BMW2シリーズ アクティブツアラー試乗記/評価 2014年10月1日、日本発売・発表! BMW初となるFF車を海外試乗!

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【BMW】2014/09/26

 

 

BMW初のFF車! その実力は?

BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)

 最近、相次いで新型車やフルモデルチェンジ車を投入して猛烈な新車攻勢をかけているBMW が、この秋、全く新しい車種を投入する。2シリーズ・アクティブツアラーがそれだ。昨年の東京モーターショー に参考出品されていたモデルで、BMWブランド初のFF車である。

2シリーズ・アクティブツアラーには、オーストリアのインスブルックからゼルデン周辺で、市街地から高速道路、ワインディングなど、さまざまなシチュエーションで試乗した。

デザインは、フロントの丸型4灯式ヘッドライトやキドニーグリルなどを採用し、ひと目でBMWと分かるクルマに仕上げられている。初のFF車として、全く新しい中身を持つクルマなので、異なる方向性が示される可能性も考えられたが、意外なくらいにBMWのアイデンティティーをしっかり確保したモデルに仕上げられている。

外観デザインは、比較的短めの全長にやや高めの全高を持つため、ややずんぐりした感じも受ける。長めのホイールベースで前後のオーバーハングを短くし、広い室内空間を連想させるような密度感の高いスタイルともいえる。

インテリア回りもBMWの文法に則ってデザインされ、インストセンターをやや運転席側に傾けたドライバー・オリエンテッドのデザインを始め、ワイドな液晶のカーナビ、回転式コントローラーのiDrive、マルチファンクションのステアリングホイールなど、いずれもBMWらしいものだ。

ボディタイプは、5ドアのステーションワゴン で、サイズは全長が4340mm、全幅が1800mm、全高は1555mmとされている。日本の道路交通環境にマッチしたサイズといえる。ホイールベースは2670mmで室内には十分な居住空間を確保した。全体的にはメルセデス・ベンツ のBクラスを連想させるパッケージングである。

2シリーズ・アクティブツアラーの基本プラットホームは、ミニ・クロスオーバー のものを流用している。BMWブランドとしては初めてのFF車だが、BMWとしてはこれまでもミニでFF車作りの経験を積んでいて、FF車に関するノウハウは豊富に蓄積されている。

BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)
BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)
BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)

 

BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)

 

 

快適性を重視したフットワークは、BMWらしくない?

BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)

試乗車は、BMW225iの8速AT車と218dの6速MT車の2台で、ラインナップには218iのガソリンも設定されている。試乗した2台は、FF車らしさをまったく感じさせず、爽快なドライビングフィールは、正にBMWのものだった。

BMW225i用のエンジンは、直列4気筒2000ccの直噴ターボ仕様で、170kW/350N・mのパワー&トルクを発生する。先に発売された新型ミニのクーパーSに搭載されたのと同じエンジンだ。吹き上がりの滑らかさや高回転域まで回したときのパワー感など、ミニクーパーSと同じように軽快な吹き上がりを見せた。

特に楽しかったのがワインディングでの走り。FF車であることを感じさせないごく自然なステアリングフィールを持ち、アンダーステア傾向を示すことなく、とても良く曲がるのが印象的だった。正に駆け抜ける歓びであり、BMW車の走りを実現した。

もうひとつ印象的だったのは、乗り心地の良さだ。BMWというと硬めの乗り心地でしっかりした走りが特徴だが、2シリーズ・アクティブツアラーの走りはBMWらしさではなく、快適性を重視したものに仕上げられていた。

BMW車は、基本的にランフラットタイヤを装着するようになっているが、今回試乗したアクティブツアラーは、ランフラットタイヤではなかったことが、乗り心地の良さにつながった部分もあるのだろう。意外なくらいに快適な乗り心地を味わわせてくれた。

BMW218dにも試乗したが、ディーゼル車 の日本への導入は、まだ決まっていないとのこと。また仮に導入されるとしても今回試乗した6速MT車は設定されないだろうから、こちらは参考に試乗した。

搭載される2000ccのコモンレール直噴ターボ仕様エンジンは、110kW/330N・mパワー&トルクを発生する。最大トルクを発生するのが1750回転と低めの設定なので、低速域からでも少し踏み込めばすぐに最大トルクに達し、気持ちの良い加速が得られる。渋滞の少ない交通環境で試乗すると、ディーゼルのマニュアルも良いなと思った。

BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)
BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)
BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)

 

BMW2シリーズアクティブツアラーは価格次第で、人気コンパクトカーに!

BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)

 BMWアクティブツアラーは、室内空間の使い勝手の良さも特徴だ。運転席のシートは、BMW車としてはやや高めに設定されていて、それによって乗降性の良いクルマになっている。後席の広さは、正にFF車のメリットを具現化したもので、ニースペース、ヘッドクリアランスとも十分に確保されている。すっきりした足元で後席も快適で、サンルーフ装着車でも頭上には十分な余裕があった。

ラゲッジスペースの使い勝手も良い。これはアクティブツアラーという名前が示すように、スポーツ用具やレジャー用品などをいっぱいに積んで、アウトドアレジャーなどに出かけるときの足として使うことを想定して作られたクルマだからだ。

荷物を持った状態でも、足を蹴りだすようなジェスチャー操作でバックドアを開くことができ、利便性に優れている。後席は背もたれを倒せば大きな荷物スペースを作れるし、前席の背もたれも倒すと最大で2400mmの長尺物を積める。

2シリーズという位置づけから、価格設定もそう高くはならないと見られ、日本に導入されたらけっこう売れるクルマになりそうだ。比較的コンパクトな輸入車の市場は、ますます激戦が繰り広げられることになる。

BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)
BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)
BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)

BMW225iアクティブツアラー燃費、スペックなど

代表グレード BMW225iアクティブツアラー
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4,342×1,800×1,555 mm
ホイールベース[mm] 2,670mm
トレッド前/後[mm] 1,557/1,558mm
車両重量(DIN)[kg] 1,430kg
総排気量[cc] 1,998cc
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] 170(231)/4,750-6,000
エンジン最大トルク[N・m/rpm] 350/1,250
ミッション 8速AT
タイヤサイズ 205/55 R17
定員[人] 5人
EUテスト値市街地・郊外合計燃費 6.0L/100㎞(16.7㎞/L)
0-100㎞/h加速[秒] 6.8秒
最高速度[㎞/h] 235㎞/h
発売日 2014/10/1(予定)
レポート 松下 宏
写真 BMW
BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)
BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)
BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)

 

BMW2シリーズ アクティブツアラー(BMW 225iアクディブツアラー)
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(レポート:松下 宏

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