新型トヨタ クラウン新車情報・購入ガイド 「新世代プラットフォームを得て、クラウン リブート!!」動画あり

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【トヨタ】2018/07/06

新型トヨタ クラウン

 

15代目新型クラウン、新プラットフォームを得て大幅進化

新型トヨタ クラウントヨタは、国内専用セダンであるクラウンをフルモデルチェンジし発売を開始した。

15代目となった新型トヨタ クラウンから、グレード体系が変更された。従来のアスリートやロイヤルといったグレードが無くなった。また、クラウンの上級車車として位置付けられたトヨタブランドの最上級モデルであるマジェスタまで姿を消した。

新グレード名は、従来のアスリートに対応するスポーティ仕様が「RS」、「RSアドバンス」となり、乗り心地重視のロイヤルは「G」に変更された。マジェスタに相当する新グレードは「Gエグゼクティブ」となった。

新型トヨタ クラウンまた、搭載されるエンジンでは、燃費の悪かったガソリン3.5L V6が無くなり、2.0Lターボのみとなった。そして、売れ筋となる2.5Lハイブリッドは、カムリに採用されている最新の2.5Lハイブリッドに変更。そして、最上級グレードには、マジェスタに搭載されていた3.5L V6ハイブリッドが搭載された。

新型トヨタ クラウンの価格は、幅広く4,606,200~7,187,400円となった。

新型トヨタ クラウン試乗記・評価へ

新型クラウンは、数少ない日本専用車。日本での使いやすさに妥協無し!?

新型トヨタ クラウン新型トヨタ クラウンは、15代目となりトヨタの中でも非常に長い歴史を持つモデル。国内専用車ということもあり、日本での使い勝手を重視。他メーカーは、セダンマーケットの縮小と共に撤退していく中、クラウンだけは国内セダンマーケットのニーズを拾い続け、地道に造り続けてきた。この行為そのものがクラウンの強さで、セダンが売れないと言われながらもクラウンだけは売れ続けた。

15代目新型トヨタ クラウンのボディサイズは、全長4,910×全幅1,800×全高 1,455㎜、ホイールベース2,920㎜となった。先代クラウンのアスリートと比較すると、全長+15㎜、全幅変更なし、全高+5㎜、ホイールベース+70㎜とやや大きくなっている。ポイントは、全幅1,800㎜を維持したこと。

新型トヨタ クラウンこれは、都市部に多い全幅1,800㎜制限の立体駐車場を車庫にしていたり、こうした駐車場をよく使う客に配慮したもの。このクラスのほとんどのセダンが、1,800㎜をオーバーしていることもあり、クラウンの日本での使い勝手は非常によい。また、日本は狭い道が多く、こうしたすれ違いなどでも扱いやすい。

狭い道での扱いやすさの指標となる最小回転半径は、ベーシックなグレードで5.3mとまずまず。しかし、18インチホイールを履くモデルになると5.5mに拡大する。4WD車になると5.7mとかなり大きくなる。ホイールベースが70㎜も伸びているので、仕方のない部分もある先代モデルに対し0.1m最小回転半径が大きくなった。

新型トヨタ クラウン

6ライトウィンドウ採用で、スタイリッシュさに磨きがかかった新型クラウン

新型トヨタ クラウン新型クラウンのデザインでは、リヤウインドウの後ろにさらに大きめのウインドウが入る6ライトウィンドウが採用された。レクサスLSと同様に、ルーフラインをクーペのように後方へ行くにつれて下がり、かなり傾斜されたCピラーをもつデザインだ。その昔、4ドアクーペなどの呼ばれたスタイリッシュなデザイン手法が。ただ、後方のルーフが低くなるので、後席頭上スペースが狭くなり圧迫感が出てくるケースが多い。しかし、新型クラウンはこうした部分を上手く処理。あまり圧迫感のないリヤシートの居住空間に仕上げている。

新型クラウンのフロントフェイスは、かなりスッキリとした。先代クラウンアスリートのように、稲妻型のグリルでインパクト重視というものではなく、シッカリとデザイン力で勝負に出ている。逆台形となった大きなグリルは、ボンネットから続くデザインを受け、彫りの深さと押し出し感をアピール。妙な派手さではなく、一体感ある精緻なデザインが魅力だ。

新型トヨタ クラウンインテリアデザインは、ダッシュボードからドアへとつながる柔らかなラインをもつ。ドアやダッシュボードなどを別々にデザインするのではなく、室内空間を1ピースのようにデザイン。乗員に包まれているような安心感を与えている。

センターコンソール上部には、手前にエアコンなどを操作するための7インチのディスプレイを装備。そのやや奥に8インチのナビ画面が設置された。もう少しナビ画面は奥に設置してほしいのだが、先代クラウンと比べるとかなり視線移動も少なくなり、また中高年にも焦点が合わせやすくなっている。安全面や使い勝手などの機能面でも向上している。

また、ドアポケットなど、見えにくいところの質感は今ひとつだが、総じて質感は向上。より高級車らしいクオリティになっている。

新型トヨタ クラウン

 

最新の直4 2.5Lハイブリッドには、4WDの設定もあり!

新型トヨタ クラウン新型クラウンに搭載されたパワーユニットは3つ。2.0Lターボと2.5Lハイブリッド、V6 3.5 Lハイブリッドが用意された。環境性能の悪い3.5Lガソリンエンジンは姿を消した。

売れ筋となるのは、2.5Lハイブリッド。A25A-FXS 2.5Lダイナミックフォースエンジンを使用。カムリにも搭載されているものとほぼ同じで、最大熱効率は41%に達した高効率システムだ。システム出力は226psと十分。24.0㎞/Lという低燃費を実現した。

この2.5Lハイブリッドにのみ4WDが用意された。小型・軽量化したトルセンLSDが採用され、通常は前後輪のトルクを40:60で配分。走行条件に応じて前後輪に30:70から50:50の間で瞬時にトルク配分する。

 

システム出力359ps、トヨタブランド初のV6 3.5Lマルチステージハイブリッド搭載!

新型トヨタ クラウン新型クラウンの最上級グレードに搭載されるのは、8GR-FXS型V6 3.5Lエンジンを使ったハイブリッド。システム出力は、359psを誇り非常にパワフルなハイブリッドだ。有段ギヤをもつマルチステージハイブリッドシステムとなっていて、レクサスLCやLSなどに使われているものと基本的に同じものが採用されている。燃費性能は18.0㎞/Lとなった。燃料はハイオク仕様だ。

 

燃料経済性は低いが、スポーティな仕様となった2.0L直4ターボ

新型トヨタ クラウンそして、エントリーグレード系に搭載されているのが、8AR-FTS型 直4 2.0Lターボ。245ps&350Nmというパワーとトルクを発揮。従来の燃費が13.4㎞/Lだったが、車重が重くなったこともあり燃費値は12.8㎞/Lと若干ダウンしている。燃費性能に関しては、標準的な数値。燃費は標準的だが、燃料はハイオク仕様となっているので、燃料経済性はレギュラーガソリン仕様の2.5Lハイブリッドと比べると大きな差になっている。

新世代FR用プラットフォーム&ニュルでのテストにより、飛躍的に進化した走行性能

新型トヨタ クラウン新型クラウンのプラットフォーム(車台)は、久しぶりに刷新された。ベースとなるのは、FR用TNGAでレクサスLSなどと一部を共用している。注目したにのは、大幅に低重心化されたこと。パワートレーンは、より低い位置に配置し低重心化。フードやフェンダーのアルミ化や、前後重量配分の最適化により優れた慣性諸元を実現。さらに、ドイツのサーキットであるニュルブルクリンクでテストを繰り返した。その結果、新型クラウンの走行性能は大幅向上している。

サスペンションは、フロントがハイマウント式マルチリンクサスペンション、リヤもマルチリンクサスペンションを採用。ステアリング剛性の最適化、アルミダイキャスト製のフロントサスタワーを採用した。ボディには、構造用接着材の塗布量を大幅にアップし、ボディを高剛性化。優れたハンドリング性能をもつセダンに生まれ変わっている。

新型トヨタ クラウンこの優れたハンドリング性能を十分に堪能できるグレードが、スポーティグレードであるRSだ。5本スポークの18インチホイールを標準装備。専用フロントスタビライザーにも採用され、ロール剛性を向上。リニアソレノイド式AVSも採用され、大きな入力が入っても適切な減衰力を瞬時に発生させながら余分な動きを抑えて走行性能を向上した。

また、リヤスポイラーはデザインだけでなく、より多くのダウンフォースを確保。高速安定性を向上させた。2.0Lターボ車には、リヤパフォーマンスダンパーとリヤフロアブレースを追加採用。優れた操舵応答性や、荒れた路面での振動感の低減を実現している。

新型トヨタ クラウンまた、ドライバーの好みに合わせてドライブモードセレクトを全車に標準装備。RS仕様には、Customモードを設け、パワートレーン、シャシー、空調の各制御の組み合わせを自由に選択できる。ドライバーの好みに応じて新型クラウンのキャラクターを自在に変更することができる。AVS装着モデルは、ECOやコンフォート、ノーマル、スポーツS、スポーツS+、カスタムと、なんと6タイプから選択できる。

 

夜間の歩行者を検知できるようになった新世代トヨタセーフティセンスを搭載するも、詰めが甘い安全装備

新型トヨタ クラウン新型クラウンの先進予防安全装備は、大幅に進化した。夜間の歩行者や昼間の自転車などを検知できるようになった。夜間はより歩行者事故が多くなるだけに、より実社会において効果の高い自動ブレーキとなっている。こうした機能をパッケージ化したトヨタセーフティセンスを、新型クラウンでは全車に標準装備している。

ただし、相変わらずトヨタの安全装備に関しては詰めが甘い。車線変更時に接近する車両を検知し、警報を発するブラインドスポットモニターや、後退時に接近する車両や歩行者を検知し自動ブレーキをかけるリヤクロストラフィックオートブレーキなどが一部の車種にオプション設定となっている。

新型トヨタ クラウンこれに近い装備をコンパクトカーのマツダ デミオでは標準装備化している。日本を代表する高級セダンのクラウンがオプションというのは、かなり物足りない。エントリーグレードの価格を少しでも安く見せて1台でも多く売れればいい、というトヨタの安全装備に対する腰が引けた姿勢が垣間見える。自動車メーカーには、より安全なクルマを世の中に送り出す責任がある。これでは、よい装備を開発したエンジニア達も浮かばれない。

つながる機能満載! もしもの時に頼りになるヘルプネットに注目!

新型トヨタ クラウンIOTなど、世の中つながるつながると何かと騒がしい。つながることは良いこともあるが、つながり過ぎれば、個人のプライバシーは丸裸になる可能性を秘めている。新型クラウンもこうしたIOT時代にいち早く対応。車載通信機DCMを全車に標準搭載し、T-Connectサービスを3年間無料で提供。

このサービスにより、新型クラウンは様々なサービスを車内で得ることができる。まず、車両の状況をディーラーと共有。メンテナンスや修理、故障対応などのアドバイスをいち早く得ることができる。

また、ヘルプネットにも対応。事故や急病時には専門のオペレーターが警察や消防に取り次ぐほか、エアバッグ作動時には自動でオペレーターに接続。また、車両データをもとに重症度を指定してドクターヘリ等の早期出動判断を行うD-Call Netにも対応。もしもの時のリスクを軽減することができる。

新型トヨタ クラウンそして、驚きのサービスがトヨタつながるクルマの保険プラン。車両から取得した正確な走行データに基づき、毎月の安全運転の度合いを保険料割引に反映させる自動車保険。自動車保険とセットにすることで、ディーラーの収益性をさらに向上させるという顧客の囲い込みも行われる。

新型トヨタ クラウンそして、従来からあった音声通話による目的地設定やホテル・レストランの予約なども対応。音声による検索なども強化されている。また、災害時に大きな指標となる機能が通れた道マップ。災害時の救援活動を支援する目的で、トヨタがDCM搭載車両等より収集した情報に基づいた通行実績情報を「通れた道マップ」として、Webサイトで無料公開。直近約24時間の通行実績情報が1時間ごとに更新されており、災害地域での移動に役立てることができる。

 

新型トヨタ クラウンのグレード選び

新型トヨタ クラウン新型トヨタ クラウンのグレード選び。新型クラウンでは、まず最初にパワーユニットの選択からとなる。バランスが良いのは、やはり売れ筋になる2.5Lハイブリッド。燃費性能も高く、レギュラーガソリン仕様なので経済性も高い。パワフルさは感じないものの、遅くもない。とくに、こだわらなければ、非常にバランスの取れたパワーユニットだ。

新型クラウンの2.5Lハイブリッドは、基本的に走りをアピールするモデルではない。そうなると、やはりグレードは豪華装備のGグレードがお勧め。その他の豪華装備は好みで選べばよい。ルックスにこだわるのなら、スポーティなRS系グレードとなる。中古車マーケットでは、こうしたスポーティグレードの人気が高いので、リセールバリューを気にするのならRS系グレードという選択も悪くない。

新型トヨタ クラウンそして、とにかくスポーティに走りたいというのであれば、2.0Lターボとなる。先代モデルからパワーアップされ、さらに高回転までスムースに回るようになった。2.0Lターボ車は、最もスポーティさが際立っている。スポーティグレードのRS系がお勧めだ。RS、RS-Bグレードは、安全装備が物足りないので、オプションのセーフティーパッケージPlusを積極的に選びたい。価格は246,240円。

注意したいのは燃料経済性。燃費は2.5Lハイブリッドの約60%程度となる12.8㎞/Lと、あまり燃費が良くない。さらに、2.5Lハイブリッドはレギュラーガソリン仕様だが、2.0Lターボはハイオク仕様。こうなると、カタログ上の燃費値ベースでザックリ試算すると、2.0Lターボ車は2.5Lハイブリッドの2倍程度の燃料費がかかるだろう。

新型トヨタ クラウン新型クラウン3.5Lハイブリッドのシステム出力は、なんと359psにもなる。これだけパワフルだと、とにかく速い。しかも、ハイブリッド車なので荒々しさが無くスムース。しかも、燃費は18.0㎞/Lと良好。予算に余裕があるのであれば、積極的に選んでもよいパワーユニットだ。

グレードも、スポーティなRS系グレードや豪華なG系グレードどちらも魅力的だ。G-Executiveの価格は、なんと7,187,400円! 新型クラウンの中で、最も豪華なグレードになる。RS Advanceの価格は、6,906,600円でG-Executiveに次ぐ高価なグレードだ。

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新型トヨタ クラウン THE DRIVING IMPRESSION~中嶋一貴~

新型トヨタ クラウン価格

新型トヨタ クラウン■新型クラウン2.0Lターボ車価格

・B 4,606,200円
・S 4,746,600円
・S “C package”  4,941,000円
・G 5,416,200円
・RS-B 5,000,400円
・RS 5,184,000円
・RS Advance 5,594,400円

■新型クラウン2.5Lハイブリッド価格

・S 4,978,800円
・S“C package” 5,157,000円
・G 5,621,400円
・RS 5,416,200円
・RS Advance 5,799,600円

■新型クラウン2.5Lハイブリッド4WD価格

・S Four 5,194,800円
・S“C package” 5,373,000円
・G Four 5,837,400円
・G-Executive Four 6,323,400円
・RS Four 5,632,200円
・RS Advance Four 6,015,600円

■新型クラウン3.5Lハイブリッド価格

・S 6,237,000円
・G-Executive 7,187,400円
・RS Advance 6,906,600円

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新型トヨタ クラウン スペック、ボディサイズなど

新型トヨタ クラウン■新型クラウン2.5Lハイブリッドシステムの主要諸元
エンジン 型式 A25A-FXS
排気量(L) 2.487
最高出力(kW[PS]/rpm) 135[184]/6,000 220
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 221[22.5]/3,800~5,400
モーター 最高出力(kW[PS]) 105[143]
最大トルク(N・m[kgf・m]) 300[30.6]
システム全体(kW[PS]) 166[226]
バッテリー  ニッケル水素

■新型クラウン3.5Lハイブリッドシステムの主要諸元
エンジン 型式 8GR-FXS
排気量(L) 3.456
最高出力(kW[PS]/rpm) 220[299]/6,600
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)  356[36.3]/5,100
モーター 最高出力(kW[PS])  132[180]
最大トルク(N・m[kgf・m]) 300[30.6]
システム全体(kW[PS])  264[359]
バッテリー  リチウムイオン

新型トヨタ クラウン■新型クラウン2.0Lターボエンジンの主要諸元
エンジン 型式 8AR-FTS
排気量(L) 1.998
最高出力(kW[PS]/rpm) 180[245]/5,200~5,800
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 350[35.7]/1,650~4,400

■新型クラウンボディサイズ

全長 mm 4,910
全幅 mm 1,800
全高 mm 1,455
ホイールベース mm 2,920

 

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