【動画追加】新型ホンダ オデッセイハイブリッド新車情報・購入ガイド 絶対王者「アルファード/ヴェルファイア」の牙城を崩した!? 売れ行き好調! パワーアップした進化型ハイブリッドシステムを搭載! オデッセイハイブリッドの価格は356万円から!燃費は26.0㎞/L! [CORISM]

■絶対王者「アルファード/ヴェルファイア」の牙城が崩れた!? オデッセイハイブリッドが売れ行きは?

購入ポイントは以下の通り。
・クラストップとなる26.0km/L(JC08モード)の優れた燃費性能
・「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-MMD」による滑らかな加速と力強い走行性能
・先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を装備
・3列目床下収納をはじめとする多彩なシートアレンジと広い室内空間
オデッセイハイブリッドのウリの部分なので、そりゃそうだろう、といった印象。グレード別では、やはりアブソルートが人気。ハイブリッド車で90%を占め、ガソリン車ではなんと96%にもなっている。こうなると、リセールバリューもアブソルートと標準車では大きな差が付く可能性が高いので、尚更アブソルートを選ぶしかない状況になっている。
注目したいのは、ガソリン車の受注台数だ。受注9,000台の内、ガソリン車は28%を占める。約2,500台がガソリン車ということになる。オデッセイのガソリン車の販売台数は、直近で1,000台/月程度。2月はクルマが売れる月なので、1,000台以上売れると思われるが、それでもプラス1,000台くらいはハイブリッド効果で売れたことになる。ハイブリッド車は価格が高価なこともあり、予算的に厳しくガソリン車になった顧客も多いのだろう。オデッセイのガソリン車の売れ行きも好調だ。
オデッセイハイブリッド人気のおかげで、ガソリン車も売れたことにより、オデッセイの2月の販売台数は3,410台となり、普通車の車種別販売台数ランキングでは20位となった。昨年同月比で171.3%と大躍進。ライバルとなるアルファード &ヴェルファイア 2台分の販売台数には及ばないが、かなりこのクラスで存在感を出してきている。オデッセイハイブリッドが出たことによる影響が大きく、ヴェルファイアの2月販売台数は3,242台で、前年同月比は68.1%と大きく落としている。アルファードも同様で、2,690台/90.1%となった。もちろん、工場停止の影響もあるので、オデッセイハイブリッドの影響であるか否かは3月の販売台数で判断できるだろう。
単月だけの数値だが、オデッセイハイブリッドの価格を下げたこと、アルファード/ヴェルファイアに用意されていない歩行者検知式自動ブレーキであるホンダセンシングのほぼ標準装備化は、ミニバン の絶対王者アルファード/ヴェルファイアの牙城を崩しかけているという印象が強い。あとは、こうした販売状況をどれだけ続けられるかどうかということ。ホンダにとって、数少ない収益率の高いモデルだけに、ホンダの営業戦略に注目だ!
■ハイブリッドモデルの投入で、オデッセイ人気復活か?

現行のホンダ オデッセイは、2013年11月に発売された。すでに、アコード ハイブリッドがデビューしていたこともあり、オデッセイにもハイブリッドモデルがすぐに登場するのでは? と、話題になる。ホンダも当初は、やや遅れて1年後位にオデッセイハイブリッドを投入するとしていたほどだ。
しかし、その後、フィットハイブリッド系の度重なるリコールが発生。この対策を急いだことにより、ホンダの新型車の多くが発売時期が先送りされた。オデッセイハイブリッドも、その影響を受け、発売時期はドンドンと遅くなり、デビューから2年以上が経過してからの登場となった。これだけ遅れたのであれば、もはや3年目のマイナーチェンジ時の投入でもよかったくらいだ。
ただ、もうこれ以上先送りできない事情もある。新型オデッセイは、発売直後は売れた。しかし、2014年4月に消費税が8%にアップされたことなどを受け、イッキに販売台数は激減していく。直近では、1千台/月レベルをなんとか維持している状態。この1千台/月というレベルは、デビューから10年以上が経過したエスティマレベル。人気のアルファード &ヴェルファイア は、6~7千台レベルで売れているので大きな差が付いているのだ。
また、新型ステップワゴンの販売も低迷中。そのため、国内ホンダにとって収益の高いモデルがほとんど売れていない状態が続いている。さすがに、これではマズイということもあり2~3月の繁忙期ギリギリに新型オデッセイハイブリッドを投入してきたのだ。



■アコードハイブリッドと同様のハイブリッドシステムだが、エンジンやモーターがパワーアップ!

まず、アコードハイブリッドに比べ、出力がアップされている。まず、アコードハイブリッドの2.0Lアトキンソンサイクルエンジンの出力は最高出力105kW/最大トルク165Nm。走行用モーターは、最高出力124kW/最大トルク307Nmとなっている。これに対して新型オデッセイハイブリッドは、同じ2.0Lエンジンながら107kW&175Nm。モーターは135kW&315Nmとわずかではあるがパワーアップしている。より大きく重いミニバンにあったパワフルなハイブリッドシステムといえる。パワーアップしたことにより、ライバルとなるトヨタ のアルファード&ヴェルファイア2.5Lハイブリッド車にも負けない力強さアピールする。
新開発されたモーターは、巻線方式と構造を刷新することで、従来型に比べて約23%の小型軽量化を図りながら、高トルク・高出力化を実現した。パワーアップを図りながら、新型オデッセイハイブリッドの燃費は26.0㎞/Lを達成。クラストップレベルの低燃費性能を誇る。アルファード&ヴェルファイアが19.4㎞/Lなので、大きく差を付けた。
また、ハイブリッド車にとって重要なバッテリーは、1列目シート下に収納した。室内スペースを犠牲にすることなく、低燃費&パワフルなミニバンとして使える。




■歩行者検知式自動ブレーキ関連の安全装備ホンダ センシングが、一部グレードを除き標準装備化されたのは高評価!

安全装備面では、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進安全装備であるホンダセンシングが、最も安価なオトリグレードを除き全車に標準装備。サイドエアバッグやカーテンエアバッグも標準装備化されており、一定水準以上のレベルとなっているのは高く評価できる。
新型ホンダ オデッセイハイブリッドの価格は3,560,000円から。2.4Lガソリン車のエントリグレードと比べると、80万円高い計算になる。ただし、オデッセイハイブリッドのエントリグレードは、2.4Lのエントリグレードと比べると、オトリグレード比較とはいえ装備は格段にハイブリッドモデルが良い。上級グレード比較での価格差は55万円といったところ。ざっくり、この55万円分がハイブリッド代金ということになる。
新型オデッセイハイブリッドの選び方。やはり、人気の中心はアブソルート。リセールバリューを考えると、やはりアブソルートを選んだ方が無難。7人乗りか8人乗りかという選択は、使い方次第といったところだが、最近では2列目がキャプテンシートとなり豪華さが際立つことから7人乗りが人気だ。安全装備面では、ホンダセンシングも標準装備されているので、どのグレードでも大きな差はない。
悩みどころは、アドバンスドパッケージにするかEXパッケージにするかという選択だ。アドバンスパッケージは、ナビとETCが標準装備。EXパッケージはオプションだが、後側方の接近車両に対して警報を発してくれるブラインドスポットインフォメーションが標準装備されている。大きなボディのクルマなので、安全性を考えると欲しい装備。EXパッケージにしか装備されない。さらに、EXパッケージ車しか選べない100V/1500WのAC電源も標準装備されている。非常時やアウトドアなどでは、家電が使えるなど便利な機能だ。こうなると、400万円という金額になるのだが、ナビとETCなどを装備すると420万円オーバーは確実となる。



■ホンダ オデッセイハイブリッド価格
・HYBRID 7人乗り 3,646,400円/8人乗り 3,560,000円
・HYBRID Advancedパッケージ 7人乗り 4,026,400円/8人乗り 3,940,000円
・HYBRID EXパッケージ 7人乗り 3,990,000円
■オデッセイ ハイブリッド アブソルート価格
・HYBRID ABSOLUTE Honda SENSING 7人乗り 3,866,400円/8人乗り 3,780,000円
・HYBRID ABSOLUTE Honda SENSING Advancedパッケージ 7人乗り 4,056,400円/8人乗り 3,970,000円
・HYBRID ABSOLUTE Honda SENSING EXパッケージ 7人乗り 4,000,000円
■ホンダ オデッセイハイブリッド動画集
ホンダ オデッセイハイブリッド解説動画
新型ホンダ オデッセイCM動画
新型ホンダ オデッセイハイブリッドの発売は2月上旬!燃費は26.0㎞/Lとライバルを圧倒!!
新型ホンダ オデッセイハイブリッドには、アコードハイブリッドのシステムをベースとした「スポーツ ハイブリッド(SPORT HYBRID)i-MMD」が搭載される。このハイブリッドシステムのシステム出力は199ps。ホンダは、このアコード用ハイブリッドシステムを新型オデッセイハイブリッド用にチューニングし進化させたとみられている。大型ミニバン用に、ややパワーアップして搭載される可能性が高い。ライバルとなるアルファード/ヴェルファイアハイブリッドのシステム出力が197psなので、新型オデッセイハイブリッドと比較すると現時点でもわずかだが2.5Lガソリンエンジンを搭載したアルファード/ヴェルファイアハイブリッドを上回っている。このハイブリッドシステムは、ホンダで初めてIPU(バッテリーと制御装置を一体化したユニット)を1列目シート下に配置することで、広々とした室内空間を確保した。
そして、新型オデッセイハイブリッドの燃費はクラストップの26.0㎞/Lとなる予定だ。アルファード/ヴェルファイアハイブリッドが19.4㎞/Lなので、比較すると大幅に新型オデッセイハイブリッドが勝っていることが分かる。
また、新型オデッセイ ハイブリッドにはホンダの自動ブレーキ関連の安全装備ホンダ センシングが搭載される。ホンダ センシングは単眼カメラとミリ波レーダーを組み合わせたもので、歩行者検知式。多くの死亡事故の原因となる歩行者との接触事故減少にも効果があるシステムで高く評価できる安全装備だ。



新型ホンダ オデッセイの価格は370万円前後!?
アルファード/ヴェルファイアハイブリッドが、400万円を超える価格となり、あまりに高価になったことにより、ハイブリッド車比率は下がり、売れ筋グレードは2.5Lのガソリンとなっている。ホンダもこうした結果を知っているので、あまり高価な価格設定はできないだろう。となると、やはり新型オデッセイハイブリッドの価格は370万円前後ということになりそうだ。
ハイブリッド車の投入で、ガソリン車のオデッセイが大幅値引き決定!?
しかし、この手法は諸刃の剣となる可能性が高い。ガソリン車のオデッセイの購入を考えている顧客は、当然、新型オデッセイハイブリッドの価格や詳細情報が出てから判断するようになる可能性が高く、ガソリン車の販売が一時停滞する可能性があるからだ。
さらに、2~3月は新型オデッセイハイブリッドを予約した顧客の正式受注から登録が始まる。販売店側からすれば、販売台数の見込みがたちやすいので、基本的によいのだが、2~3月はそうはいかない。年度末に向け、1台でも多く登録しなくてはならないからだ。そうなると、ややダブついているガソリン車のオデッセイを販売しなくてはならない。ハイブリッド車を望む顧客にも、ガソリン車を勧める可能性が高いのだ。
ある意味、ガソリン車のオデッセイを狙っているのなら、このタイミングは大チャンス。あえて、新型オデッセイハイブリッドで最初は商談。価格や納期に対して、不満をぶつけてみよう。そうなると、2~3月に1台でも多く登録したい営業マンは「ガソリン車のオデッセイなら、値引きできます。お客様のお望みの納期も可能」などと言ってくるだろう。同時に、強力なライバルとなるアルファード/ヴェルファイアの見積もりも取っておけば、ガソリン車のオデッセイは大幅値引きが期待できる。
新型オデッセイハイブリッドの値引きは、ほぼゼロに近いがガソリン車はとにかく大幅値引きが可能になりそうだ。

2015年11月更新。東京モーターショーで姿を現した新型ホンダ オデッセイハイブリッドの発売は2016年2月!?

さて、この新型ホンダ オデッセイハイブリッドの発売時期だが、どうやら2016年2月頃という見方が強まって来た。オデッセイガソリン車の販売台数は、非常に苦戦。直近では、月1,000台強という数字で、当初の販売台数を大幅に下回っている。さすがに、この販売台数では大幅なテコ入れが必要という状況になっている。そのテコ入れの目玉ともいえるのが、新型オデッセイハイブリッドというこになるのだ。
クルマが年間で一番売れる時期が2~3月。各社決算と重なるため、強烈な販売合戦が繰り広げられる時期。その始まりともいえる2016年2月に新型ホンダ オデッセイを発売し、話題づくりも含め少しでも販売台数の上乗せをしたい考えのようだ。
アコードハイブリッドのハイブリッドシステムをさらに進化。燃費やシステム出力をアップ! 注目のハイブリッドミニバンとなること確実!?
このハイブリッドシステムは、当社からアコード ハイブリッド用の流用とされてきたが、どうやら少々待たされたこともあり、この新型オデッセイハイブリッド専用ともいえるくらいバージョンアップされているという。と、いうのも1.8トンクラスの車重をもつオデッセイには、単純にアコードハイブリッド用のハイブリッドシステムでは、余裕があるとは言いにくい状態。そこで、ホンダはアコードハイブリッド用をさらに進化させ、システム出力をややアップさせ新型オデッセイハイブリッドに搭載するという。アコードハイブリッドのシステム出力が199psなので、これをどれだけ新型オデッセイハイブリッドが上回るのかも注目だ。
ライバルと比較すると、トヨタ アルファード /ヴェルファイア ハイブリッドのシステム出力は、2.5Lエンジンを使い197psなので、新型オデッセイハイブリッドは確実にシステム出力で上回ることになる。
また、当初からカタイと言われ続けた足回りのセッティングも変更されるという。より、快適な乗り心地に変更される予定だという。
新型オデッセイハイブリッドの燃費は20.0~23.0㎞/L程度と予想
新型オデッセイハイブリッドの燃費は、20.0㎞/Lは確実とみられている。さすがに、25.0㎞/Lは超えないだろう。そうなると、20.0~23.0㎞/Lという燃費がひとつの目安となりそうだ。アルファード/ヴェルファイアハイブリッドの燃費が19.4㎞/Lなので、これは超えることは確実だろう。
そして新型ホンダ オデッセイハイブリッドの価格。どうやら、当初の予想通り400万円を切ることは確実のようだ。その理由のひとつは、アルファード/ヴェルファイアハイブリッドの価格にある。アルファード/ヴェルファイアハイブリッドの価格は約411万円からと高価な設定。そのため、発売から1ヶ月後の受注状況では、ハイブリッド車の比率が低い。ハイブリッド車は、全体の約26%に止まっている状況。ホンダもこの状況は知っている。そうなると、400万円を超える価格帯では発売できないと判断したようだ。
では、どれくらいの価格になるのだろうか。ガソリン車に比べ、ハイブリッド車は40~50万円程度アップが相場と考えると、新型オデッセイハイブリッドの価格は370~380万円ということになる。これだと400万円を余裕をもって切っているので、かなり現実味のある価格帯。アルファード/ヴェルファイアハイブリッドの価格よりも30~40万円程度安いので買い得感もある。現在、非常に苦しい販売台数であることを考えれば、もっと安い価格設定となることも予想できる。
2016年2月に発売されるのでは? と、言われている新型ホンダ オデッセイハイブリッド。購入を考えているのなら、12月くらいからホンダのディーラーに行き情報収集するといいだろう。
2015年8月更新。待ちに待って、待ち疲れた? 待望の新型ホンダ オデッセイが東京モーターショーで公開?
燃費や価格も不明だが、仮にアコードハイブリッド用が搭載されるとなると、新型オデッセイハイブリッドの排気量は2.0Lでシステム出力は 146kW(199ps)前後となる可能性が高い。アコードハイブリッドの燃費が30.0㎞/Lであるとすると、やや重く空気抵抗も大きい新型オデッセイハイブリッドの燃費は、24.0㎞/L前後になるのではないだろうか? 同じ2.0Lハイブリッド車のノア/ヴォクシーハイブリッドの燃費が23.8㎞/Lなので、ちょうどその付近が新型オデッセイハイブリッドの燃費値と予想した。
そして、新型オデッセイハイブリッドの価格を予想。ハイブリッド車とガソリン車の価格差の相場は、おおよそ40万円前後。現在、オデッセイ アブソルートの価格が約332万円。40万円アップということになると、価格は370~380万円ということになる。
国内販売で苦戦しているホンダにとって、新型オデッセイハイブリッドはホンダに追い風となるモデルとなる可能性は極めて高い。トヨタのアルファード/ヴェルファイアは絶好調だが、ハイブリッド車の価格が高すぎたため、全体の約25%しかハイブリッド車が売れていない。新型オデッセイハイブリッドも価格設定を間違えなければ、確実に売れるクルマだろう。
2014年7月更新。フィットのリコールが影響? 新型オデッセイ ハイブリッド発売延期? 2015年以降か?
その原因は、新型フィットだ。フィットは、デビュー直後からリコールが相次いだ。なんと短期間で3度のリコールを起こし、ホンダの信用を失いかけるような大きな問題へと発展している。
ホンダもフィットのリコール問題に関しては、かなり危機感を抱いており、春に発売予定だったフィットセダンである新型シティの発売も一時見送りとなった。新型シティの場合は、ベースがフィットなので、そういった判断は当然だろう。
しかし、ホンダは今後発売が予定されているモデルすべてに、再びリコールが出ないように再点検を行っているようだ。これにより、2014年に登場予定のモデルは、発売時期がすべて白紙に戻されているようで、オデッセイハイブリッドもその対象になっているようだ。新型のステップワゴンも同様だ。
そのため、多くのモデルが2014年末から、2015年にかけて発売が集中するとみられている。その中に、オデッセイハイブリッドが含まれているかは未定だが、当初の発売時期からみれば2015年以降といのが妥当なところだろうか。
新型ホンダ オデッセイ試乗評価
これまでオデッセイが特徴としてきたふたつの特徴を変更したのは、乗用価値とユーティリティー価値の向上をテーマに、快適な室内空間を作るためと乗降性を良くするためだ。
従来の低全高のボディは、重心高が低くなってコーナーでの安定した走りなど、操縦安定性の良さにつながるものだ。だから、全高を高くするといってもほかの多くのミニバンのように、やたらと高い全高にしたわけではない。
新型オデッセイは、ホンダ が得意とする超低床プラットホームをベースに、全高を150mm高くして室内空間を拡大させる形をとっている。これによって十分な室内高を確保しながらも、高すぎることのない1700mmの全高に抑えている。
<続きは>
■ホンダ オデッセイ試乗評価 並みのミニバンとは違う走行性能! そして、オデッセイハイブリッドの存在は?ホンダ オデッセイ試乗評価
2013年11月発売の新型ホンダ オデッセイは両側スライドドア! エスティマサイズとなりフルモデルチェンジ!

ホンダは、2013年11月1日に発売予定の新型ホンダ オデッセイをティザーサイト上で公開した。
5代目となる新型ホンダ オデッセイは、画像を見ての通り、大きく変貌を遂げた。少し複雑なのだが、新型オデッセイは基本的にエリシオンのクラスになっている。オデッセイという名前は残るものの、乗用車的なロールーフミニバン というジャンルからは撤退ということになった。それに伴い、エリシオンというクルマは姿を消すことになる。
<超低床プラットフォームで、ライバルを超えた室内空間、走行性能を実現した新型オデッセイ>
そして、5代目となった新型ホンダ オデッセイは、立派な両側スライドドアをもつミニバンとなってデビューする。新型ホンダ オデッセイのボディサイズは、全長4,830×全幅1,800×全高1,695mm。スポーティなスタイルのアブソルートは、全長4,830×全幅1,820×全高1,685mmとなっている。このサイズは、トヨタ エスティマ の全長4,815×全幅1,820×全高1,745mmと近い。サイズでいえば、新型オデッセイの車高が若干低いくらいで、サイズベースではライバルはエスティマということになる。
おもしろいのは、室内寸法。新型オデッセイの室内寸法は、室内長2,935×室内幅1,625×室内高1,325mmとなっていて、対するエスティマは室内長3,010×室内幅1,580×室内高1,255mmとなっていてる。室内長を除き、新型オデッセイの広さが分かる。ひとクラス上となる、アルファード/ヴェルファイア に近いサイズとなった。ポイントは室内高だ。車高が高いエスティマの方が広くて当たり前なのだが、車高が低い新型オデッセイのほうが室内高が高いのだ。
<新型オデッセイハイブリッドの存在は? 燃費は20.0㎞/L超?>
そして、注目はパワーユニットだ。搭載されるのは、2.4Lガソリンエンジンのみ。しかし、排気量は同じでも、出力&燃費が違う2タイプのエンジンが用意されている。直噴エンジンと通常のポート噴射エンジンとなる。直噴エンジンは、スポーティ仕様のアブソルートに搭載され、190ps&237Nmという出力と14.0㎞/Lの燃費となる。先代のエリシオンに搭載されていた2.4Lエンジンは、160ps&218Nmで燃費は9.9㎞/Lなので、出力で19%トルクで9%、燃費で41%も上回っていることになる。
通常のポート噴射エンジンは、175ps&225Nmで燃費は13.8㎞/L。このエンジンでも大幅に進化しており、エリシオン比で出力が9%、トルクが9%、燃費39%もアップしている。
新型ホンダ オデッセイでは、この2つのエンジンを通常モデルのオデッセイにはポート噴射エンジン、スポーティなアブソルートには直噴エンジンと使い分けグレード展開している。つまり、ボディタイプを選ぶと、エンジンの種類も自動的に決まってくるのだ。
未だアイドリングストップ機能さえも付かないトヨタ エスティマ 2.4Lの燃費が11.6㎞/Lなので、燃費性能では、新型オデッセイがエスティマをより大幅に勝っている。
しかし、ホンダに期待したいのは、ガソリンエンジンだけではない。エスティマハイブリッド の燃費18.0㎞/Lを超えるはずとなる新型ホンダ オデッセイハイブリッドの存在と、その燃費だ。今ところ、ホンダの販社関連からは、最初はガソリン車のみという回答を得たが、アコードハイブリッド と同じ2モーター式スポーツ ハイブリッドi-MMDを搭載した新型オデッセイハイブリッドの存在も十分にあり得る話だ。当然、近いうちに登場するとはいえ、新型オデッセイハイブリッドの登場が数か月後なのか、それとも数年先なのかは今のところ不明だ。
<新型オデッセイハイブリッドの選び方。アブソルートとが装備、燃費、価格ともバランスが取れていておすすめだ>
アブソルートは、よりアグレッシブなスタイリングになっている。スタイリングが大きな違いだが、パワーユニットは直噴エンジンとなっていることから、パワー&トルクに勝り燃費もよい。しかし、その分価格もアップしている。新型オデッセイ アブソルートの価格は2,950,000円~。Gと比べると26万円高価ということになる。ただ、LEDヘッドライト、17インチアルミホイールなどが装備され、さらに10mmローダウンした強化タイプのスプリングやコンプライアンスブッシュ、EPSやダンパー減衰特性も専用セッティングなどを含め、シッカリとしたフィーリングを求めるなら価値ある価格アップともいえる。また、アブソルートの方が吸防音材を多く使っていることから、静粛性が高い。
また、短期で乗り換えることを前提とするなら、アブソルートのほうがリセールバリューが高いと予想できる。そのため、この価格差はそれほどなくなる可能性が高い。総合的にみると、満足度を含めアブソルートがおすすめとなる。
新型ホンダ オデッセイハイブリッドの発売時期は1年後とみられている。
■新型ホンダ オデッセイの詳細レポート
■ホンダ オデッセイ新車情報・購入ガイド エリシオン改めオデッセイでフルモデルチェンジ! 新型オデッセイは両側スライドドアを搭載し、新開発2.4L直噴エンジンを搭載! 注目の新型オデッセイ ハイブリッドの存在は?価格は?発売時期は?
■新型ホンダ オデッセイ公式ティザーサイト
■ホンダ オデッセイ新車情報・購入ガイド
11月1日発売予定の新型オデッセイは両側スライドドア! ライバルはエスティマ。注目の新型オデッセイ ハイブリッドのの存在は?
■新型ホンダ オデッセイ価格
B FF 8名 2,490,000円
4WD 8名 2,740,000円
G FF 7名 2,819,000円
FF 8名 2,690,000円
4WD 8名 2,940,000円
G・EX FF 7名 3,360,000円
4WD 8名 3,505,000円
■新型ホンダ オデッセイ アブソルート価格
ABSOLUTE FF 7名 3,154,000円
FF 8名 2,950,000円
4WD 8名 3,275,000円
ABSOLUTE・EX FF 7名 3,585,000円
4WD 8名 3,730,000円













新型ホンダ オデッセイ価格、燃費、スペックなど
代表グレード | ホンダ オデッセイ アブソルート(7人乗り) |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4.830×1.820×1.685mm |
ホイールベース[mm] | 2.900mm |
トレッド前/後[mm] | 1.560/1.560mm |
車両重量[kg] | 1,810 |
総排気量[cc] | 2.356cc |
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] | 140[190]/6,400 |
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 237[24.2]/4,000 |
ミッション | CVT |
タイヤサイズ | 215/55R17 |
JC08モード燃費 | 13.6km/L |
定員[人] | 7人 |
税込価格[円] | 3,154,000円 |
発表日 | 2013年10月31日 |
レポート | 編集部 |
写真 | ホンダ |
■新型ホンダ オデッセイ価格
B FF 8名 2,490,000円
4WD 8名 2,740,000円
G FF 7名 2,819,000円
FF 8名 2,690,000円
4WD 8名 2,940,000円
G・EX FF 7名 3,360,000円
4WD 8名 3,505,000円
■新型ホンダ オデッセイ アブソルート価格
ABSOLUTE FF 7名 3,154,000円
FF 8名 2,950,000円
4WD 8名 3,275,000円
ABSOLUTE・EX FF 7名 3,585,000円
4WD 8名 3,730,000円

5月2日更新 中国でミニバンブームを生み出せるか、注目のモデル。ベースは、国内投入予定の新型ホンダ オデッセイ? ハイブリッドの存在は?

ホンダ コンセプトM(Concept M)は、中国をメイン市場として開発したMPV(Multi Purpose Vehicle)セグメントのコンセプトカー。セダン中心の中国マーケットにおいて、ミニバンというジャンルがヒットするかどうかというのは、まだまだ不透明な部分が多い。ミニバンタイプのボディは、中国では商用車のように見られている傾向が強いからだ。
しかし、今後の中国では、ニーズが多様化しており、セダン一辺倒の傾向から徐々に他のジャンルも増えてくるとみられている。とくに、ホンダは日本において初代オデッセイが爆発的なブームを起こし、ミニバンブームの火付け役となったことを踏まえ、中国でもミニバンマーケットを創りだそうという狙いもあるだろう。
また、技術的な部分では、2013年に日本のオデッセイとエリシオンが統合されフルモデルチェンジする。車名は、ホンダミニバンのパイオニア的存在であるオデッセイの名前を残し、エリシオンは無くなる予定だ。
このタイミングで考えられるのは、国内に2013年登場予定の新型ミニバンと同じプラットフォームを採用して生産されることが予想できる。このホンダ コンセプトM(Concept M)は、本田技術研究所 四輪R&Dセンターでデザインされているということからも、そんな推測ができる。つまり、新型ホンダ オデッセイは、このホンダ コンセプトM(Concept M)と似たデザインとなるのだろうか。
さて、ホンダ コンセプトM(Concept M)は、乗用車としての価値を持ちながら、ホンダのパッケージ技術を活用した快適で広い室内空間と、運転する楽しさを両立させた新しい価値を提供するモデル。
国内に2013年に登場する新型オデッセイになるのなら、この広い室内と運転する楽しさを両立するというコンセプトは、新型ホンダ オデッセイにも受け継がれるはずだ。ホンダは多くのミニバンを低床フロアで開発し、セダンに近い乗り味と広大なスペースを作り出してきた。これは、初代オデッセイがヒットした理由でもある。フルモデルチェンジする新型オデッセイのコンセプトも、きっと同じだろう。当然、エリシオンと統合し、そのサイズになるのであれば、両側スライドドアにもなるだろう。このコンセプトMの画像からもわかる。
そして、最も期待のされるのは、新型ホンダ オデッセイハイブリッドの存在だ。プラットフォームをアコードベースとしてきたオデッセイの経緯からすると、当然、新型オデッセイハイブリッドは十分に考えられる。2013年秋に登場する新型ホンダ オデッセイには、ハイブリッドが搭載されるのか否か、そして価格はどうなるのか? 期待したい。

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