北米仕様カムリ、超円高換算だと激安! 日本発売も直前だ!【トヨタ カムリ新車情報】 [CORISM]

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【トヨタ】2011/09/04

トヨタを支える基幹車種カムリ、アメリカで堂々のデビュー!

トヨタ  カムリ北米仕様
 トヨタは9年連続で米国乗用車ベストセラーカーに輝く新型カムリ(米国仕様)を発表した。カムリは、1983年に米国で発売開始以来、絶大な人気を誇りセダン。また、トヨタの支える基幹車種として、全世界の販売累計(2010年末)は、なんと1,400万台を越えている。

  新型トヨタ カムリは、存在感のある洗練されたスタイルに一新。定評のある室内空間、優れた操縦性・走行安定性と静粛性を一層向上した。パワートレーンには、2.5L直列4気筒エンジン、3.5L V型6気筒エンジンと、新開発の2.5L直列4気筒エンジンを採用したハイブリッドシステムの3種類を搭載。すべてのモデルで燃費を改善した。とくに、ハイブリッドシステム搭載車のアメリカ基準EPA燃費(city)は43マイル/ガロンと従来型車に比べ30%以上向上した。

 北米で発表されたカムリだが、まもなく9月上旬に日本仕様の発表も予定されている。北米仕様車では、ガソリン仕様車もあるのだが、日本仕様はハイブリッドのみの設定。新開発の2.5Lをベースとしたハイブリッドシステムが搭載される。

 気になる燃費だが、10・15モード燃費で26~27km/lと言われている。前モデルと同じ2.4Lハイブリッドを積んだレクサスHSやSAIの燃費が23km/lなので、約15%ほど排気量がアップしているのにもかかわらず燃費は向上しているらしい。

 販売店の情報によると、外観は北米仕様車とはまったく違う印象とのことだ。北米仕様車は、ボディ同色に塗られたグリルやアグレッシブなエアロパーツを装着しているが、日本仕様はオーソドックスな水平基調のメッキ調のグリルになる。さらに、ヘッドライトの造形も異なるらしく、日本仕様はフォーマルなセダンなイメージが強いという。確かに北米仕様車の写真を見ている限りでは、さすがに日本ではスポーティ過ぎる印象が強いので、十分に納得がいく話だ。もちろん、セダンとしての機能も万全で、ハイブリッド車だとトランクが狭いという今まであったネガティブな要素も、広大なトランクを得て完全に払拭されている。

超円高レートで換算すると、200万を切る価格!

トヨタ  カムリ北米仕様
 北米仕様車のカムリ ハイブリッドLEの価格を調べると、25,900ドルからと表示された。1ドル77円という超円高レートで計算すると、約199万円! とにかく安い! 新型カムリは、現地生産しているものの、この価格だけでも、国内で生産して輸出する日本車メーカーがいかに危機的状況かよくわかる。日本仕様は、装備がかなり豪華になるはずなので、こんなに安くは買うことはできないが、カムリクラスのハイブリッドが200万円を切ったなら、日本中のクルマがカムリになりそうな予感がするほどのプライスだ。これなら、冷え切ったセダンマーケットも、一気に熱くなる。日本仕様の発売時期は9月上旬だ。

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(レポート:大岡 智彦

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