリン車のみの展開ということ。全世界的にCO2排出量減が叫ばれている中、さすがにガソリン車だけの設定というのは中長期的に厳しい。パワーユニットの電動化が望まれる。

カローラツーリングの1.8Lハイブリッド車は、もはや世界クラストップレベルの燃費値である。この燃費値は、世界中の自動車メーカー追随できないレベルに達しているほどだ。

ハイブリッド車を除き、ガソリン車比較となると、レヴォーグもなかなか善戦している。

カローラツーリングの1.8Lガソリン車の燃費値は14.6km/L。対するレヴォーグの燃費値は13.6km/Lである。

少し差があるが、カローラツーリングはFF、レヴォーグは4WDでボディサイズが大きく重いことを考えると、ほぼ互角の燃費値とみていいだろう。

しかも、レヴォーグは1.8Lターボなので、かなりパワフル。こうした出力まで含めれば、むしろレヴォーグの燃費は優れているといえるだろう。

 

 

その他の比較ポイントは・・・

 

2.購入時の値引き術

3.購入時の値引き術

4.デザイン比較

5.室内空間と使い勝手

6.安全装備の比較

7.走行性能の比較

8.リセールバリュー比較

9.まとめ・総合評価

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