日産は、SUV「デュアリス」をマイナーチェンジし、8月27日より発売する。内外装の意匠を一部リニューアルしたほか、エンジンやCVTの制御を変更するなどし、全車でエコカー減税の対象車となった。
　デュアリスは、欧州を中心に企画されたSUVで、現地では「キャシュカイ」名で生産・販売されている。欧州市場における日産車の中でNo.1の販売台数を3年連続で獲得し、既に60万台を売った人気車種だ。今回のマイナーチェンジでは、そんな人気モデルの更なる商品力アップを図った。
　エクステリアでは、新デザインのV字型メッキグリルを採用し精悍な印象を加えたほか、アウターサイドドアハンドルにクロームメッキを採用したり、ユーザーの要望が高かったブリリアントホワイトパールを始めとする新色を追加設定した。また一部グレードに18インチアルミホイールをオプション設定する。
　いっぽうインテリアでは、瞬間燃費やメンテナンス時期の案内表示などを行う3.6インチ車両情報ディスプレイをメーター中央に配し、メーター自体もメッキリング化した大径メーターを採用するなど、インパネ周りに小改良が施された。
　またエンジンやCVTなどの制御を改良することで2WD車の燃費を改善し、従来4WDの20Gグレードのみが対応していたエコカー減税に全グレードが適合したのは大きなニュースだろう。2WD車は50%、4WD車は75%減税となる。
　新型 日産 デュアリスの価格は「20S」[2WD]2,097,900円、「20G」[2WD]2,307,900円、「20G FOUR」[4WD]2,514,750円(全て消費税込み)。従来あった「20S FOUR」[4WD]は廃止となった。

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