シトロエンDS3カブリオ(CABRIO)新車情報・購入ガイド オシャレで爽快、さらにスポーティといいとこ取りのオーブンモデル [CORISM]
ルーフフレームを残してソフトトップを装備したカブリオレは、わずか20kg増!
シトロエンDS3は、DSラインデビュー作となるモデル。DSラインのモデルは、「HERITAGE=伝統」「RAFFINEMENT=洗練」、「CONCEPTION AUDACIEUSE=大胆なコンセプト」「HYPNOTIQUE=幻惑」の4つのキーワードで表される独自のコンセプトによって、個性的なスタイリングや感性に訴えるインテリア、そしてハイレベルなドライビングフィールを具現化している。
そんな個性派シトロエンDS3をカブリオレとしたのが、シトロエンDS3カブリオだ。このシトロエンDS3カブリオは、C3やDS3と同じじPSAのプラットフォーム1を採用。電動ソフトトップを装備し爽快で開放的なドライブを楽しめるスペシャリティモデル。クラス初の5シーターというのも特徴で、大人5人が乗車したまま
オープンルーフの爽快感を楽しめるというのもユニーク。
シトロエンDS3カブリオレの電動ソフトトップは、個性的な開閉をする。Cピラーも残り、ソフトトップはCピラーに沿って下方へ下がっていく。これは、ダイナミックな走りの楽しさを損なわないために、高い剛性を保つルーフサイドフレームを採用したことによるものだ。ルーフフレームが残るので、完全にフルオープンとはいかないものの、これはこれで個性的なカブリオレといえる。
このルーフフレームがあることもあり、シトロエンDS3カブリオの電動ソフトトップは、時速120km(本国テスト走行データ)でも開閉操作が可能。高速走行中でも、気分の向くままオープンの快適さをいつでも楽しめる。ソフトトップの開閉は、約16秒となっている。
シトロエンDS3カブリオは、ルーフのサイドを残すキャンバストップの構造を採用することで、DS3に比べ車重をわずかプラス20kgに抑えている。車重は1,210kgと、かなり軽量。一般的なオープンモデルは、100kg前後の増加が普通。これだけ重くなると、走りの軽快感も失われるし燃費も当然悪化する。もちろん、フルオープンモデルのほうが爽快感は高いというメリットもあるので、どちらかが正しいというものではない。そういう意味では、シトロエンDS3カブリオは、走りと爽快感のバランスを取ったということになるのだろう。
搭載エンジンは、1.6Lターボエンジンで156ps&240Nmを発揮。ミッションは、6MTのみ。ミッションが6MTのみというのがシトロエンの弱点でもある。日本においては、やはりATが主流。このシトロエンDS3カブリオの爽快さを楽しめる人は限られてしまうのが残念でもある。
デザインにこだわるシトロエンだけに、ソフトトップも単に機能だけを追い求めたものではなく、なかなかオシャレなものになっている。マテリアルは、世界中から集めフランスで縫製。デザインとカラーが特長的。DSモノグラムと呼ばれるソフトトップは、独自の模様が入ったデザイン。ベージュ系のカラーなので、ダーク系のボディカラーと組み合わせると、ハイコントラストになりより一層ソフトトップのデザインが強調される。
このソフトトップを開けた際には、最前部に設置されているディフレクターネットが立ち上がる。オープン時の気流を整え、巻き込みを防ぐとともに、振動や風切り音を低減する効果を発揮する。これは、意外と目立たない存在で、シトロエンDS3カブリオのスタイルを損なわないものだ。
シトロエンDS3カブリオは、オシャレで爽快、それでいてスポーティというクルマを楽しむことが好きな顧客に対して、ほぼすべての要素を積み込んだクルマともいえるだろう。シトロエンDS3カブリオ スポーツシックの価格は、311万円。通常のDS3スポーツシックの価格が270万円なので41万円のアップとなっている。
■シトロエンDS3カブリオ スポーツシック価格:311万円
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