トヨタ ヴィッツ GRMNターボ新車情報・購入ガイド ヴィッツとはまったくの別物に大変身した200台の限定車は270万円! [CORISM]
サーキットだけでなく、街乗りでも十分に楽しめるフレキシブルな乗り味
ヴィッツGRMNターボは「ピュア スポーツ2BOX」をコンセプトとして開発された。日本仕様にはないボディ剛性の高い3ドアボディをベースに、スポット増しなどでさらなるボディの高剛性化。ターボチャージャーの装着や足回りの専用チューニングなど、運動性能に磨きをかけ、一般道からサーキット走行まで幅広く、走りを楽しめるモデルとしているのが特徴だ。
ヴィッツGRMNターボは、ターボチャージャー装着により大幅に出力をアップ。ベースエンジンに対し32kW[43ps]向上し、112kW[152ps ]/6,000rpmとなり、約40%もパワーアップ。トルクは206Nm[21.0kg-m]/4,000となっており約50%ものトルクアップとなった。
これだけのパワー&トルクアップしたパワーユニットだけに、ボディも入念にチューニング。プレース類だけによる補強でなく、スポット増しなども施し徹底した高剛性化されている。シッカリとしたボディがないと、パワーを伝える専用チューニングの足回りも生かせなくなるからだ。
足回りは、専用チューニング化。ブレーキは、対向4ポットキャリパーが採用され、ハブは4穴から5穴化され軽量のBBS製ホイールを履く。タイヤは215/45R17と大径化されている。
また、電動パワステのセティングも変更。VSC(横滑り防止装置)もスポーツ走行ができるように、ギリギリまでタイヤの滑りなどを許容するセッティングに変更。さらに、コーナーリング時のアンダーステアを軽減するために、外輪のトラクションを向上させる制御も取り込まれている。
こういったチューニングにより、まるでヴィッツとは思えない軽快でフロントタイヤの状態がつかみやすいスポーティなハンドリングを実現している。
さらに、驚きなのは、ターボのチューニングも見事で、ピーキーで使い難い印象は一切ない。そのため、サーキット仕様というクルマではなく、市街地や郊外路などシチュエーションや速度を選ばず楽しめるセッティングになっている。こういったセッティングができるのが、トヨタ直系のガズーレーシングならではの技といえるだろう。
エクステリアは、専用エアロにLEDを配したヘッドランプ、大口径マフラーエンド、大型ロッカーモール、サイドボディに凹面加工を施したGRMNのロゴなどにより特別感を強調。
インテリアには、こだわりの専用スポーツシート、専用メーター、本革巻き3本スポークステアリング
ホイール(レッドステッチ)などを専用装備している。
そんな、こだわり抜いたトヨタ ヴィッツGRMNターボの価格は270万円。ヴィッツに270万円出すのか? と、思う人も多いだろう。トヨタのFRスポーツカーである86も十分に買える価格だ。ただ、ここまでやってあれば逆に安いくらい細部にわたりチューニングされている。あり意味、かなりマニアックな仕上がりだ。そのためか、限定200台という台数設定。
このトヨタ ヴィッツGRMNターボの売上は、200台で5億4,000万円。トヨタという巨大企業の中では、まさに微々たる売上。これでは、ガズーレーシングが儲かるほどの利益などでないだろう。効率化が叫ばれる最近の会社経営視点では、撤退すべき事業となるはずだ。
しかし、トヨタの凄さは、クルマ好きのためにこういったクルマを作り続けることを良しとしている。最近では、日産がニスモブランドを復活させている。もちろん、日産同様、今後トヨタのブランド力を高める事業ということもあるが、ぜひとも続けて欲しい事業のひとつだ。
購入は8月25日からガズー商談申込みサイト 経由で先着順で商談申込みをする。
トヨタ GRMNヴィッツ ターボ価格、スペック等
ドア 3ドア
ボディカラー スーパーホワイトII(040)、ブラックマイカ(209)
全長(mm)/ 全幅(mm)/ 全高(mm) 3,945/1,695/1,490
ホイールベース(mm) 2,510
車両重量(kg) 1,070
乗車定員(人) 5
駆動方式 2WD(FF)
エンジン 1NZ-FE +ターボチャージャー
排気量(cc) 1,496
最高出力(kW[PS]/r.p.m.) 112[152]/6,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/r.p.m.) 206[21.0]/4,000
トランスミッション 5速マニュアル
サスペンション GRMN専用チューニング
フロントブレーキ ベンチレーテッドディスク(対向4ポットキャリパー装着)
タイヤ 215/45R17
ホイール BBS製専用アルミホイール
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