アウディ・ジャパンは24日、プレミアムコンパクトスポーツカー「アウディTTクーペ」「アウディTTロードスター」「アウディTTSクーペ」を一部改良し、アウディ正規販売店を通じて販売を開始した。
　今回の一部改良では、TTクーペとTTロードスターに搭載される2リッター直4DOHC直噴ターボの「2.0TFSIエンジン」に新たに可変バルブリフト機構「AVS(アウディ バルブリフト システム)」を採用。最大出力を211ps(従来比+11ps)、最大トルクを35.7kg-m(従来比+7.1kgm)とそれぞれ大幅に向上させながら、燃費はFFモデルのTTクーペ 2.0 TFSIで12.0km/lから13.2km/lと10%改善した。また、TTロードスターの駆動方式を従来のFFから4WDの「クワトロ」に変更した。
　外観面では、TTクーペ/ロードスターでLEDポジションランプを標準装備とし、さらにシングルフレームグリルをハイグロスブラック仕様に、フロント/リアバンパーを新デザインに変更するなど、より力強さとエレガンスさを感じるデザインとした。このほかTTSクーペでは、水平ラインを強調した新デザインのシングルフレームを採用した。
　加えてボディカラーにスクーバブルーM、ウーロングレーM、ボルケーノレッドM、ダコタグレーMを追加した。
　内装面では、アルミ調リングやハイグロスブラックカラーを施したスイッチ類を採用。インテリアカラーに、チタニウムグレー、ヌガーブラウンを追加した。また、標準装備のカーナビシステムは、個々の車両から位置や速度情報などを収集するプローブ情報を利用し、より細やかな渋滞情報が取得できるほか、Googleマップ「ローカル検索」が利用可能な最新のSDナビ(ETC標準装備)を採用した。
　価格は460万円から693万円。