日産は、12月20日より正式な発売が始まった新型電気自動車「リーフ」を神奈川県に納車した。日本国内では納車第1号となる。納車されたのは神奈川県の公用車6台と、神奈川県が行う「EVシェアリングモデル事業」に使用するレンタカー用車両の4台。
　12月22日に神奈川県庁で行われた納車式で日産の志賀COO(最高執行責任者)は『神奈川県に国内初となる日産リーフを納車することができ、大変うれしく思う』と述べた。神奈川県は日産の本社が所在し、工場や開発拠点なども県内に点在する。またリーフは神奈川県横須賀市の日産追浜工場で生産しており、バッテリーについても神奈川県内の専用工場で生産されるなど、地元とも非常にゆかりが深いクルマだ。志賀COOは『今後とも神奈川県の取り組みに積極的に貢献していく』と話した。
　なお納車されたリーフのうち、「EVシェアリングモデル事業」に使用される車両は、平日の一部を神奈川県が業務で使用。その他休日については一般利用者にレンタカーとして貸し出されるというモデル事業だ。現在、「日産レンタカー」の本厚木、横須賀中央、小田原の各営業所で2011年1月をめどに事業開始を行うべく準備が進められている。